ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み
ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み
書籍情報
- 近藤 宣之 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2017年03月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:268
- ISBN:978-4-478-10159-9
内容紹介
倒産寸前から年商4倍、10年以上離職率ほぼゼロ、23年連続黒字の仕組み。女性管理職が3割!世界初のMEBOで注目される著者が、「7つの崖っぷち」にめげずに人を大切にしながら、「連続黒字」「人が辞めない」「ダイバーシティ」「運」の視点から解く。「黒字化はモチベーションが10割」の理由とは?
目次・著者紹介詳細を見る▼
目次
プロローグ どんな会社も必ず再建できる!
■ 人を大切にしながら利益を上げる会社
■ 私が直面した「7度」の崖っぷち
1度目の崖っぷち
28歳で労組執行委員長に推され、29〜30歳で社員1000人のリストラに直面
2度目の崖っぷち
28歳のとき、生後3日の双子が病死
3度目の崖っぷち
米国法人リストラ中に、「二度の胃潰瘍」と「大腸ガン」に
4度目の崖っぷち
帰国後、本社の国内営業担当として幹部のリストラに直面
5度目の崖っぷち
瀕死の子会社「日本レーザー」への出向・再建指令
6度目の崖っぷち
社長就任直後に右腕の常務が部下と独立! 人材と商権を同時喪失
7度目の崖っぷち
親会社から独立する際、銀行が「6億円」の個人保証を要求
■ 会社が伸びる「たったひとつの方法」
■ なぜ、リストラ、サービス残業、セクハラ、マタハラはなくならないのか?
■ 亡くなった社員の子まで面倒を見る会社
■ 「強くてやさしい会社」が社員のモチベーションを引き出す
第1章 23年連続黒字は社員のモチベーションが10割!
社長の決意が「会社」を変える 社長の本気が「社員」を変える
■ なぜ、主力銀行からも見放されたのか?
■ 想定外の事態にどう対応するか
■ 会社が黒字転換しても、社員の不満が消えなかった理由
お金をかけずに、社員のモチベーションを高める「2つ」の方法
■ トラブルなどの悪い報告ほど、笑顔で聞く
■ 笑顔は性格ではなく「能力」
■ 社長の「なにげない声がけ」が社員を動かす
「今週の気づき」と「今週の頑張り」で5万5000通の社員メールと向き合う
■ 「今週の気づき」は、自分が成長するための決意表明
■ 「今週の気づき」では、どんなやりとりをしているのか?
■ 「今週の頑張り」は、社員の承認欲求を満たす施策
■ 「今週の頑張り」にはこんなことを書く
会議は「社員教育」の場であり社長の「広報宣伝活動」の場
■ 会社の成長は、社員の成長によって決まる
■ 社内でできる教育、できない教育
■ 「社長塾」を開催し、社長の思いを浸透させる
■ あえて社員を「えこひいき」することも
■ 会議も教育の場
■ 会議は、社長の「広報宣伝活動」でもある
海外出張を経験した分だけ社員が成長する理由
■ 社外研修でマネジメントを徹底して学ぶ
■ 出張する必要がない事務の女性社員も海外出張に派遣
社長の役割は、社員に「自己成長の機会」を与えること
■ 頼まれごとを断らずにやってみる
■ 社長23年で26社の商権喪失!
■ 覚悟が人を育てる
■ 最年少役員に抜擢された理由
どうしたら、社員が自発的に仕事をするようになるか
■ トップダウンでは組織は成長しない
第2章 10年以上離職率ほぼゼロ! 人が辞めない仕組みはこうつくる
“人を切り続けてきた私”がたどり着いた結論
■ 「1000人リストラ」に直面
■ 「去るも地獄、残るも地獄」で味わった2つの教訓
■ どんな理由があろうと「赤字は犯罪」
会社の目的はたった2つ! 「社員の雇用」と「社員の成長」
■ 「仕事」でなければ得られない3つの喜び
■ 会社は何のためにあるのか?
■ なぜ、「70歳まで再雇用」するのか
なぜ、「赤字は犯罪」なのか?
■ どんな環境でも利益が大事な理由
■ 会社の規模を大きくすることに意味はない
「社長」第一主義と「社員」第一主義を両立させる魔法の「働き方の契約書」クレド
■ 社長が志を明言しなければ、人を大切にできない
■ 「社長」第一主義と「社員」第一主義を両立させるには
なぜ、「2-6-2」の「下の20%」を切ってはいけないのか?
■ 「下の20%」は宝!
■ 「下位20%」は社員に気づきを与えてくれる
■ 週3回、人工透析をしながら、腎臓がなくても働く59歳の課長
■ 日本レーザーの社員が「好待遇の引き抜き」に応じない理由
「言いたいことが言える雰囲気」があれば、給料が安くても社員は辞めない
■ あなたは、社長批判を受け止める度量があるか?
