新しいNISA投資の思考法
お金の悩みから解放される 正しい「長期・積立・分散」のはじめ方
新しいNISA投資の思考法
お金の悩みから解放される 正しい「長期・積立・分散」のはじめ方
書籍情報
- 柴山 和久 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2023年12月
- 判型/造本:46並
- 頁数:312
- ISBN:9784478118269
内容紹介
【新NISA対応!】初心者から投資の見直しをしたい人まで、自分に合った投資方法が見つかる1冊!38万人の資産運用に関わってきたお金のプロだから語れる確かな情報が満載!(※2023年9月末時点)豊富なユースケース、解説、実践が全部セットだから納得してから無理なく投資をはじめられる!
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目次
はじめに
序章 老後2000万円問題とは何だったのか
序章のポイント
2000万円の資産が必要? 炎上した「老後2000万円問題」
「2000万円問題」のモデルケースからわかること
取り崩せる金融資産がない場合には、どうすればよいのか
■ ①支出を減らす
■ ②収入を増やす
■ 2000万円問題以降の高齢世帯のデータから読み解けること
■「働き続ける」、「リタイアする」2つの選択肢を持つことが重要
■ 収入を増やす方法は、働き続けることだけではない
第1章 なぜ、誰もが資産運用を行ったほうがよい時代になったのか
第1章のポイント
日本社会の構造は大きく変わっている
「国と会社が老後の面倒を見てくれる」という神話の崩壊
■「終身雇用は維持できない」発言の衝撃
■ 老後の生活資金を、すべて国や会社に期待するのは現実的ではない
■ 人生100年時代、お金の寿命も伸ばすことが必要に
誰もが資産運用を行う時代は来るのか
■ 2000万円問題以降も、預貯金は増え続けている
新型コロナウイルスの影響はどうだったのか
NISAを活用して資産運用を行う人は増加
物価上昇により、預貯金の価値が減っていく可能性がある
■ 実は、これまでも物価は少しずつ上がっていた
新しいNISAが、働く世代の大きな後押しになる
コラム 「年金制度は破綻するから保険料を払わないほうが得」という話は本当なのか
第2章 新しいNISAは誰のための制度?
第2章のポイント
そもそもNISAのメリットとは
■ 本来、投資で得た利益には、約20%の税金がかかる
■ NISAでは、投資で得た利益に税金がかからない
新しいNISAは、一人ひとりのペースで利用できる、優しい制度
新しいNISA、三つの特長
■ 新NISAの特長① 一つしか選べなかった「一般NISA」と「つみたてNISA」の両方を使える
■ 新NISAの特長② 投資できる金額が大きく増える
■ 新NISAの特長③ 制度の利用期限がなくなることで、いつでも好きなように使える
■ 従来のNISAの意外な落とし穴 一定の期間が経った後の利益には課税される
新しいNISAをどう活用するか 想定される使い方の例
■【シンプルなケース1】5年で1800万円の非課税枠をすべて埋める最短プラン
■【シンプルなケース2】50年かけて1800万円を埋めるプラン
■ ケース1 (28歳男性・Hさん)
■ ケース2 (42歳女性・Tさん)
■ ケース3 (38歳女性・Sさん)
■ ケース4 (45歳男性・Mさん)
■ ケース5 (56歳女性・Iさん)
コラム 非課税枠を1800万円に拡大することに、政府内で反対意見があった理由
コラム よく聞くiDeCoとの違いは
第3章 資産運用の王道「長期・積立・分散」とは
第3章のポイント
時間と世界経済を味方につける
長期の資産運用は、10年以上続けられるかどうかがポイント
分散投資でリスクを抑え、金融危機を乗り越える
積立投資でさらにリスクを抑える
「長期・積立・分散」の100兆円規模での実践例
「長期・積立・分散」の実践には、NISAを活用できる
コラム あるべき資産運用の全体像とは ── コアとサテライト
コラム 積立の重要性に気づいたきっかけ
第4章 「長期・積立・分散」を実践するためのポイント
第4章のポイント
一括と積立、迷ったらどっちがいい?
