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構想力が劇的に高まる アーキテクト思考

具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法

  • 紙版
  • 電子版

構想力が劇的に高まる アーキテクト思考

具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 細谷 功 著/坂田 幸樹 著
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2021年09月
  • 判型/造本:A5並
  • 頁数:312
  • ISBN:9784478113875

内容紹介

ニューノーマルの時代にはこれまでの勝ちパターンは通用しない。変革期の思考回路をインストールする必要がある。それがアーキテクト思考だ。アーキテクト思考とは、具体と抽象を行き来して、全体構想を描ける力のこと。俯瞰し・ゼロベースで考え・仮説を立て・自力で絵が描けるようになる「究極の思考力」を身につけよう!

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1部 アーキテクト思考のWhy、What、Howを明らかにする

第1章 なぜ抽象度の高い思考が求められるのか?

1 なぜ、アーキテクト思考なのか?
2 コロナ禍による大変化
3 VUCAの時代とパラダイムシフト
4 AIの発展と知識至上主義の終焉
5 社会はますます抽象化していく
6 再び「鶏口牛後の時代」の到来
7 いま必要なのは「思考のアーキテクト」
8 「アーキテクト思考」はどこでも誰でも使える

第2章 アーキテクト思考とは?

1 アーキテクト思考を実践する建築とIT
2 「アーキテクト」の起源と現状の用法
3 IT業界で用いられているアーキテクトの定義
4 個別案件ごとの建築とITの構造の比較
5 本書における「アーキテクト」「アーキテクト思考」の位置づけ
6 ビジネスにおけるアーキテクトの対象範囲
7 具体的人物(具体)と役割(抽象)とを分離して考えるのもアーキテクト思考

第3章 抽象化とアーキテクト思考

1 アーキテクトのミッション
2 アーキテクトの価値観
3 アーキテクトの思考回路
4 アーキテクトの行動習慣
5 アーキテクト思考の応用 ビジネスにも「アーキテクト」が必要
6 なぜアーキテクトが育ちにくいのか?
7 日本社会は「川下度」が高い

第4章 アーキテクト思考のための全体構想プロセス

1 「ビジネスアーキテクト」に向けての全体構想プロセスとは
2 全体構想のステップ
3 ステップ0〜4までの解説

第2部 アーキテクト思考のトレーニング

第5章 なぜ新興国には多くの学びがあるのか?

1 東南アジアの現状
2 東南アジアを代表するユニコーンになったインドネシアのゴジェック
3 インドネシアと米国の比較
4 第1フェーズ 地上戦で競争優位を築きインドネシアで唯一無二の存在へ
5 第2フェーズ Eコマースビジネスを立ち上げ、代引きを実現しスーパーアプリへ
6 第3フェーズ 複数国展開し、東南アジア有数のユニコーンへ
7 まとめ:地上戦で工夫することにより空中戦で勝利したゴジェック
8 本書で紹介する事例の読み解き方

第6章 抽象化してボトルネックを発見するためのフレームワーク

1 抽象化してボトルネックを把握しないままの解決策は無意味
2 物事には必ずボトルネックが存在する
3 バリューチェーン・経営資源マトリックスを構成する3つの軸
4 バリューチェーン
5 経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)
6 時間軸
7 解決策のオプションを整理する

第7章 抽象化して事業特性を把握するためのフレームワーク

1 抽象化して事業の特性を把握する
2 売上や市場シェアの拡大をすることだけが経営ではない
3 多様性マトリックスを構成する2つの軸
4 規模拡大・多角化による利益率向上可能性
5 ローカライズによる付加価値向上可能性
6 多様性マトリックス4つの類型とそれぞれの特性
7 ①成功モデル移植型
8 ②個別最適追求型
9 ③全体最適追求型
10 ④ポートフォリオ型
11 類型ごとにアナロジーを使う

第8章 事例でアーキテクト思考を身に付ける

1 4つの新興国事例からの学び
2 事例1 垂直統合モデルで本物の牛乳を消費者に届ける
3 事例2 水平統合モデルで成熟したワイン業界を改革する
4 事例3 1990年代にデジタルプラットフォームを導入して人材市場をつくる
5 事例4 唯一無二を目指し、大国の縦割り行政を打破する

Column アーキテクト思考でゼロから先進国をつくる

おわりに





著者

細谷功(ほそや・いさお)
ビジネスコンサルタント・著述家
東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエ等の米仏日系コンサルティング会社にて業務改革等のコンサルティングに従事。近年は問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学等に対して国内外で実施。主な著書に『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『具体⇄抽象トレーニング』(PHPビジネス新書)、『考える練習帳』(ダイヤモンド社)等。

坂田幸樹(さかた・こうき)
経営共創基盤(IGPI)共同経営者、IGPIシンガポール取締役CEO
キャップジェミニ・アーンスト&ヤング、日本コカ・コーラ、リヴァンプなどを経て現職。
現在はシンガポールを拠点として政府機関、グローバル企業、東南アジア企業に対するコンサルティングやM&Aアドバイザリー業務に従事。
早稲田大学政治経済学部卒、IEビジネススクール経営学修士(MBA)、ITストラテジスト。

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