■ 社員が絶対に辞めない「3つ」の条件
■ 強い組織をつくる「おぬし、やるな」という共感
「SOFT」な職場のつくり方
■ 社長が理想とする職場を示す
ダイバーシティ経営でいちばん大切なこと
■ ダイバーシティの2つのメリット
■ ダイバーシティをつくる「3つ」の条件
どうすれば、小さな会社でもグローバル人材が育つか?
■ 中小企業のグローバル化が急務
これからの時代、小さな会社こそ「英語力」なしでは生き残れない理由
■ 企業の命運を決める「2つ」の力
■ 飛行機に乗ったこともない社員でもTOEIC985点が取れた秘密
■ 私が英会話につまずいたいちばんの理由
■ 「社長塾」や「覚悟塾」で会話力を鍛える
60歳定年後も70歳まで再雇用できる仕組み
■ 60歳超の社員比率が2割
■ 女性社員には「貢献」を、高齢社員には「献身」を求める
社員が辞めないのは、会社がもうひとつの「家族」だから
■ 38歳「初産社員」が出産後も仕事を続けた理由
■ MEBOが成功した背景
■ ハイテクながらアナログな社風
第3章 なぜ、女性を大切にすると利益が上がるのか?
第一子妊娠・出産で女性社員が退職した例は「ゼロ」
■ 育児休暇後に復帰したくなる4つの理由
雇用契約は、「人によってバラバラ」が正しい
■ 成果を出してもらえば、働き方が他者と違ってもかまわない
なぜ、ひとつの業務に2人の担当者を配置するのか?
■ 特定の人しかできない「属人的な仕事」をなくす
■ マルチタスクは社員のためにある
なぜ、出産しても辞めないのか?
■ ロールモデルは、日本レーザーの宝
■ 妊娠・出産しても「辞めよう」と思わない理由
年収格差があっても、文句が出ない本当の理由
■ 納得性と透明性のある人事評価制度を構築
■ 家族手当と住宅手当を廃止、能力別に手当を支給
■ 粗利額の3%を当事者同士で分配する
■ 「総合評価表」で企業理念の実践度を評価
第4章 どん底から運をたぐり寄せるコツ
すべての問題は、自分の中にある
■ 社長が変わらなければ、社員も会社も変わらない
■ 「よからんは不思議、悪からんは一定とおもえ」
■ 経営危機が起きる5つの理由
■ 他責から「自責」の考え方が23年連続黒字を支えた
なぜ、「得か損かだけでない」選択をしたほうが結果的にうまくいくのか?
■ 自分の位置を確認する
■ 意思決定には「善良かどうか」が必要
■ 私が「一見損な」選択をする理由
わが子2人の死をどう受け止めたか
■ 試練があるから、成長がある
■ 苦難、試練、逆風、困難という砥石で自分を磨く
「修羅場」は最高の社員教育
■ リーダーに必要な5つの危機管理能力
■ トラブルは自分を磨く砥石
今やらねばいつやるのか? ここでやらねばどこでやるのか?
■ 無理難題に直面したら、「今、ここ、自分」と唱えてみる
■ 人生において2点間の最短距離は直線ではない
■ 遠回りこそ人生の最短ルート
エピローグ
■ 成功を引き寄せる4条件
■ どうすれば「運」がよくなるか
特別付録 「人を大切にしながら利益を上げる」問答集
著者プロフィール
近藤 宣之 (Nobuyuki Kondo)
株式会社日本レーザー代表取締役社長
1944年生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、日本電子株式会社入社。28歳のとき異例の若さで労働組合執行委員長に推され11年務める。そこで1000名のリストラに直面した後、取締役米国法人支配人、取締役国内営業担当などを歴任。
1994年、その手腕が評価され、債務超過に陥り、主力銀行からも見放された子会社の株式会社日本レーザー代表取締役社長に就任。
人を大切にしながら利益を上げる改革で、就任1年目から黒字化させ、現在まで23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導く。
社員数55名、年商約40億円の会社ながら、女性管理職が3割。
2007年、社員のモチベーションをさらに高める狙いから、ファンドを入れずに役員・正社員・嘱託社員が株主となる日本初の「MEBO」(Management and Employee Buyout)を実施。親会社から完全独立する。
現役社長でありながら、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾、慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールなどでも講師を務め、年間50回ほど講演。その笑顔を絶やさない人柄と、質問に対する真摯な姿勢が評判を呼び、全国から講演依頼が絶えない。東京商工会議所1号議員。
第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」を皮切りに、経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」「『おもてなし経営企業選』50社」「がんばる中小企業・小規模事業者300社」、厚生労働省の「キャリア支援企業表彰2015」厚生労働大臣表彰、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営大賞」、第3回「ホワイト企業大賞」など受賞多数。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
- kobo
- kindle
- COCORO BOOKS
- Reader Store
- 紀伊國屋書店Kinoppy
- honto
- Booklive!
- セブンネットショッピング
- Google Playブックス
- Apple Books
(デジタル版では、プリント版と内容が一部異なる場合があります。また、著作権等の問題で一部ページが掲載されない場合があることを、あらかじめご了承ください。)