■ 積立投資でリスクを抑えられる
■ 積立投資が高いリターンを得られるとは限らない
■ 本質的な問いは積立投資と一括投資でどちらが続くか
■ 株式だけに集中投資するべきではない理由
■ 分散投資は時代とともに進化してきた
世界中への分散投資で、為替の影響を抑えられる
コラム 「長期・積立・分散」を続けるうえで重要なリバランスとは
コラム 米国株だけに投資してもよい?
第5章 どうして、わかっていても「長期・積立・分散」を続けられないのか
第5章のポイント
日本には、「長期・積立・分散」の成功体験がない
■ 日本では短期売買を繰り返さないと儲からなかった
人が資産運用を諦めてしまいやすいタイミング
■ 第一の罠:資産運用を始めたばかりの時期は一喜一憂してしまう
■ 第二の罠:繰り返し訪れる金融危機で、積み上げてきたリターンが急に減ったタイミング
■ 第三の罠:急減したリターンが回復すると、それ以上続けられなくなってしまう
人間の脳は資産運用に向いていない
■ 長期投資で重要なリバランスの考え方を理解できても、実行は難しい
■ たとえ結果がわかっていても、合理的に行動するのは難しい
混同されやすい投資・投機・ギャンブルの違い
■ ギャンブルは、元本の残りを一部の人に配る仕組み
■ 投機は、元本を取り合う仕組み
■ 投資は、元本をみんなで増やしていく仕組み
コラム 投資に「絶対」はない ── トラブルに注意
第6章 それでも、資産運用を続けたほうがいい理由
第6章のポイント
世界経済は成長を続けていく
■ r>g : 資本のリターンは経済成長率を上回る
■ 本質的な問いは、世界経済が成長し続けるかどうか
コラム 友人が高リスクの金融商品を購入しようとしていたら
第7章 実際にNISAを始めてみよう
第7章のポイント
NISA口座での資産運用の方針を決める
利用者から見える新しいNISA制度のジレンマ
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」をうまく組み合わせる
■ ①「つみたて投資枠」で株式の投資信託を「成長投資枠」では株式、債券、金、不動産などの投資信託を幅広く購入する
■ ② ロボアドバイザーのように、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を組み合わせ、株式、債券、金、不動産などの投資信託に幅広く自動で投資するサービスを活用する
■ ③「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方で、株式や債券、不動産などに幅広く分散して投資するバランス型投資信託を購入する
新しいNISAで長期的な資産運用を成功させるために
ライフステージが進むにつれ、株式の比率を下げてリスクも下げる
■ ①「つみたて投資枠」で株式の投資信託を、「成長投資枠」では株式、債券、金、不動産などの投資信託を幅広く購入する場合
■ ② ロボアドバイザーのように、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を組み合わせ、株式、債券、金、不動産などの投資信託に幅広く自動で投資するサービスを活用する場合
■ ③「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方で、株式や債券、不動産などに幅広く分散して投資するバランス型投資信託を購入する場合
■ 「株式だけに投資しておけばいい」という意見が日本で主流になっている理由
NISA口座を開く金融機関を選ぶ
従来のNISAは、新しいNISAに置き換わらず、そのまま残る
コラム 使う時期が来たら、取り崩しながら資産運用を続ける
コラム ロボアドバイザーのよくある誤解
第8章 お金の悩みから解放されることで、充実した人生を
第8章のポイント
長い時間をかけると、複利効果が得られる
一生使えるNISAは若いうちに始めたほうが得、一方で自分への投資も重要
ある程度のお金があれば、選択肢が広がる
お金の悩みから解放された後に、何をするか
おわりに
謝辞
著者
柴山和久(しばやま・かずひさ)
ウェルスナビ代表取締役CEO。
「誰もが安心して手軽に利用できる次世代の金融インフラを築きたい」という想いから、プログラミングを一から学び、2015年4月にウェルスナビ株式会社を設立。2016年7月に自動でおまかせの資産運用サービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」をリリース。リリースから約7年3カ月となる2023年11月に預かり資産9,500億円を突破した。
起業前には、日英の財務省で合計9年間、予算、税制、金融、国際交渉に参画。その後マッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務し、10兆円規模の機関投資家をサポート。
東京大学法学部、ハーバード・ロースクール、INSEAD卒業。ニューヨーク州弁護士。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2021」でTop3に選出。
著書に『元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いた これからの投資の思考法』(ダイヤモンド社、2018年)。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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