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イノベーション創造戦略

組織の未来を創り出す「三つの箱の解決法」

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イノベーション創造戦略

組織の未来を創り出す「三つの箱の解決法」

書籍情報

  • 紙版
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  • ビジャイ・ゴビンダラジャン 著/葉田順治 監訳/竹林正子 訳
  • 定価:2200円(本体2000円+税10%)
  • 発行年月:2021年09月
  • 判型/造本:46並
  • 頁数:344
  • ISBN:9784478113219

内容紹介

イノベーションの第一人者ゴビンダラジャンは、実証済みのシンプルな手法を用いたイノベーション・ツール「三つの箱の解決法」を開発した。GE、ハズブロ、IBMなど、実際の企業の実例をふんだんに交え、これまでにないイノベーションを生み出す環境やカルチャーを社内につくる明確な道筋を解き明かす。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

第1章 イノベーションに導く「3つの箱」

「3つの箱の解決法」
本書で学べること
大手玩具メーカー「ハズブロ」の変革
コラム 「トランスフォーマー」をライフスタイル・ブランドに変身させる
「3つの箱」のバランスをとるのは、なぜこんなに難しいのか?
コラム 3つの箱の解決法のルーツはヒンドゥー教
予測できない未来に備える ── 計画的な日和見主義、弱いシグナル、そして日々築く未来
「3つの箱」のバランスをとる(1) 知識を増やして、不確実性を減らす
「3つの箱」のバランスをとる(2) 新たな価値の扉を開くレバーとしての構造
コラム 1990年代半ばのハズブロが直面した「忘れることの難しさ」
シンプルに ── 「3つの箱の解決法」の基本原理
重要ポイント
ツール

第2章 未来を創造する

グリーンマウンテン・コーヒー・ロースターズ BOX3の飛躍
BOX3の特徴的な原則と行動様式
コラム 自家製ドリンクの調査
コラム 進化する「K ─ Cup」
「3つの箱」すべてのバランスを維持するという難題
重要ポイント
ツール

第3章 過去を捨て去れ

BOX2の特徴的な原則と言動
コラム 間違った未来は手放す
IBMの失墜
3つの罠
BOX2の改善策
コラム マイクロソフトを生き返らせる
ジニー・ロメッティ下でのIBM
重要ポイント
ツール

第4章 現在を管理する

三重苦 ── 危機的なBOX1
難題 ── BOX1を修復する
BOX1を好転させる
コラム 一般社員をどう巻き込むか
未来を見据えて
重要ポイント
ツール

第5章 「3つの箱」のバランスを維持する

教会改革
「3つの箱」のバランスをとる
BOX3のイノベーション(1) 礼拝と働きかけ
BOX3のイノベーション(2) ウィロウクリーク・アソシエーション
BOX3のイノベーション(3) グローバル・リーダーシップ・サミット
常にバランスをとる
コラム BOX1を超えて雇用する
重要ポイント
ツール

第6章 革新的なイノベーション

行動様式1 過去の罠にはまらない
行動様式2 「弱いシグナル」を見逃さない
コラム 「弱いシグナル」を活用する
行動様式3 日々、未来を築く
行動様式4 実験をしながら学んでいく
行動様式5 「計画的な日和見主義」を実践する
コラム 予測不能の未来を計画する
行動様式6 「自分が制御できる馬」に投資する
結論 ── 根っこと鎖とバランスの文化
重要ポイント
ツール

