がんばらない介護
がんばらない介護
書籍情報
- 橋中今日子 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2017年03月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:232
- ISBN:978-4-478-10171-1
内容紹介
認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟を1人で21年間介護し続ける理学療法士だから知っている、介護の心を軽くする36のコツ
だいじょうぶ。もっとラクなやり方、ありますよ
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目次
はじめに
第1章 「1人でがんばらなくていいんですよ」
介護保険制度やサービスを使いこなす方法
「どこに相談すればいいの?」
迷ったら“介護のよろず相談所”地域包括支援センターへ
「制度が複雑でわからない…」
介護のことは自分で勉強せず、専門家に聞くのが早い
「いつもはもっとヒドイんだけど」
介護認定のときは、当日の見た目より日々の記録が効果的
「どこの誰に頼めばいい?」
ケアマネジャーは“安・近・短”の人を選ぼう
「仕事は絶対、続けたいんです」
ケアプランを決めるときは、介護側の希望と事情を必ず言う
「疲れた、死にたい…」
ケアマネジャーに「もうがんばれない」と本音を伝える
「お風呂に入れるのは重労働」
入浴は介護サービスで対応するとラクになる
「あれ、ちょっとおかしい?」
いつもと様子が違うと感じたら、迷わず救急車を呼ぶ
「食事の支度や掃除をする余裕がない!」
困ったときはピンポイントで民間の有料サービスを利用する
「介護用品ってどこで手配するの?」
急に車椅子が必要になったら、社会福祉協議会へ
「施設を利用するのは親不孝…」
施設介護に後ろめたさを感じる必要はない
教えて介護保険1
一番下の「要支援1」でも介護サービスが受けられる
第2章 「仕事を辞める必要はないんですよ」
介護と仕事を両立させる方法
「介護の大変さ、わかってほしい」
1人で抱え込まず、愚痴や弱音を吐ける相手や場所をつくる
「特別扱いはできないよ」
介護休暇をフル活用し、有給休暇は自分のために使う
「時間も気持ちも余裕がない」
大きな変化やトラブルがあったら迷わず介護休業を取る
「たびたび休まれるのは困る」
深刻な事態になる前に上司と人事に相談しておく
「介護中の親が骨折した!」
緊急事態が発生したら、すぐ介護認定の見直しを
「もう疲れた、会社辞めたい…」
仕事との両立がどんなに大変でも、介護離職は避けよう
教えて介護保険2
「要介護2」より「要介護3」のほうが使えるサービスの幅が広がる
第3章 「家族だからって辛抱しなくていいんですよ」
家族間のトラブルを解決する方法
「あの親の介護をなぜ私が?」
関係がよくない親なら、愛ある介護じゃなくていい
「私1人に押しつけないで!」
きょうだいとは得意なことを分担、親戚はイイトコどりで
「経済的なことが心配…」
介護費用は親の年金・預金をあて、自分のお金は持ち出さない
「いつまで面倒みなきゃいけないの?」
嫁には「姻族関係終了届」という奥の手があると知っておく
「やっぱり同居しないとダメか…」
世帯分離で介護するほうが、さまざまなサービスが受けやすい
「私が盗ったなんて、ひどい!」
愚痴や暴言に対しては“オウム返し”が役に立つ
「イライラしてつい怒鳴ってしまう」
怒りを抑えこまずに、外に出して解消する
「お父さんがお母さんをなぐった」
老老介護のトラブルは、専門家に積極的に介入してもらう
「最期まで見届けたかった…」
期待どおりの看取りは、できない可能性が高い
教えて介護保険3
「要介護」のランクがあがらないときは伝え方を変える
第4章 「息抜きの時間が一番大切なんですよ」
“介護うつ”にならない方法
「施設に行かせるのはかわいそう」
親がいやがるのは最初だけ。介護サービスはどんどん利用する
「入浴や食事をゆっくりしたい!」
介護の場から完全に離れて、自分の時間をつくる
「夜、起こされずに眠りたい」
夜のトイレ介助を減らして、睡眠時間をしっかり確保する
「有給使い果たしたけど、もう限界」
有給休暇がなくなっても、つらいときは思い切って休む
「たまには1人で過ごしたい」
心が楽しむ時間、ぼんやりする時間をつくる
「受け入れ先が見つからない!」
あきらめずに、危機感をもって窮状を訴える
教えて介護保険4
施設での介護が現実的になる「要介護4」
第5章 「自分の人生を優先していいんですよ」
介護で人生をあきらめない方法
「たびたび帰省する時間がない」
遠距離介護こそ、介護サービスをフル活用する
「私だけ幸せになっていいの?」
介護を理由に、恋愛や結婚をあきらめてはいけない
「赤ちゃんがいるのに親が倒れた!」
ダブルケアすることになったら、自分の家族を優先する
「介護で青春が過ぎていく…」
介護のために学校を辞めたり、進学を断念しない
教えて介護保険5
「要介護5」では、施設の活用のしかたがカギになる
おわりに
著者
橋中 今日子(はしなか・きょうこ)
理学療法士
リハビリの専門家として病院に勤務するかたわら、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護する。仕事と介護の両立に悩み、介護疲れをきっかけに心理学やコーチングを学ぶ。自身の介護体験と理学療法士としての経験、心理学やコーチングの学びを生かして、介護と仕事の両立で悩む人、介護することに不安を感じている人に「がんばらない介護」を伝える活動を全国の市区町村で展開中。企業では、介護離職防止の研修も担当。ブログ「介護に疲れた時に、心が軽くなるヒント」では、「介護をしていることで、自分の人生をあきらめないで!」「あらかじめ対策を知っておくことで、問題は回避できます!」といった介護疲れを解消し、心がラクになる情報を発信中。NHK、TBSほか、テレビやラジオでも活躍中。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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