事業計画書は1枚にまとめなさい
公庫の元融資課長が教える開業資金らくらく攻略法
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事業計画書は1枚にまとめなさい
公庫の元融資課長が教える開業資金らくらく攻略法
書籍情報
- 上野 光夫 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2016年04月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:272
- ISBN:978-4-478-06934-9
内容紹介
日本政策金融公庫で5000人超の起業家を見てきた著者が、最も実践的な事業計画書の書き方を伝授。事業計画書といえば、何十枚にも及ぶものだと思われがちだが、個人の開業ではたった1枚でいい。計画書のポイントから、融資の引き出し方、事業の続け方まで詳しく解説する。起業での資金調達を主眼とした画期的な1冊。
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目次
はじめに
第1章 発想やアイデアは不要! 起業の事業計画書は最低限でいい
▪事業計画書はあなたの夢を叶える魔法のツール
▪目的に応じて事業計画書は異なる
▪創業融資に絞った事業計画書をつくろう
▪創業融資を受けるための事業計画書とは
▪事業戦略やマーケティングなんて考えなくていい
▪7つのポイントを押さえれば、 融資担当者をうならせる事業計画書ができる
▪事業計画書づくりはこんなに楽しい
第2章 起業前に知っておきたいお金の知識
▪起業するなら、お金に対する考え方を変えよう
▪みんなどうしているの? 起業のときのお金の問題
▪借入をすることはよくないことなのか?
▪自己資金だけの起業はとてもリスキー
▪借入した起業家の事業は長く続いている
▪資金調達のノウハウを早く身につけよう
第3章 融資はどこに申し込みすればいいか
▪国の金融機関である「日本政策金融公庫」
▪地方自治体による「制度融資」
▪信用保証協会とはどんな組織か
▪敷居が高い金融機関にも攻略法がある
▪融資を受けるための手続きと流れ
第4章 融資を受ける際のハードル「審査」について知っておこう
▪審査はどのように行われているか?
▪審査をパスするのは難しいのか?
▪創業融資の審査基準とは
▪起業家が「金融機関の審査は厳しい」と感じてしまう理由
▪融資担当者に面談前から好印象を与えるために
▪「えっ、まさか、そんなことがあるの?」融資担当者は万能ではない
第5章 審査でチェックされるポイントを教えます
▪起業家と金融機関のギャップを知っておこう
▪創業融資の審査における3つのチェックポイント
▪チェックポイント①「経営者としての資質」
▪チェックポイント②「財政状態」
▪チェックポイント③「収支見通し」
▪完全無欠でなくても融資は受けられる
▪重要なポイント「自己資金」について
第6章 創業融資の事業計画書は用紙1枚でいい
▪なぜ人マネの事業計画書はNGなのか
▪日本政策金融公庫の「創業計画書」が基本
▪現役融資担当者に聞きました「事業計画書は用紙1枚がいいの?」
▪3つのチェックポイントを意識して創業計画書をつくる
▪見られることを意識して美しくメイクしよう
第7章 「創業計画書」左側の記入方法
▪「1 創業の動機」の攻略法
▪「2 経営者の略歴等」の攻略法
▪「過去の事業経験」欄の書き方
▪「取得資格」欄の書き方
▪「知的財産権等」欄の書き方
▪「3 取扱商品・サービス」の攻略法
▪「取扱商品・サービスの内容」欄の書き方
▪「セールスポイント」欄の書き方
▪「4 取引先・取引関係等」の攻略法
▪「販売先」欄の書き方
▪「仕入先」欄の書き方
▪「外注先」欄の書き方
▪「シェア」「掛取引の割合」「回収・支払の条件」を記入する理由
▪「人件費の支払」欄の書き方
第8章 「創業計画書」右側の記入方法
▪「5 従業員」の攻略法
▪「6 お借入の状況」の攻略法
▪「7 必要な資金と調達方法」の攻略法
▪「設備資金」欄の書き方
▪「運転資金」欄の書き方
▪「調達の方法」欄の書き方
▪金額を固める際の手順
▪「8 事業の見通し(月平均)」の攻略法
▪「創業当初」「軌道に乗った後」欄の書き方
▪売上高の予測方法
▪売上原価(仕入高)の予測方法
▪経費と利益の予測方法
▪創業計画書を作成する真の目的とは
第9章 融資面談は大切なプレゼンの場
▪融資面談は何のために行われるか
▪求められる資料と準備すべきもの
▪どんな服装や姿勢で臨めばいいか
▪実際に何を聞かれ、どう答えるのか
▪融資担当者のイヤみな視線に耐えよう
▪「売上予測の根拠となる資料」は何を準備すべきか
▪面談終了時の言葉を聞き流してはいけない
第10章 創業融資ノウハウ集
▪ハードルが高い融資を受けやすくする裏技とは
▪半年〜1年前から事前準備をしよう
▪融資申し込みのタイミングと審査をパスするコツ
▪店舗や事務所を借りるときの留意点
▪資格・許認可・届け出を必要とする業種の留意点
▪個人信用情報にネガティブな情報がある場合
▪同居家族や家計の情報も重要
▪資本制ローン(挑戦支援資本強化特例制度)について
▪中小企業経営力強化資金について
▪融資を受けた後の留意点
▪融資金額が減額された場合の留意点
▪次はいつ融資を受けられるか?
▪融資を断られたら二度と無理か?
▪こんな残念な起業家になってはいけない
おわりに
著者
上野光夫(うえの・みつお)
MMコンサルティング代表取締役、中小企業診断士、起業支援プラットフォーム「DREAM GATE」認定アドバイザー。
1962年鹿児島市生まれ。九州大学を卒業後、日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)に26年間勤務し、主に中小企業への融資審査の業務に携わる。3万社の中小企業への融資と、5000名超の起業家への創業融資を担当した。融資総額は2000億円にのぼる。
2011年4月にコンサルタントとして独立。起業支援コンサルティング、資金調達サポートを行うほか、研修、講演、執筆など幅広く活動している。リクルート社『アントレ』などメディア登場実績多数。日本最大の起業家支援プラットフォーム「DREAM GATE」において、アドバイザーランキング「資金調達部門」で3年連続して第1位に輝く。
著書に『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』(日本実業出版社)、『起業は1冊のノートから始めなさい』(ダイヤモンド社)、『「儲かる社長」と「ダメ社長」の習慣』(明日香出版社)、『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない』(フォレスト出版)がある。
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