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ミンツバーグの組織論

7つの類型と力学、そしてその先へ

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ミンツバーグの組織論

7つの類型と力学、そしてその先へ

書籍情報

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  • ヘンリー・ミンツバーグ 著/池村千秋 訳
  • 定価:2970円(本体2700円+税10%)
  • 発行年月:2024年06月
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:336
  • ISBN:9784478118160

内容紹介

『MBAが会社を滅ぼす』『戦略サファリ』「戦略クラフティング」で知られる経営学の巨匠、ミンツバーグ教授による組織論の集大成。世界中の経営者や研究者に読み継がれてきた未邦訳の名著を、半世紀にわたる組織観察の叡智を込め、総力をあげてアップデート。本書が、その最終版にて初の邦訳となる。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 私たちを取り巻く組織の世界

そもそも組織とはなんなのか
マネジメントの「唯一で最悪の方法」
あまりに多様な組織の世界
問題は「用語」がないこと
5つの類型から7つの類型へ(そしてさらにその先へ)

第Ⅰ部 組織を再検討する

第2章 プレーヤーと構成要素

「箱」の外で考える
主なプレーヤー
プレーヤーたちの関係 ── 以前に描いた図
「チェーン」「ハブ」「ウェブ」「セット」

第3章 組織づくりの「アート」「クラフト」「サイエンス」

意思決定 ── アートとクラフトとサイエンス
戦略形成 ── クラフトとアート、そして少しのサイエンス
マネジメント ── クラフトに、アート、そして少量のサイエンス

第Ⅱ部 組織デザインの基本的な構成要素

第4章 調整のメカニズム

すべてのメカニズムを併用する

第5章 組織デザインのさまざまな要素

役職の設計❶ 職務範囲
役職の設計❷ 正式化の度合い
役職の設計❸ 研修と教化
上部構造の設計❶ グループ化による部署づくり
上部構造の設計❷ 部署のサイズを決める
上部構造の設計❸ 分権化のあり方を決める
上部構造の骨格への肉づけ❶ 計画とコントロール
上部構造の骨格への肉づけ❷ 水平方向のつながり

第6章 文脈を踏まえた組織設計

歴史の長さと規模
技術的システム
環境
権力

第Ⅲ部 4つの基本的な組織形態

第7章 パーソナル型組織 ── 個人が君臨する事業

パーソナル型組織の基本構造
パーソナル型組織の環境と種類
パーソナル型組織の長所と短所

第8章 プログラム型組織 ── 工程が定められている機械

プログラム型組織の基本構造
プログラム型組織の環境と種類
プログラム型組織の長所と短所
機械としての構造や性質を上手に活用する

第9章 プロフェッショナル型組織 ── 専門職の寄せ集め

プロフェッショナル型組織の基本構造
プロフェッショナル型組織の環境と種類
プロフェッショナル型組織の長所と短所

第10章 プロジェクト型組織 ── 革新を目指すプロジェクト

プロジェクト型組織の基本構造
プロジェクト型組織の環境と種類
プロジェクト型組織の短所

第11章 4つの組織形態を比較する

4つの組織形態は古代から永遠に
4つの組織形態の概要
戦略形成のあり方
マネジメントのあり方
現実世界と4つの組織形態

第Ⅳ部 組織を形づくる7つの基本的な力

第12章 4つの組織形態で作用する「4つの力」

パーソナル型組織の「統合」
プログラム型組織の「効率」
プロフェッショナル型組織の「熟達」
プロジェクト型組織の「協働」

第13章 すべての組織形態に関わる「3つの力」

上からの分離 ── 部署と部署を切り離す
文化の注入 ── 組織内の人々を同じ方向に引き寄せる
対立の浸食 ── 組織内の人と人、部署と部署を引き離す
文化と対立は共存する

第Ⅴ部 さらに3つの組織形態

第14章 事業部型組織

事業の拡大と事業の買収
事業部型組織への移行のプロセス
事業部型組織の基本構造
事業部型組織はプログラム型組織との相性がいい
コングロマリット化の弊害
ビジネス以外の世界での事業部型組織

第15章 コミュニティシップ型組織

コミュニティシップ型組織の基本構造
コミュニティシップ型組織の類型
コミュニティシップ型組織の長所と短所

第16章 政治アリーナ型組織

政治アリーナ型組織の長所

第Ⅵ部 組織類型の枠を超えて作用する力

第17章 暴走を防ぐ「錨」の役割

「エクセレント」の落とし穴
「汚染」の危険と「封じ込め」の効用

第18章 ハイブリッド型の素晴らしい世界

ブレンド型のハイブリッド
寄せ集め型のハイブリッド
協力、競争、そして「裂け目」

第19章 組織のライフサイクルと組織形態の変遷

組織構造のライフサイクル・モデル
誕生 ── パーソナル型組織としてのスタートアップ時代
青春 ── パーソナル型組織の性格を部分的に維持する
成熟 ── 自然な構造に落ち着く
中年 ── 突然訪れる転換
老い ── 生き残りのための刷新
死 ── 自然死と政治的な死

第Ⅶ部 7つの類型を超えて

第20章 外へ向かう組織

垂直統合と多角化により境界線が確立されているパターン
外へ伸びるネットワーク
契約によるアウトソーシング
提携による合弁事業
部外者を参加させるプラットフォーム
共通の目的に向けた「合同」
テーブルを囲む寄り合い
組織形態の類型と境界線の開き方

第21章 組織デザインのプロセスを開放する

巻末注

主な論文・インタビュー

索引

著者について





著者

ヘンリー・ミンツバーグ(Henry Mintzberg)
カナダのモントリオールにあるマギル大学クレグホーン寄付講座教授兼経営学大学院教授。著書に『MBAが会社を滅ぼす』『マネジャーの実像』(以上、日経BP)、『戦略サファリ[第2版]』(東洋経済新報社)、『H.ミンツバーグ経営論』『私たちはどこまで資本主義に従うのか』『これからのマネジャーが大切にすべきこと』(以上、ダイヤモンド社)などがある。
経営思想界のアカデミー賞と言われるThinkers 50で3人目となる生涯功績賞(Lifetime Achievement Award)を受賞。


訳者

池村千秋(いけむら・ちあき)
翻訳者。主な訳書に『CHANGE 組織はなぜ変われないのか』(ダイヤモンド社)、『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)、『なぜ人と組織は変われないのか』(英治出版)などがある。『これからのマネジャーが大切にすべきこと』『私たちはどこまで資本主義に従うのか』(以上、ダイヤモンド社)などミンツバーグの翻訳も数多く手がける。

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