100万人が信頼した脳科学者の 絶対に賢い子になる子育てバイブル
100万人が信頼した脳科学者の 絶対に賢い子になる子育てバイブル
書籍情報
- ジョン・メディナ 著/栗木さつき 訳
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2020年01月
- 判型/造本:46並
- 頁数:404
- ISBN:9784478104040
内容紹介
全世界でシリーズ累計100万部超!
新米ママパパたちの「これ、本当?」をすべて解決!
最新科学で証明された「子どもの脳にいいこと悪いこと」をお伝えします。
「正しい子育て」とは「正しく脳を発達させること」です。
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目次
はじめに ── みんなが知りたい「子どもの脳にいいこと悪いこと」に答えます
●Part1 赤ちゃんを迎える前に知っておきたいこと
第1章 妊娠期に親が最初にできること
世間の「子育て論」は俗説だらけ
まずは「刺激しない」こと
赤ちゃんの脳の発達に効果がある知育商品はひとつもない
小さな細胞が脳になるまで
妊娠初期は積極的に「葉酸を摂取」
人間の脳はまさに奇跡
脳は20代まで発達を続ける
赤ちゃんは、いつ親の声を聞き、においを嗅げるようになるのか
妊娠後期の赤ちゃんは外からの刺激を覚えている
触覚 ── 妊娠12週目には感知できるようになる
視覚 ── 出生後も発達する
聴覚 ── 妊娠中期には母親の声を聞きとれるようになる
嗅覚 ── 妊娠6か月以降に嗅いだにおいを好む
平衡感覚 ── 妊娠8か月で特定の反射を示す
味覚 ── 妊娠後期の赤ちゃんは母親の食事を一緒に味わっている
なにごとも塩梅がたいせつ
ゴルディロックスの原理 ── 多すぎても少なすぎてもダメ
赤ちゃんの脳の発達をうながすことが証明されている4つのもの
①体重 ── ちょうどいい塩梅に増やす
②栄養 ── 適切なものを食べる
③ストレス ── 過度のストレスを避ける
④運動 ── 適度に身体を動かすのが最良の方法
健康な妊婦はあまりいきまずにすむ
運動はストレスをやわらげる
激しすぎる運動は赤ちゃんをオーバーヒートさせる
ささやかな努力を積み重ねよう
第2章 最高の環境は夫婦の共感から生まれる
子どもが夫婦にもたらすもの
子どもができると、大半の夫婦関係が悪化する
夫婦関係の悪化を食いとめるには「準備」が必要
赤ちゃんはなによりも「安全」を求めている
生後すぐの赤ちゃんでも行動を真似る
安心感を育む時期は限られている
夫婦ゲンカが子どもに及ぼす影響
感情をコントロールするのはむずかしい
子どもの目の前で仲直りする
夫婦ゲンカの四大原因
①睡眠不足
②社会的孤立
③仕事量の不平等
④抑うつ状態
子育てにともなうのは苦労だけじゃない
夫婦関係を守るには
あなたにとって当然なことは、あなただけに当然なこと
共感を示すと子どもの神経系は発達する
共感とはなにか
反射的に共感を示す ── 2つの簡単なステップ
ちょっとした工夫が夫婦仲の悪化を食いとめる
●Part2 絶対に賢く幸せな子になる子育て
第3章 生まれつき賢い子の資質とはなにか
最年少大統領になった「病弱な子」
賢い脳はどんなふうに見えるのか
天才の脳はごく平均的なものだった
「賢くなる遺伝子」は見つかっていない
「IQ」至上主義の危険
脳の力をひとつの数値を根拠に決めつけてはいけない
「賢い」って、本当はどういうこと?
母さんのビーフシチュー ── 知能の5つの材料
①探求心
②自制心
③創造性
④言語を使うバーバル・コミュニケーション
⑤言語を使わないノンバーバル・コミュニケーション
赤ちゃんに必要なのは「顔をあわせて」コミュニケーションをはかる時間
非言語のシグナルを読みとれる子どもは成功する
IQテストでは測れない成功する力
第4章 賢く育てる環境のつくり方
「賢さ」は環境で育まれる
脳の本業は学習ではない
育児には「安全な環境」がなにより必要
脳の発達をうながす4種類の活性剤
①なるべく1年間は母乳で育てる
②赤ちゃんにたくさん話しかけよう
③遊びバンザイ!
