グロービスMBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編
グロービスMBAクリティカル・シンキング コミュニケーション編
書籍情報
- グロービス経営大学院 著
- 定価:3080円(本体2800円+税10%)
- 発行年月:2011年09月
- 判型/造本:A5上製
- 頁数:238
- ISBN:978-4-478-01668-8
内容紹介
どんな天才でも、ビジネスを1人で推進していくことはできない。コミュニケーションこそがビジネスを実際に生み出し、動かしていく。『MBA クリティカル・シンキング』の姉妹編として、「ビジネスのための論理的思考術」を具体的に生かす方法を示す。
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目次
まえがき
序章 クリティカル・シンキングのエッセンス
1 良いコミュニケーションの基本は正しく考えること
2 コミュニケーションのベースにあるクリティカル・シンキング
いまなぜクリティカル・シンキング、そしてクリティカル・コミュニケーションなのか
クリティカル・シンキングの基本姿勢とテクニック
クリティカル・シンキングの4つの基本姿勢
クリティカル・シンキングの3つの方法論
3 クリティカル・コミュニケーションのための思考を習慣化する
第1章 コミュニケーションの原則
1 コミュニケーションの構成要素
目的
伝え手
Column:ドレスコード
受け手
Column:食品トラブル時の対応 コミュニケーションの受け手は誰?
コンテンツ(内容)
トーン
Column:何もしゃべらないこともメッセージ
メディア(媒体)
Column:お互いがしゃべる割合
伝える状況
Column:分けて伝える
2 良いコミュニケーションの条件
目的を達成する
コストパフォーマンスが良い
第2章 伝達
1 各要素の組み合わせ:コミュニケーション・パッケージ
2 説明を行うプロセス
3 受け手の理解を最大化する
フェーズ1:必要性を喚起する
フェーズ2:理解の促進をサポートする
フェーズ3:理解を確実なものにする
4 コミュニケーション・パッケージを作り上げる
各CASEにおけるコミュニケーション・パッケージ
Column:ユーモア、ジョークの効用
5 フォローアップ
6 効果的なプレゼンテーション
プレゼンテーションのステップ
ストーリーラインの設計
典型的なストーリーライン
個別の塊の構成、順序
スライドの作成
スライドの形式
デリバリー
第3章 説得
1 説得のレバーを押さえる
説得レバーの位置付け
2 感情
人間は感情の動物
相手の感情を害してしまったら
感情を前面に出して説得することの是非
Column:ポジティブ心理学
3 規範
価値観や美意識を論理構成に取り込んで説得することのメリット
Column:一貫性の法則
Column:フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェース
規範の共通範囲
Column:コーズ・マーケティング
4 利得
Column:「危機感」vs.「明るい未来」
5 自らの主張に思いを込める
構想段階から求められる思いの強さ
CASE分析
6 説得のレバーと自分の思いに配慮したコミュニケーション・パッケージ
コンテンツ
Column:レトリック
Column:有名な演説に学ぶ
トーン
第4章 交渉
1 交渉を生産的なものとするために
交渉がうまい人は構造を捉えている
交渉の特徴と準備の重要性
何を把握すべきか
プロセスで考える
2 関係者を捉える
Column:交渉プロセスのオープン化
関係者を把握するためのマッピング
CASE分析
3 利害の構造を捉える
利害の構造を捉えるための概念
Column:「脅し」を構造的に理解する
複数の争点を見つける
Column:求めているものは同じか
両者の利得合計の最大化(ジョイント・プロフィット・マキシマイゼーション)
争点の定量化
4 合理的な交渉を妨げる心理バイアス
交渉者の心理に潜む非合理性
第5章 コーチング
1 質問のメリット
2 質問を構造的に捉える
質問の目的
答えがあるか否か
質問を聞いているのは誰か
3 問題解決を促す質問
問題解決とは
問題解決のステップと典型的な質問
各ステップにおける具体的な問いかけの視点
4 より正しく意思決定するための質問
CASE分析
5 質問の仕方を工夫する
わかりやすく質問する
考え、答えやすくする
心を開かせ、共感をつくる
CASE分析
第6章 会議
1 会議運営を俯瞰的に眺める
2 会議の特徴を理解する
3 ステップ1:会議の前に意識合わせを行う
会議のゴールイメージ・期待成果を共有する
会議の種類
「意思決定の会議」における意思決定の質
事前周知の徹底
複数の目的がある会議の場合
情報の共有
参加メンバーの役割を明確化し共有する
役割を決める
4 ステップ2:会議を効果的に運営する
なぜ会議でイシューが明確化・共有されないのか
会議で何を議論し実現するかを、明確にし続けるために
Column:根回し
会議の内容を構造化する
なぜタイムマネジメントがうまくいかないのか
効果的なタイムマネジメントを行うために
最終的な意思決定を行う
多数決の問題点
納得感を高めるポイント
Column:全員一致の意見は疑え?
