• twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「週刊文春」編集長の仕事術

  • 紙版
  • 電子版

「週刊文春」編集長の仕事術

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 新谷学 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2017年03月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:256
  • ISBN:978-4-478-10209-1

内容紹介

なぜ、週刊文春は13年連続売上NO1なのか?
人脈/企画/交渉/組織/決断/戦略……
週刊文春の現役編集長が初めて明かす仕事術

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに 私が「仕事術」よりも大切にしていること

第1章 全てのビジネスは「人」から始まる

    情報/人脈

「人間対人間」でとことん付き合う
本当の信頼は「直接会う」ことでしか生まれない
インテリジェンスな密会は早朝のホテルで
ゼロの状態からどうコネクションを作るか
袖振り合うも全部ネタ元
その世界のキーマンにたどりつく方法
VIPが本当に信頼している人を見極める
事前の準備とその場の肌感覚
敬意は表しても迎合するな
政治家との関係が深まった月刊「文藝春秋」
長期的な信頼関係をどう築くか
すごい人ほど社交辞令で終わらせない
黒幕・石原俊介氏との「4人会」

第2章 予定調和はおもしろさの敵である

    企画/発想

みんなが右と言っているときに左を向けるか
糸口を見つけたら、すぐに一歩を踏み出す
仕事のおもしろさを教えてくれた「冒険家」編集長
「おもしろがる気持ち」にブレーキをかけるな
「ありそうなもの」を避け「見たことのないもの」を作れ
「ベストな選択肢」から逃げるな
私の雑誌作りにマーケティングの文字はない
「どうなるかわからない」からおもしろい
辛い時期こそフルスイングせよ
基準は「自分がおもしろいかどうか」
何もない「更地」に「新たなリング」を立てる
売れる企画の条件は「サプライズ」と「クエスチョン」
「文春砲のターゲット」はどう選ぶ?
見出しがすぐに浮かぶ企画がいい企画
大切なのは「どうなる」ではなく「どうする」

第3章 難攻不落の相手から「YES」を引き出す

    依頼/交渉

悩む暇があるなら、やれることは全部やれ
まず頼んでみる。断られてからが仕事
真摯な説得と地道な裏づけ取材
しゃべる気のない人をその気にさせる方法
一筋縄ではいかない人物との交渉
「何のために働いているのか」を常に考える
全ての出会いは一期一会。聞くべきことはその場で聞け
ネガティブなことほど、早く、率直に伝えよ
親しき仲にもスキャンダル
懐に飛び込み、書くべきことを書ききる
直木賞作家に学んだ取材のイロハ
スピードが熱を生む。走りながら考えよ
オーソドックスな調査報道が実を結んだ舛添問題

第4章 ヒットを生み続けるチームはこう作る

    組織/統率

まずは一対一の信頼関係を結べ
一緒に働きたい人間に目配せをしておく
嘘をつかない。弱い者いじめをしない。仕事から逃げない
「命の危険を感じた」。体を張った記者に敬服
ブレーキをかけるのもリーダーの仕事
すぐに「攻められる」チームを作っておく
モチベーションを高める「仕組み」を作れ
スクープで完売すると特別ボーナス
厳格な指揮命令系統と柔軟なチーム編成
「健全な競争」と「共同作業」のバランス
とにかく明るい編集長
編集長は「いること」に意味がある
異論・反論がリーダーを鍛える
ネガティブなことほど早く報告させよ
「フェア」こそがヒットを出し続ける秘訣
リーダーシップの根源は「信頼」である
迷っている部下とは生き方についてじっくり語れ
リーダーの首は差し出すためにある
「出る杭」のような人材を伸ばせ

第5章 リスクを恐れず壁を突破する

    決断/覚悟

「とにかくスクープ」の姿勢を崩さない
「論」より「ファクト」で勝負する
過激にして愛嬌あり
文春には「右」も「左」もない
報じられた側の気持ちを忘れない
作られた「虚像」よりも「人間」が見たい
ベッキーさんのLINE画面流出はやりすぎか
「剛腕・小沢一郎」にひれ伏したメディア
「白くする取材」を怠ってはいけない
「トランプ的なもの」といかに戦うか
編集長が判断を下すときの三要件
「やる意義のある売れないスクープ」を掲載するか
いくら殴られようが倒れるつもりはない
限りなく「タブー」をゼロにする
「ことなかれ」ではなく「ことあれかし」

第6章 「売れない」時代のマーケティング

    戦略/本質

メディアの「外見」の議論が多すぎる
強いコンテンツがあれば主導権を握ることができる
敬意を払ってもらえる「ブランド」になる
ビジネスは対極と組んだほうがおもしろい
今起きているのは「コンテンツ革命」ではなく「流通革命」
読者とダイレクトにつながる仕組み
スクープも知られなければ意味がない
課金へのチャレンジと脱・PV至上主義
いちばん大切なのは「読者の信頼」
「幹を太くする」投資をせよ

おわりに フルスイング主義で行こう





著者

新谷学(しんたに・まなぶ)
1964年生まれ。東京都出身。早稲田大学政治経済学部卒業。89年に文藝春秋に入社し、「Number」「マルコポーロ」編集部、「週刊文春」記者・デスク、月刊「文藝春秋」編集部、ノンフィクション局第一部長などを経て、2012年より「週刊文春」編集長。

プリント版書籍は下記のストアでご購入いただけます。
  • Amazon で購入
  • e-hon で購入
  • HMV&BOOKS online で購入
  • 紀伊国屋BookWeb で購入
  • セブンネットショッピング で購入
  • TSUTAYAオンラインショッピング で購入
  • BOOKFAN で購入
  • Honya Club で購入
  • ヨドバシカメラ で購入
  • 楽天ブックス で購入

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるためお取り扱いがない場合がございます。)

電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。

(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加