④IQではなく、子どもの努力を褒める
「頭がいい」と褒めつづけると努力をしなくなる
「よくがんばったね」と声をかける
テレビ、ゲーム、インターネットについてはまだよくわかっていない
子どもは親を真似る ── 見せる内容は慎重に選ぶ
2歳まではテレビを見せない
テレビは敵意をもたせ、集中力をそぐ
赤ちゃん向けの番組は役に立たない
5歳以降の影響
ゲーム ── 座りっぱなしはダメ
脳は運動が大好き
デジタルがはばむ「人間関係」
「おたくの赤ちゃんより、うちの子のほうがすごい」
脳が発達するスピードは人それぞれ
第5章 幸せな子がもつ才能
子どもの幸福感を左右する「気質」
幸せってなんだろう?
たいせつなのはよい「人間関係」
わが子が友だちをつくる手助けをする方法
感情をコントロールできる人が幸せになる
「感情」とは?
感情にタグをつける ── 脳に貼る付箋
赤ちゃんがあんなに泣くワケ ── あなたに「タグ」をつけてもらいたいから
子どもはとまどいながら喜怒哀楽を学ぶ
脳のどこで感情は生じるのか
感情はどのように引き起こされるか
共感 ── 人間関係の接着剤
ミラーニューロン ── 他者の経験を感じる
「共感力」には個人差がある
幸福や悲しみを感じやすくする遺伝子がある
だれもが「幸せを感じる範囲」をもっている
気質は生まれつきのもの
高反応VS.低反応
あなたの赤ちゃんは心配性?
ひとつの遺伝子で気質が決まるわけではない
過酷な体験をした子どもが立派なおとなになる理由
レジリエンス(回復力)の3つの遺伝子
ストレス耐性は傾向であって、運命ではない
第6章 幸せに育てる親の接し方
子どもと絆を育む方法
子どもの話をよく聞くと「愛着」が生まれる
愛着が生まれるまでには何年もかかる
「弱気な親」では子育てはできない
幸せな子どもの定義
「どうすれば、そんな子どもを育てられるの?」
子どもの感情を育む6つの行動
①厳しいけれど、あたたかい子育てのスタイル
②自分の感情をなだめる
③子どもの感情の起伏を把握する
④子どもの感情を言葉であらわす
⑤子どもの感情に真正面から向きあう
⑥たっぷりと共感を示す
感情は伝染する
共感されると子どもは落ち着く
練習を重ねよう
●Part3 道徳心のある子を育てる
第7章 脳科学的に正しい「ルールとしつけ」
「道徳心」は育てることができる
「道徳心」の定義
赤ちゃんは道徳心をもって生まれてくる
「善悪を判断する感覚」をもたせるのが重要
2時間に1度ウソをつく4歳児
「心の理論」は時間をかけて発達する
道徳的推論能力が発達する3つの過程
他者の行動から学ぶ「観察学習」
5人の命を救うために1人を殺しますか?
感情を失うと、決断できなくなる
道徳心のある子どもを育てる3つの柱
①一貫した明確なルールと報酬
②すばやい懲罰
③しっかりと説明されたルール
すべての子どもに有効な方法はない
お尻を叩いてもいいの?
── 1か月間に2回以上、お尻を叩かれた3歳児は、5歳になったときに攻撃的になる確率が50%以上高い
子どもが好むしつけとは
おわりに
訳者あとがき
著者
ジョン・メディナ(John Medina)
分子発生生物学者として、人間の脳の発達や精神障害の遺伝学的研究を専門とし、研究コンサルタントとしてバイオテクノロジー産業や製薬産業でメンタルヘルスの研究に長年従事する。シアトルパシフィック大学脳応用問題研究所所長、また同大学の共同客員教授を務めるかたわら、ワシントン大学医学部生体工学科でも教鞭をとる。2004年には権威ある米国工学アカデミーの客員研究者に任命される。これまでにワシントン大学工学部の年間最優秀教授に1度、メリル・ダウ製薬会社から医師への生涯教育における年間最優秀教員に1度、生体工学科学生会から年間最優秀教授に2度選ばれている。また全米教育協議会のコンサルタントを務め、神経学と教育の関係について定期的に講演をしている。『Brain Rules』(邦訳『ブレイン・ルール』NHK出版)はニューヨーク・タイムズのベストセラーに選ばれ、世界シリーズ累計100万部を突破している。
訳者
栗木さつき(くりき・さつき)
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業。訳書に『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』『SINGLE TASK 1点集中術 ── 「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』(ともにダイヤモンド社)、『WHYから始めよ!』(日本経済新聞出版社)、『奇妙な死刑囚』(海と月社)などがある。
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