Column:手続き的公正の重要性
5 集団ゆえの非効率を克服する
「多対多」という複雑な状況への対応
グループで意思決定するがゆえの浅慮を回避する
6 ステップ3:フォローアップを行う
あとがき
参考文献
索引
執筆者紹介
【執筆・企画・構成】
嶋田毅(しまだ・つよし)
東京大学大学院理学系研究科修士課程修了後、戦略系コンサルティングファームに入社、業界・企業分析や戦略の立案、実行支援を行う。その後、外資系理化学機器メーカーを経てグロービスに入社、現在はグロービス出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問。グロービス経営大学院にて教鞭もとる。著書に『[実況]ロジカルシンキング教室』(PHP研究所)、『利益思考』(東洋経済新報社)、『ビジネス仮説力の磨き方』(ダイヤモンド社)など。
【執筆】
生方正也(うぶかた・まさや)
東京大学文学部卒業。日産自動車、ウイリアム・エム・マーサー(現マーサージャパン)、グロービスを経て独立、HRデザインスタジオ代表。人材開発、組織変革に関するコンサルティングを行うと同時に、ロジカルシンキング、仮説思考などの分野の指導、著作活動に従事。著書に『ビジネススクールで身につける 仮説思考と分析力』(日本経済新聞出版社、2010年)など多数。
大島一樹(おおしま・かずき)
東京大学法学部卒業。日本長期信用銀行(現新生銀行)、アリコジャパンを経てグロービス入社。グロービスでは思考系科目の教材開発、講師などを行い、現在は出版局にて書籍の企画、執筆、編集を担当。共著書に『新版MBAクリティカル・シンキング』『MBA定量分析と意思決定』(以上ダイヤモンド社)がある。
田久保善彦(たくぼ・よしひこ)
慶應義塾大学大学院理工学研修科修了。スイスIMD PEDプログラム修了。株式会社三菱総合研究所を経てグロービスに参画。グロービス経営大学院では、教壇に立つ傍ら企画・運営業務に従事。グロービス経営大学院副研究科長、学校法人グロービス経営大学院常務理事。著書に『ビジネス数字力を鍛える』『社内を動かす力』(以上ダイヤモンド社)など。
著者紹介
グロービス経営大学院
社会に創造と変革をもたらすビジネスリーダーを育成するとともに、グロービス・グループの各事業を通じて蓄積した知見に基づいた、実践的な経営ノウハウの研究・開発・発信を行っている。
グロービス・グループには以下の事業がある。
◦グロービス経営大学院(経営大学院/東京・大阪・名古屋)
◦グロービス・マネジメント・スクール(ビジネス・スクール事業/東京・大阪・名古屋)
◦グロービス・オーガニゼーション・ラーニング(人材育成・組織開発事業)
◦グロービス・キャピタル・パートナーズ(ベンチャーキャピタル事業)
◦出版(出版事業)
◦オンライン経営情報誌「GLOBIS.JP」(経営情報サイト運営事業)
http://www.globis.co.jp
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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