ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ
若き日のバフェットに学ぶ最強の投資哲学
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ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ
若き日のバフェットに学ぶ最強の投資哲学
書籍情報
- グレン・アーノルド 著/岩本正明 訳
- 定価:1980円(本体1800円+税10%)
- 発行年月:2018年03月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:356
- ISBN:978-4-478-10411-8
内容紹介
若きバフェットの成功・失敗事例から投資の基本の学ぶ。
11歳で115ドルから株式投資を始めた少年が、揺るがない投資哲学に到達するまで。
8兆円の資産を作った世界一の投資家のルーツがわかる。ヤング・バフェットの投資列伝
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目次
はじめに
第1部 投資家バフェットの足跡を追う
ウォーレン・バフェットの物語をはじめよう
若かりし頃と投資事業組合
バークシャー・ハサウェイの登場
実践的投資を追求するベンジャミン・グレアム学派
バフェットがグレアムから学んだその他の教訓
学習ポイント
第2部 ヤング・バフェットの22の投資
[第1の投資] シティ・サービス バフェット11歳。はじめての株
少年時代/最初に買った株/大学へ/株にハマる ── 投機家として
学習ポイント
[第2の投資] ガイコ 企業を分析するために週末に会社を訪問
ガイコの歴史/バフェットがドアを叩く ── 土曜日に!
学習ポイント
[第3と第4の投資] クリーブランド・ワーステッド・ミルズとガソリンスタンド 間違いを犯さない投資家はいない。バフェットの2つの失敗
投資/失敗1:クリーブランド・ワーステッド・ミルズ/正味流動資産価値投資/どうして株価がこれほど安くなるのか?/正味流動資産価値の高い企業の株価はなぜ上がるべきなのか?/失敗2:ガソリンスタンド/グレアムに投資アイデアを送る
学習ポイント
[第5の投資] ロックウッド・アンド・カンパニー 干し草の山の中から1本の針を探せ!
ロックウッド・アンド・カンパニー/バフェットの工夫/結果はどうなったのか?
学習ポイント
[第6の投資] サンボーン・マップス 会社を変革するため株式を大量取得
投資事業組合の報酬制度と運用成績/サンボーン・マップス/変革するには支配が必要だった
学習ポイント
[第7の投資] デンプスター・ミル チャーリー・マンガー登場
デンプスター・ミル/デンプスター・ミルの抱える問題/チャーリー・マンガー/デンプスターの再生/投資リターンを確定
学習ポイント
[第8の投資] アメリカン・エキスプレス 勝算が高いときは集中投資せよ
重点の変化/アメリカン・エキスプレス/転落/バフェットの市場調査/バフェットによる取得
学習ポイント
[第9の投資] ディズニー グレアムよりもフィッシャーやマンガー
バフェットがとった行動/バフェットのロジック
学習ポイント
[第10の投資] バークシャー・ハサウェイ 「とんでもなく愚かな」決断
バークシャー/1955年以降の凋落/バフェットの登場と「とんでもなく愚かな」決断/運命を左右する自社株買い/本社への訪問/チェイスは別の進路を考えていた/1人のボス、一人の社長。そして儲からないビジネス/最初の2年間
学習ポイント
[第11の投資] ナショナル・インデムニティ・インシュアランス バークシャー・ハサウェイの偉大な企業への第一歩
ジャック・リングウォルト/1967年のナショナル・インデムニティ/ナショナル・インデムニティの買収/1967年2月/バフェットが支配/絵に描いたような規律ある保険引き受け/バフェットはNICOの買収を「大失敗」と評価
学習ポイント
[第12の投資] ホクスチャイルド・コーン 定量的要素だけでは十分ではない
ホクスチャイルド・コーン/買収/あらためて優秀な人材の重要性/結果はどうなったか?
学習ポイント
[第13の投資] アソシエイテッド・コットン・ショップス 熱心なコストカッターは素晴らしい
アソシエイテッド・コットン・ショップスの事業/買収/買収の後
学習ポイント
[第14の投資] 人間関係への投資 お金を稼ぐことが一番ではない。人間関係が重要なのだ
いけいけの年/バフェットは普通のファンドマネジャーと違うのか?/1967年の困惑/バフェットが理解できないこと/ではどうするか?/短期間でのパフォーマンス評価は見当はずれ/定性的要素へ重点をシフト/BPLの仕事から距離を置く/個人的モチベーション/それでもバフェットは市場をアウトパフォームする/BPLの解散?/解決
学習ポイント
[第15の投資] イリノイ・ナショナル・バンク・アンド・トラスト 傑出した会社に適正価格で投資せよ
儲かっている小さな銀行/買収/イリノイ・ナショナル・バンクでの至福の経験/どのような形で保有したいか?/お気に入りを手放さなければならない時/最高額が必ずしもベストな選択ではない/分離
学習ポイント
[第16の投資] オマハ・サン・ニュースペーパーズ 投資で負けて、栄誉を得る
バフェットの態度/大衆によるゲーム/買収の機会/ピューリッツァー賞受賞/次第にきな臭くなる/スクープ
学習ポイント
[第17の投資] さらに多くの保険会社 バークシャー・ハサウェイが強力な持ち株会社に変ぼう
バークシャー・ハサウェイの変身/さらにいくつかの企業が傘下に加わる/資本の利用
学習ポイント
[第18の投資] バフェットの健全な投資 買えない時期には何をするべきか?
