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神は、脳がつくった

200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源

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神は、脳がつくった

200万年の人類史と脳科学で解読する神と宗教の起源

書籍情報

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  • E.フラー・トリー 著/寺町 朋子 訳
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2018年09月
  • 判型/造本:46上製
  • 頁数:340
  • ISBN:978-4-478-10295-4

内容紹介

「神(宗教)はいつ、なぜ、どのようにして生まれたのか?」という問いに対し、精神医学の世界的権威の著者E.フラー・トリーが人類史や脳科学、考古学の実証的証拠を組み合わせて迫る衝撃の一大スペクタクル。頭蓋骨の化石、人工遺物、ヒトや霊長類の脳の解剖や脳画像、子どもの成長などから明らかになる神の起源。

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目次

はしがき

謝辞

序章 神々の住まい、脳

人間は神々を求めている
進化理論
人間の脳
根拠の性質
平行進化

第1部 神々の創造

第1章 ホモ・ハビリス ── より賢くなった自己

新皮質は哺乳類の脳の要となるイノベーションだった
初期のホミニンたち
ホモ・ハビリスの脳
知能と関係がある基本的な脳領域
なぜ脳は大型化したのか?

第2章 ホモ・エレクトス ── 自分がわかる自己

ホモ・ハビリスとホモ・エレクトス
自己認識
ホモ・エレクトスの脳
自己認識を担う神経細胞?

第3章 古代型ホモ・サピエンス(ネアンデルタール人) ── 思いやりのある自己

現生人類より大きかったネアンデルタール人の脳
心の理論
動物に心の理論はあるか?
心の理論が損なわれるとどうなるか
古代型ホモ・サピエンスの脳
心の理論と神々への信仰

第4章 初期ホモ・サピエンス ── 自分の心を見つめる自己

古代型ホモ・サピエンスと現生人類
最初のきらめき
自分の心を見つめる自己
内省的自己意識と言語
内省的自己意識と神々
初期ホモ・サピエンスの脳

第5章 現代ホモ・サピエンス ── 時間を意識する自己

骨角器インダストリー
副葬品を添えた意図的な埋葬
芸術の萌芽
将来の把握:自伝的記憶の進化
宗教思想の出現1:死の意味
宗教思想の出現2:夢の意味
ふたたび人間革命について
現代ホモ・サピエンスの脳

第2部 神々の出現

第6章 祖先たちと農業 ── 霊魂を信じる自己

狩猟採集から農耕へ
人間が初めて建てた神聖な場所
祖先崇拝
植物の栽培化と動物の家畜化
農業と平行進化
生者と死者
頭蓋骨崇拝
最初期の神々
初期農耕民の脳

第7章 政府と神々 ── 神を信じる自己

祖先たちの一部がだんだん神に祀り上げられた
メソポタミア:文書化された初めての神々
ほかの初期文明における神々
おもな宗教の誕生

第8章 神々の起源を説明するほかの理論

脳の進化理論
社会的役割に目を向けた理論
向社会的行動に目を向けた理論
心理学的側面や慰めの効果に目を向けた理論
パターン探索傾向に目を向けた理論
神経学的側面に目を向けた理論
遺伝的側面に目を向けた理論
神々は進化の産物か、それとも副産物か?






著者

E.フラー・トリー(E.Fuller Torrey)
多くの精神医学の研究プロジェクトをリードする第一人者で医師。マギル大学医学部で博士号を、スタンフォード大学で人類学の修士号を取得。その後、スタンフォード大学医学部で精神医学のトレーニングを受ける。統合失調症と双極性障害の専門研究機関であるスタンレー医学研究所の研究部副部長を務める一方、精神疾患の患者が社会生活をスムーズに行うことを支援するNPOの創設者でもあり、精神障害、精神医学などに関する多数の受賞歴がある。著書には、医療や精神疾患に関連する社会的、歴史的な作品があり、全米批評家協会などから、高い評価を受けている。

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