ドラッカーが『マネジメント』でいちばん伝えたかったこと。
ドラッカーが『マネジメント』でいちばん伝えたかったこと。
書籍情報
- 小宮一慶 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2011年07月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:240
- ISBN:978-4-478-01541-4
内容紹介
20年以上もドラッカーの本を読み続けている人気コンサルタントが、ドラッカーが『マネジメント [エッセンシャル版]』のなかでいちばん読者に伝えたかったことは何かを、やさしく解説。あわせて、洋の東西を問わず、成功する経営に共通する原理原則を語る。
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目次
はじめに
第1章 外部からの視点を徹底する
企業の使命は「社会が関心をもっていること」をまっとうすること
マネジメントの役割1 自らの組織に特有の使命を果たす
マネジメントの役割2 仕事を通じて働く人たちを生かす
マネジメントの役割3 社会に与える影響を処理し、社会の問題について貢献する
企業に成果をもたらす機能⑴ ──「マーケティング」
「企業とは何かを決めるのは顧客である」
企業に成果をもたらす機能⑵ ──「イノベーション」
利益のために仕事をしてはならない
利益は、働いている人や社会を良くするためのコスト
第2章 自らの事業を定義する
【1】事業の三つの定義
事業の三つの定義とは「目的」「市場」「強み」
【2】事業の目的
事業の定義1 自らの目的、使命はあるか(ビジョンや理念はあるか)
事業の定義に目的・使命が重要な理由
【3】「市場」と外部環境分析
事業の定義2 市場があるか(外部環境分析)
【4】強みと内部環境分析
事業の定義3 「強みと弱み」と内部環境分析
【5】事業の定義の細分化
顧客は誰か ── マーケティングの視点
顧客はどこにいるか、何を買うか
何をやるか、何をやめるか ──「イノベーション」の視点
資源の最適配分と、小さくなる能力
第3章 目標を設定する
マネジャーの二つの役割
目標設定の考え方
商品やサービスの「質」に関する目標を掲げること
マーケティングの目標の考え方
マーケティングの目標設定は集中と市場地位を決めてから行う
マーケティングの七つの目標
イノベーションの三つの目標
経営資源の目標
生産性の目標
社会的責任の目標
目標は、バランスをとらなければならない
目標は実行に移す!
第4章 人を生かす
仕事と労働
仕事を生産的なものにする四つのポイント
マネジャーの育て方
一人ひとりが生き生きと働く方法
組織の精神とは
組織の四つの役目
マネジメントとコミュニケーション
トップマネジメントの役割
トップマネジメントのチームワーク
著者
小宮一慶(こみや・かずよし)
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表。
10数社の非常勤取締役や監査役も務める。
1957年大阪府堺市生まれ。京都大学法学部を卒業し、東京銀行に入行。84年から2年間米国ダートマス大学経営大学院に留学し、MBA取得。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間の93年初夏には、カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。94年5月からは日本福祉サービス(現セントケア)企画部長として在宅介護の問題に取り組む。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。
主な著書に、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座』(ディスカヴァー21)、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』(東洋経済新報社)、『日経新聞の「本当の読み方」がわかる本』(日経BP社)、『お金を知る技術 殖やす技術』(朝日新聞出版)、『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』(サンマーク出版)、『社長の教科書』(ダイヤモンド社)、『結果的に幸せをつかむ人の「正しい考え方」』(幻冬舎)他多数。