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「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみた

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「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみた

書籍情報

  • 紙版
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  • 山口 悟 著
  • 定価:1980円(本体1800円+税10%)
  • 発行年月:2024年09月 [予約受付中]
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:256
  • ISBN:9784478117545

内容紹介

普段飲んでいるその薬、「なぜ効くのか」知っていますか?薬が効くしくみを、「化学」と「生物」の基礎的な内容をおさらいしつつ、徹底的にわかりやすく紹介。むずかしい計算などもなく、構造式を眺めるだけで、薬のメカニズムや製薬の裏側がわかるように説明していきます。製薬の裏側や、医学・薬学の歴史も学べます。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 薬が効くまでの道のり

1 薬が効果を発揮するには?
2 目に見えない、薬の「ほんとうの大きさ」
3 飲んだ薬の「行き先」
4 薬の効き目を左右するタンパク質
5 「酵素」のはたらきをコントロールする
6 情報を伝える「鍵穴」
Column ギザギザ、二重線……? 構造式の見方

第2章 「発熱」と「痛い」はなぜ起こるのか

1 薬局で買える薬と買えない薬
2 発熱と痛みのメカニズム
3 胃薬が一緒に処方されるのはなぜ?
4 「ナノメートル」の差で副作用を防ぐ
5 痛み止め同士を比べてみると……?
6 しくみが異なる「アセトアミノフェン」
7 半分はやさしさでできている?
Column 妊娠中、授乳中に薬を飲むとき、注意することは?

第3章 アレルギーの鍵穴を埋める

1 侵入した異物と戦う細胞たち
2 鼻水やくしゃみが止まらない理由
3 ヒスタミンを「ブロック」!
4 眠くなりづらい薬は「水になじみやすい」
Column 注意したい薬の飲み合わせ

第4章 体を襲う菌・ウイルスと戦う

1 細菌とウイルスの違い
2 抗菌薬のしくみ
3 耐性菌が自分を守るしくみ
4 抗ウイルス薬のしくみ
5 感染前に予防する
Column 食前、食後……薬を飲むタイミングで何が変わる?

第5章 生活習慣病を化学する

1 糖尿病の「糖」はブドウ糖
2 糖尿病治療薬のしくみ
3 高血圧とは、どういう状態?
4 高血圧治療薬のしくみ
5 コレステロールや中性脂肪を抑える
6 コレステロールや中性脂肪を減らす4つのしくみ
Column 飲み物が与える薬への影響

第6章 じつは奥深い胃腸薬の世界

1 胃酸を抑えるメカニズム
2 胃酸の中を生き抜く菌を倒す
3 腸をなだめよう
4 便に水を吸ってもらうには
Column 食べ物が与える薬への影響

第7章 より安全な精神科の薬はどうやって生まれたか

1 睡眠薬でもあり、抗不安薬でもある
2 ベンゾジアゼピン系薬に残る課題
3 睡眠のしくみへダイレクトに
4 不安が生まれないようにする薬
5 抗うつ薬のしくみ

第8章 倒すべきは自分由来の細胞

1 がんの「アクセル」と「ブレーキ」
2 「DNA」の中を覗いてみると
3 DNAを標的に
4 がん細胞の特徴的な「分子」とは
5 免疫チェックポイント阻害薬

第9章 自分を守るはずの免疫が、病気の原因に

1 自己免疫疾患とは
2 バセドウ病
3 関節リウマチ

おわりに

参考文献





著者

山口 悟(やまぐち・さとる)
1984年、神奈川県生まれ。
北里大学薬学部を卒業し、薬剤師の資格を取得。
東京工業大学大学院博士課程を単位取得退学後、博士(理学)の学位を得る。専門は有機化学。
製薬会社の研究員として医薬品の製造研究に従事したのち、薬学部の大学教員として有機化学の研究・教育を行なう。その後、サイエンスライターに転身。
著書に『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』『ノーベル化学賞に輝いた研究のすごいところをわかりやすく説明してみた』(ともにベレ出版)がある。

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