ナディアが群れを離れる理由
変われない組織が変わるためのリーダーシップ
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ナディアが群れを離れる理由
変われない組織が変わるためのリーダーシップ
書籍情報
- ジョン・P・コッター/ホルガー・ラスゲバー 著/小池百合子 監修/大塚玲奈 訳/うめ 絵
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2017年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:148
- ISBN:978-4-478-10084-4
内容紹介
『カモメになったペンギン』で組織変革の要諦を示したリーダーシップの泰斗が、今回はミーアキャットの物語で、スピードと適応力をもたらす組織づくりのアイデアを示す。「変革を成功に導く8段階」「大企業が変化対応力を発揮するデュアルシステム」といった著者がこれまでに示してきた理論が詰まったビジネス寓話。
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目次
はじめに
第1章
理想の大地
ナディア:クリエイティブなタイプ
ニコラス:規律正しく信頼できるタイプ
永遠の研修
第2章
危機の始まり
嵐のような会議
アーヨウ:木の上の警備オタク
増え続ける管理指標
我慢の限界
第3章
マット:切ない過去を語る
レーナ:まったく異なるアプローチ
ゾウのアレ
円VS四角形
第4章
大きくなると
雨が降ってきた!
第5章
2つを1つにできれば
群れに持ち帰るもの
第6章
説明を試みる
新しく、小さな成功
組織の発展と衰退(と再興)に関する考察
リーダーシップとマネジメント
官僚的な組織の行く末
2つの世界の「いいとこ取り」組織をつくる
訳者のことば
著者紹介
ジョン・P・コッター(John P. Kotter)
ハーバード・ビジネス・スクール松下幸之助記念講座名誉教授。マサチューセッツ工科大学(MIT)、ハーバード大学卒業後、1972年からハーバード・ビジネス・スクールで教鞭をとる。1981年、当時としては史上最年少の34歳で正教授に就任した。その後、変革のリーダーシップの実現をサポートするコッター・インターナショナルを設立。主な著書に『企業変革力』(日経BP社)『幸之助論』『第2版 リーダーシップ論』『ジョン・P・コッター 実行する組織』『カモメになったペンギン』(ダイヤモンド社)など。
ホルガー・ラスゲバー(Holger Ratgeber)
医療テクノロジー企業の世界的リーダーであるベクトン・ディッキンソンに勤務するモダン・グローバル・マネジャー。ドイツのフランクフルト出身。
監修者紹介
小池百合子(こいけ・ゆりこ)
東京都知事。カイロ大学文学部社会学科卒業。1988年から『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京)の初代キャスターとして活躍。1992年、政界に身を投じ、現在まで参議院議員1期、衆議院議員8期連続当選。2003年、環境大臣就任に加え、2004年には沖縄・北方対策大臣を兼任。2007年には女性初の防衛大臣を務めた。2008年、女性で初めて自由民主党総裁選挙に立候補。2016年8月、女性初の東京都知事に就任。著書に『2030プロジェクト。女性が活きる成長戦略のヒント』『「エコだハウス」入門』(プレジデント社)『もったいない日本』(主婦と生活社)『女子の本懐』(文藝春秋)など多数。
訳者紹介
大塚玲奈(おおつか・れいな)
一橋大学法学部経済関係法学科卒業。2004年にリクルート入社。2007年に独立し、環境配慮型製品の輸出支援、通販メディアを立ち上げる。現在は環境専門官として国連開発計画ルワンダ事務所にて生物多様性関連のプログラム・マネジメントに従事。2010年に駐日アメリカ大使起業家大賞受賞。2011年、ダボス会議が選ぶ「グローバル・シェーパーズ・コミュニティ(GSC)」に選出。小池百合子環境大臣(当時)の呼びかけで始まった環境ビジネスウィメン第四期生。
イラストレーター紹介
うめ
企画・シナリオ・演出担当の小沢高広、作画・演出担当の妹尾朝子からなる二人組漫画家。
2001年『ちゃぶだい』で第39回ちばてつや大賞を受賞。代表作『大東京トイボックス』は、マンガ大賞2012第2位、文化庁メディア芸術賞2013審査員推薦作となり、2014年テレビドラマ化された。他に1970年代シリコンバレーの群雄割拠を描く『スティーブズ』、南極観測隊のドキュメンタリー漫画『きょくまん』など作品多数。