何も買うものがない/低コスト/バフェット、退職を決意/マーケットはもはや良い結果を生まない/個人的理由/代わりとなる資金の預け先をパートナーに推薦/大きな決断/バフェットは華々しく舞台を降りたかった/ビル・ラエインをファンドマネジャーとして推薦/投資家ビル・ラエイン/グレアム・ドッド村出身の投資家は同じ銘柄を保有する傾向にあるのか?/ビル・ラエインは小規模な資産運用しか経験がない/バフェットの投資事業組合が解散/2つの企業/パートナーへの信認義務は終わったのか?
学習ポイント
[第19の投資] ブルー・チップ・スタンプス 新たな巨額の運用資金を手に入れる
スタンプビジネス/バフェットによるブルー・チップ・スタンプスの資金の使い方の例
学習ポイント
[第20の投資] シーズ・キャンディーズ 天井知らずの価格支配力
日々の日課/自分の会社に専念/次の2年間、バフェットは何をやるのだろう?/ミセス・シー/チャック・ハギンス/ブルー・チップ・スタンプスが関心を示す/買収/買収後/フランチャイズ/店舗数拡大の試み/価格を決める話し合い/価格支配力の例/バフェットが考える良い企業とは?/バフェットのロジック/シーズ・キャンディーズから見るのれん/いかにしてシーズは高い利益率を実現したのか?
学習ポイント
[第21の投資] ワシントン・ポスト 新たな投資哲学、ここに極まる
ニフティー・フィフティー/根拠なき熱狂の期間、バフェットは無為に過ごしたわけではない/バットを振らなくてもいい/ワシントン・ポスト/取得前/ワシントン・ポストに対するバフェットの評価/1972年のワシントン・ポスト/ニューズ・ウィーク/放送事業/新たな投資哲学、ここに極まる/バフェットは愚かなほど楽観的だったのか?/取引/バフェットがキャサリン・グラハムを味方につける/株式取得後に何が起きたのか?/絹の財布を手放さない/ワシントン・ポストがもたらした利益/バフェットの経営テーマ/自社株買い/買収とベンチャー企業/なくてはならない企業/ドナルド・グラハム、第二のキーパーソン/フランチャイズの価値を失う/残った事業は何か?/バフェットが動く
学習ポイント
[第22の投資] ウェスコ・ファイナンシャル 社内の資源を賢く活用 ミニ・バークシャーへの変ぼう
事業内容/バフェットとマンガーが興味を持つ/不利な提案/バフェットがウェスコ・ファイナンシャルを買収/バフェットとマンガーが行動を起こす/ウェスコでの初期の悪戦苦闘/無情な展開/貯蓄貸付事業での災難/変革が始まる/非常に大きな置き土産/ウェスコの保険事業/ウェスコの役回り/ミニコングロマリット/KBSの事業/CORTビジネス・サービシーズ/結果が出るのはずいぶん先/35年を経て完全子会社化
学習ポイント
統合 すべての企業をバークシャー・ハサウェイに
複雑な保ち合い関係/当局が関心を示す/自分たちの行為を正当化する/バフェットによる大統合/合併/キャリアを振り返る
おわりに
巻末付録
原注
著者
グレン・アーノルド(Glen Arnold)
イギリスの投資家、実業家、著述家。サルフォード大学経済学部元教授(投資・金融学)。50代の半ばで退職した後は、個人資産管理会社のアーノルド・インベスト・ファンドを営む。2004年にフィナンシャルタイムズから“Financial Times Guide to Investing”を刊行、イギリスの投資関連書でトップの売上部数を記録。以降も、投資・金融・著名な投資家に関する書籍の出版多数。日本での翻訳に、『億万長者の黄金律 名トレーダーから学ぶ投資の教訓』(朝日新聞出版)がある。
訳者
岩本正明(いわもと・まさあき)
1979年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、時事通信社に入社。経済部を経て、ニューヨーク州立大学大学院で経済学修士取得。通信社ブルームバーグに転じたのち、独立。訳書に『金融危機はまた起こる 歴史に学ぶ資本主義』ジョン・プレンダー著、『移民の政治経済学』ジョージ・ボージャス著(ともに白水社)がある。
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