入門 考える技術・書く技術
日本人のロジカルシンキング実践法
入門 考える技術・書く技術
日本人のロジカルシンキング実践法
書籍情報
- 山﨑康司 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2011年04月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:168
- ISBN:978-4-478-01458-5
内容紹介
論理思考が難しいのは、日本語が原因だった!主語や接続詞など、日本語ならではの意外な落とし穴を明らかにしつつ、ビジネス文書からeメールまで、すぐに使えるノウハウを交えて具体的に指南。『考える技術・書く技術』の入門ガイドに最適。
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目次
まえがき 日本語のハンディを乗り越える
序章 誤解だらけのライティング
日本人がロジカル表現を苦手とする本当の理由
誰も教えてくれなかったレポート・ライティング
●誤解1 書きたいことを書きなさい
●誤解2 起承転結で書きなさい
グローバル・スタンダードを学ぶ
●レポートを受ける立場になって読んでみる
●考えるプロセスと書くプロセスを分ける
1章 読み手の関心・疑問に向かって書く
OPQ分析で読み手の疑問を明らかにする
読み手は何に関心を持ち、どんな疑問を抱くのか
読み手の関心を呼び起こすには
読み手の疑問を明らかにする「OPQ分析」
OPQ分析のコツ
2章 考えを形にする
メッセージを絞り、グループ化する「ピラミッドの基本」
メッセージの構造を明らかにする
●一度に覚えられる数には限界がある
●メッセージ構造をそのまま文書へ
グループ化と要約メッセージ
●メッセージが一般論にならないようにする
要約メッセージを文章にするときの「4つの鉄則」
●鉄則(1)名詞表現、体言止めは使用禁止とする
●鉄則(2)「あいまい言葉」は使用禁止とする
●鉄則(3)メッセージはただ1つの文章で表現する
●鉄則(4)「しりてが」接続詞は使用禁止とする
「So What?」を繰り返す
3章 ピラミッドを作る
ロジックを展開する、チェックする
帰納法でロジックを展開する
●帰納法の仕組み
●「同じ種類の考え」を前提とする
●帰納法は「つなぎ言葉」でチェックする
●結論を先に述べる
演繹法でロジックを展開する
●ビジネスで演繹法を使う際の注意点
●演繹法は「前提」をチェックする
ピラミッド作成のコツ
●コツ(1) 1つの考えを短く明快に
●コツ(2) 縦と横の「二次元」を意識する
●1対1の関係に要注意
●1対1の番外編「イメージによる説得」
4章 文書で表現する
導入から結びまで、気をつけるべきポイント
文書全体の構造はピラミッドに同じ
●ケース「X事業投資」
●主メッセージの位置
●目次のつけ方
段落表現のビジネス・スタンダード
●段落は「改行+大きめの行間」で
文章のわかりやすさは「接続詞」次第
●ロジカル接続詞
●「しりてが」接続詞の使用ルール
●曖昧な接続詞は誤訳のモト
読み手を引きつける「導入部」
●OPQ分析を使って導入部を作る
「結び」で今後のステップを示唆する
終章 メール劇的向上術
毎日のメールでピラミッドが身につく一石二鳥作戦
メールが見違えるように変わる「感謝の言葉にPDF」
「1日1回ピラミッド」×4カ月
巻末付録 ピラミッドの基本パターン
参考文献
著者紹介
著者
山嵜康司(やまさき・こうじ)
隗コンサルティングオフィス株式会社代表。豊富な経営コンサルティング経験を元に、さまざまな大企業にて、『考える技術・書く技術』関連(ビジネス思考、ライティング、スライド作成、事業計画書作成)の教育・研修を実施している。著書に『オブジェクティブ&ゴール』『P&Gに見るECR革命』、訳書に『考える技術・書く技術』『不合理のマネジメント』『仕事ストレスで伸びる人の心理学』『正しいこと』など。1980年ペンシルベニア大学ウォートン・スクール卒業(MBA)、1976年東京大学建築学科卒業。福岡県出身。
http://kai-consulting.jp/
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