「人の上に立つ」ために本当に大切なこと
「人の上に立つ」ために本当に大切なこと
書籍情報
- ジョン・C・マクスウェル:著 弓場 隆:訳
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2013年02月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:232
- ISBN:978-4-478-02412-6
内容紹介
「あの人についていきたい」と思わせる秘訣はどこにあるのか。リーダーシップの第一人者であるマクスウェルが、「カリスマ性」「情熱」「洞察力」など、リーダーに不可欠な21の資質を説く。マクスウェルの集大成にして世界中で1300万部を売り上げた不朽のバイブル。
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目次
はじめに
1────「人格」
リーダーシップとは、 人びとに自信を与える人格のことである。
妥協とは、築いたものすべてを捨てること
才能は選べないが、人格は自由に選べる
人格が弱ければ、成功した瞬間に失敗する
2────「カリスマ性」
人と接するとき、相手に好かれるようにふるまうのではなく、相手が自分自身を好きになるようにふるまえばよい。
「この人についていきたい」と思わせる力
成功する人は「善なる部分」だけを見ている
「自分のほうがデキる」と思っている人に一流はいない
常に相手を「10点満点の人間」だと思う
3────「不屈の精神」
夢想する者ではなく、実行する者になる。
自分が生きた時代に最善を尽くした人は、永遠に生き続ける
「何かを信じている人」に人はついてくる
「できる」と思ったすべてのことを達成する
4────「コミュニケーション能力」
コミュニケーションの達人は、複雑なことを簡単にする。
「いっしょに仕事をしたい」と思わせる力
すべてのコミュニケーションの目標は「行動」にある
才能があっても、孤立無援では何もできない
5────「能力」
能力は言葉を超える。
「隠された能力」は、ないのと同じ
本当に有能な人は、タイミングを選ばない
自分と仕事の間に距離を置かない
6────「勇気」
勇気は、他のすべての資質を保証する。
勇気とは、「自分が恐れていること」をする力
勇気は確実に伝染する
「自分にはできない」と思うことをする
7────「洞察力」
賢いリーダーは、聞いたことの半分しか信じない。洞察力のあるリーダーは、どちらの半分を信じればいいか知っている。
洞察力は、得意分野でなければ発揮されない
洞察力とは「欠けている部分」を見る能力
洞察力を磨けば、「運」は自分で生み出せる
8────「集中力」
あらゆることを上手にできる人間はいない。不思議なのは、上手にできることが多少はあるという点だ。
一流に「これでよい」と満足する瞬間はない
「70:25:5」の法則を実行する
最高の投資は、得意分野にする
9────「与える心」
名誉とは、その人が「与えたもの」に対する報酬である。
「火を分け与えても、ロウソクは減らない」
真のリーダーは、絶対に見返りを期待しない
自分の死後も残るものにこそ、与える
10────「独創性」
問題を丸く収めようとして、自分の経験と確信を否定してはならない。
自ら事を起こす人だけが成功する
成功したければ、失敗の数を二倍にする
チャンスは「来る」まで待ってはいけない
11────「聞くこと」
ささやき声に耳を傾けていれば、叫び声を聞く必要はない。
相手の心に触れたければ、耳を傾ける
「人の話を聞かない人」にリーダーはいない
相手が話していないことを聞く
12────「情熱」
他人の思惑ではなく、自分の情熱にこそ従わなくてはならない。
うまくできることに集中すれば、突出できる
「情熱のないリーダー」は存在しない
「火を灯してくれる人」と付き合う
13────「前向きな姿勢」
成功者とは、自分に投げつけられたレンガを使って強固な土台を築き上げられる人物のことだ。
失敗とは、成功までの「あと一歩」に気づかないこと
人生の不幸の原因は、弱音に耳を傾けることにある
自分を高めるための「正しい燃料」を選ぶ
14────「問題解決力」
あなたの夢の実現を、何にも決して邪魔させてはいけない。
「文句を言う人」を成功者に変えるたった一つのこと
「問題は必ずある」と想定する
問題に直面したとき、あなたの「器」が明らかになる
15────「対人関係能力」
人びとは、あなたがどれだけ気遣ってくれているかを知るまでは、あなたの知識がどれだけ豊富であろうと意に介しない。
人の弱い部分を見たときほど、優しく接する
本物のリーダーが重視する「人間の六つの共通点」
「壊れた関係」は、そのままにしておかない
16────「責任」
リーダーは何でも手放すことができる。ただし、最終的な責任だけは手放すことができない。
責任をとらずに「人の上に立つ」ことはできない
「八時間を超える労働は、未来への投資である」
自分にできる最高の水準で仕事をする
17────「心の安定」
自分一人ですべてをやろうとしたり、功績がすべて自分にあると主張したりする人間は、すぐれたリーダーになれない。
自分に不安なリーダーに、人はついてこない
「人から認められたい」という気持ちを捨てる
自分のものではない成功こそ、祝福する
18────「自己規律」
最初で最大の勝利は、自分自身を克服することである。
まずは、自分自身のリーダーになる
常に「困難<報酬」になるよう意識を保つ
規律がなければ、「夢をかなえる力」は育たない
19────「奉仕の精神」
自分の地位を愛する以上に、自分についてきてくれる人びとを愛さなければならない。
一流のリーダーは「地位」にこだわらない
前進したければ、人を先に行かせる
「純粋な気持ち」を最後まで失わない
20────「学ぶ心」
大切なのは、何かについて知り尽くした後で、さらに何を学ぶかということだ。
成功を収めた直後こそ、学ばなくてはならない
「成長をやめた日」は、自分の潜在能力を捨てた日
「蒔いている種」をチェックする
21────「ビジョン」
未来は、それが明らかになる前に可能性を見る人のものだ。
見えないものは、手に入れることができない
達成不可能に思えるビジョンは、勝者だけを引きつける
揺るぎないビジョンを教えてくれる四つの声
「エネルギーを与えてくれるもの」を知る
著者
ジョン・C・マクスウェル(John C. Maxwell)
1947年生まれ。リーダーシップの世界的権威、「世界一のメンター」として知られる。人材育成・組織開発を行うインジョイ・グループなどを主宰。フォーチュン500の有力企業、陸軍士官学校(ウエスト・ポイント)など、ビジネス、軍、政治、スポーツ、国際協力をはじめ、あらゆる分野から絶大な信頼と人気を得ている。『あなたがリーダーに生まれ変わるとき』(ダイヤモンド社)、『これからのリーダーが「志すべきこと」を教えよう』『「戦う自分」をつくる13の成功戦略』『その他大勢から抜け出す成功法則』(いずれも、三笠書房)など、70冊以上の著書があり、全世界でシリーズ累計1800万部を記録するベストセラー著者として知られる。
訳者
弓場 隆(ゆみば・たかし)
翻訳家。神戸大学卒業。訳書に『希望をはこぶ人』(ダイヤモンド社)、『金持ちになる男、貧乏になる男』『金持ち男になる93の方法』(いずれも、サンマーク出版)、『成功をめざす人に知っておいてほしいこと』『後悔しない生き方』(いずれも、ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『励ましの言葉が人を驚くほど変える』(扶桑社)。