注釈

謝辞

監訳者解説





著者

ビジャイ・ゴビンダラジャン(Vijay Govindarajan)
世界有数の戦略とイノベーションの専門家。12冊の著作のほか、学術誌や実務雑誌にも幅広く寄稿している。その著作はニューヨーク・タイムズ紙やウォール・ストリート・ジャーナル紙のベストセラーリストにも登場した。現在は、ダートマス大学とハーバード大学の教授陣の一員である(ダートマス大学タック経営学大学院のコックス寄付基金教授、ハーバード・ビジネス・スクールのマービン・バウワー・フェロー)。
ゴビンダラジャンは、フォーチュン500(フォーチュン誌が年に一度発行する総収入に基づく全米上位500社のリスト)企業の25パーセント以上のCEOや経営チームと、戦略やイノベーションについて議論を交わし、思索を深めてきた。また、ゼネラル・エレクトリックで初めての招聘教授、およびチーフ・イノベーション・コンサルタントを務め、当時CEOのジェフ・イメルトと協同執筆したハーバード・ビジネス・レビュー誌(HBR)の記事、「GEはどうやって自らを破壊しているのか」で「リバース・イノベーション」(途上国で先に採用されたイノベーション)の概念の先駆者となった。HBRは「リバース・イノベーション」を20世紀の「経営の重要転機」の一つに挙げている。
ゴビンダラジャンの研究、および学説は数々の栄誉に輝いている。学術誌「アカデミー・オブ・マネジメント・ジャーナル」の殿堂入りしたほか、学術誌「マネジメント・インターナショナル・レビュー」では戦略研究分野の北米トップ20スーパースターにランクイン、また最新の「経営思想家ベスト50」ではインドの経営思想家1位となっている。数多くの講演依頼を受ける中、ビジネスウィークCEOフォーラム、HSMワールド・ビジネス・フォーラム、TED、世界経済フォーラム(ダボス会議)でも基調講演を行った。
ダートマス大学タック経営学大学院教授就任前は、ハーバード・ビジネス・スクール、INSEAD(フォンテンヌブロー)、インド経営大学院アーメダバード校で教鞭を執った。博士号、MBAは、ともに(優秀な成績で)ハーバード・ビジネス・スクールにて取得。
妻のキルティとともに、ニューハンプシャー州ハノーバー、そしてマサチューセッツ州ボストンで暮らしている。


訳者

竹林正子(たけばやし・まさこ)
広島県生まれ。上智大学外国語学部卒業。フランス国立ポンゼショセ工科大学院国際経営学部修了(MBA)。外資系金融機関、出版社勤務を経て、フリーの翻訳者に。主な訳書に『ポール・マッカートニー─メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』『STILL A PUNK ジョン・ライドン自伝』『シド・ヴィシャスの全て VICIOUS ─ TOO FAST TO LIVE…』『病んだ魂 ─ ニルヴァーナ・ヒストリー』(いずれもロッキング・オン刊)、『いくつになっても脳は若返る』(ダイヤモンド社刊)などがある。また、NHK「猫のしっぽ カエルの手」で人気の京都・大原在住のハーブ研究家ベニシア・スタンリー・スミスさんのエッセイや著書『ベニシアの言葉の宝箱』(世界文化社刊)、『幸せは自分の中にある ─ ベニシア、イギリス貴族の娘。』(KADOKAWA刊)などの翻訳も手がけている。


監訳者

葉田順治(はだ・じゅんじ)
エレコム株式会社 代表取締役会長。1953年、三重県熊野市生まれ。76年、甲南大学経営学部を卒業し、材木問屋に就職。77年、実家の製材工場再建のため熊野市に戻る。86年、エレコムを創業し、取締役に就任。92年、常務取締役。94年、専務取締役。代表取締役社長を経て、2021年3月に現職に就任。世界的な経営書を読むことや著名な経営者の講演を聴くことを習慣としており、現在も最新の経営学を学び続けている。
その間、エレコムは2006年にジャスダック、13年には東証一部に上場。パソコンブームの到来とともに企業規模を拡大。その後、スマートフォン関連にも進出。数多くのIT機器関連製品を手がけている。現在では、デジタル分野にとどまらず、ヘルスケア・医療・放送・社会インフラといったさまざまな分野に進出するなど、IoT関連を中心としたBtoB事業領域をビジネスチャンスととらえ、新たなチャレンジを続けている。
また、社会活動として公益財団法人葉田財団を設立。子どもたちの健全な育成に寄与する助成事業を推進。子ども食堂を中心とした健康増進支援、社会的養護関係施設の若者向けキャリア支援、そして新生児蘇生法訓練の教育支援など、活動領域のさらなる拡大に取り組んでいる。

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