年上の部下とうまくつきあう9つのルール
「言いにくい」「やりづらい」はどうすれば解消できるのか
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年上の部下とうまくつきあう9つのルール
「言いにくい」「やりづらい」はどうすれば解消できるのか
書籍情報
- 前川孝雄 著
- 定価:1572円(本体1429円+税10%)
- 発行年月:2011年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:240
- ISBN:978-4-478-01621-3
内容紹介
「昨日の上司は今日の部下」、そんな状況が当たり前になってきている。年若い管理職にも年上の部下にも、お互いにやりにくいもの。そのやりにくさを解消するのに有効なのが、つきあい方や対処法を「ルール化」しておくこと。そのルール化の方法と、年上部下との関係をうまく構築するためのコツを人材育成のプロが教える。
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目次
はじめに
第1章 お世話になった元上司が今日から部下に⁉
1 年上部下の扱いに悩む管理職が急増中!
「年上部下」「年下上司」が職場をギスギスさせる⁉
2 いま、40代半ばのバブル世代が続々と年上部下に
30代半ばの上司と40代の年上部下が増えている
3 年上部下の扱いはどこにもセオリーがない
年上部下をどこまで理解していますか?
4 年上部下のプライドは傷ついている⁉
「アイツより下に見られていることが耐えられない」
5 「言いにくい」「やりにくい」はルール化で解消すればいい
「困った年上部下」とうまくつきあうために
6 『おおきなかぶ』は年下上司のバイブル
こんなときこそ、年上部下の出番です
第2章 上司には言えない……。年上部下が抱える本音
1 不可解な言動も年上部下にとっては筋が通っている
まずは彼らの置かれた立場を精一杯想像してみる
2 上司に絶対言えない「年上部下」の本音とは?
タイプ1 本当はオレのほうが仕事がデキるのに
メンツにこだわる「左遷・降格タイプ」
タイプ2 退職まで自分のペースで、ゆったりと働きたい
立場の変化に戸惑う「役職定年・再就職タイプ」
タイプ3 出世は望まない。仕事では失敗さえしなければ
出世に縁がない「万年非管理職タイプ」
タイプ4 私が若い頃は大変だったのに。今の上司は苦労が足りない!
苦労を乗り越えてきた「雇均法第一世代タイプ」
タイプ5 この年齢でいまさらスキルアップなんて、会社は勝手すぎる!
変化とは無縁できた「一般事務OL歴20年超えタイプ」
タイプ6 安い給料で責任ばかり。上司は気遣いがないし
家計を支える「派遣・パートママタイプ」
第3章 年上の部下とはどう接すればいいのか?
1 年上部下に嫌われる10の〝ない〟上司
何気ないふだんの言動が反感を買っている⁉
①公私ともに上司と部下の関係を強要し、年長者を敬わない
②利己的で、自分のことしか眼中にない
③感受性がない
④挫折経験がない(ように見える)
⑤ワンマンで、人の意見に耳を貸さない
⑥組織ビジョンがない
⑦人を人と思わない
⑧合理性の限界を知らない
⑨人に関心がない
⑩自分を疑わない
2 年上部下から愛される上司の条件とは?
どんな上司が、年上部下の心をつかむのか?
①年長者の共感を呼ぶ「情熱ビジョン」
②年長者を立てる「謙虚な姿勢」
③年長者の幸せを願う愛他主義
④年長者の未踏のキャリア設計パートナー
⑤年長者が役に立つ実感演出
⑥年長者の力を活かす組織デザイン
3 年上部下とのつきあいは「人間力」を高めるチャンス
多くの企業が上司に「人間力」を求めている
第4章 「言いにくい」「やりづらい」を解消する職場のルール
1 ルール化することで「やりにくさ」を解消しよう
あらかじめルール化しておけば判断に困らない
2 「コミュニケーション」のルール
3 「モチベーションアップ」のルール
4 「会議」のルール
5 「報告」「連絡」「相談」のルール
6 「取引先」でのルール
7 「面談・キャリアデザイン」のルール
8 「褒め方」のルール
9 「叱り方」のルール
10 「飲み会」のルール
第5章 年上の部下をやる気にさせるために
1 情熱を見せて「ちょっとくらい協力してやるか」と思われるように
「青臭い」と笑われるくらいがちようどいい
2 お互いの「違い」を認めれば関係はグッとラクになる
批判するよりも歩み寄ってみよう
3 年上部下にはどんな役割を担ってもらえばいいか
どうすればチームに貢献してもらえるかを考える
4 嫌みなく「尊重している」ことを伝えよう
年下部下には尊敬に値する部分がたくさんある
コラム 年上部下を動かす3つのキーワード
著者
前川孝雄(まえかわ・たかお)
株式会社FeelWorks代表取締役、青山学院大学兼任講師。
1966年兵庫県明石市生まれ。大阪府立大学経済学部、早稲田大学ビジネススクール・マーケティング専攻卒業。株式会社リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」等の編集長を歴任後、多様な働く人の価値観に精通した知見を活かし、2008年に株式会社FeelWorks設立。コミュニケーション循環を良くすることで温かい絆を育み組織の体質を変えていく「コミュニケーション・サイクル理論」(CC理論)を構築。「絆」と「希望」作りによる人材育成というユニークなコンセプトで話題を集め、『上司力研修』『キャリアコンパス』『Feelリーダーシップ』など独自プログラム、人間味溢れる講師育成にも力を注ぎ、多くの企業で好評を博している。
その親しみやすい人柄にファンも多く、人を育て組織を活かす「上司力」提唱の第一人者として自ら年間100本超のセミナーもこなす傍ら、テレビコメンテーター、コラム連載などでも活躍中。現場視点のダイバーシティマネジメント、リーダーシップ開発、キャリア論に定評がある。
主な著書に『若手社員が化ける会議のしかけ』(青春出版社)、『女性社員のトリセツ』『上司力トレーニング』 (共にダイヤモンド社)、『勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい』(光文社)、『はじめての上司道』(アニモ出版)、『頭痛のタネは新入社員』(新潮社)、『組織「再起動」プログラム』(ビジネス社)など多数。2011年度から青山学院大学で「キャリアデザイン特別講座」の教鞭もとる。
ブログ 「前川孝雄の“はたらく論”」 http://ameblo.jp/feelworks-maekawa/
ツイッターアカウント名 feelworks
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