超・箇条書き
「10倍速く、魅力的に」伝える技術
超・箇条書き
「10倍速く、魅力的に」伝える技術
書籍情報
- 杉野幹人 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2016年06月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:200
- ISBN:978-4-478-06867-0
内容紹介
情報技術の最先端シリコンバレー、世界最高峰のMBAスクールINSEAD、世界的な戦略系コンサルATカーニー。世界の最前線で、人や企業を動かす超一流は何をしているのか。その答えは、「Bullet Points(ビュレットポイント)」と呼ばれる“箇条書き”によるコミュニケーションだった!
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目次
はじめに 凡庸にして最強スキル、それが箇条書き
序章 なぜ箇条書きが、最強のビジネススキルなのか?
忙しい、時間がない。だから箇条書き
同じ内容なのに、「伝え方」でここまで変わる
10倍速く、魅力的に伝わる理由
コンサルタントはなぜ、要点を3つにまとめるのか?
「使えるやつ」かは、箇条書きでわかる
日本人の「伝え方」のクセとは?
INSEADで学んだ「コミュニケーションのあり方」
今の日本にこそ、箇条書きが必要だ
これが、箇条書きを超えた『超・箇条書き』
第1章 超・箇条書きの技術① 構造化
ダメな箇条書き:整理されていない
「全体像」をつくれば、一瞬で伝わる
構造化の要件は「レベル感を整える」こと
「似ているもの」を1つにまとめる
構造化のコツ1 「自動詞と他動詞」を使い分ける
「落ちる」と「落とす」を比べてみる
自動詞を使うときは細心の注意を!
体言止めは思考停止につながる
構造化のコツ2 「直列と並列」で時間軸を整える
時間軸が整理されるとストレスなく読める
構造化のコツ3 「ガバニング」で引き出しをつくる
スティーブ・ジョブズは、ガバニングの達人
メールには「宣言」が欠かせない
文だけではなく、構造にも語らせる
第2章 超・箇条書きの技術② 物語化
ダメな箇条書き:生々しくない
物語化の要件は「フックをつくる」こと
物語化のコツ1 「イントロ」でつかみ、相手を引き込む
相手の「期待」に合わせ、柔軟に考える
ユニクロのプレゼンは「ここ」がすごい
「アンサーファースト」は万能ではない
物語化のコツ2 「MECE崩し」で山場をつくる
その情報、伝える必要がありますか?
「相対的MECE」を使いこなす
物語化のコツ3 「固有名詞」で具体的にイメージさせる
悩み相談メールも、固有名詞で生々しくなる
プレゼンは、聞き手を「主人公」にする
聞き手とそのコンテキストを考え抜く
第3章 超・箇条書きの技術③ メッセージ化
ダメな箇条書き:「で、それが何?」で終わる
メッセージ化の要件は「スタンスをとる」こと
メッセージ化のコツ1 「隠れ重言」を排除する
プレゼンにおけるNGワード集
メッセージ化のコツ2 「否定」で退路を断つ
ソニーの「開発18か条」は否定が上手い
ソフトな否定「AよりもB」
ソフトな否定「AからBになる」
メッセージ化のコツ3 形容詞や副詞は「数字」に変える
海外の履歴書に学ぶ「伝え方のテクニック」
ビジョンには2つの数字が欠かせない
「無難」を選ぼうとする自分が、最大の敵だ
第4章 超・箇条書きをもっと使いこなす
超・箇条書きの技術のまとめ
超・箇条書き活用法1 ストーリーライティング
「自分の強み」をどう伝えるか
ビジネスプレゼンにこそ、「ストーリー」を!
超・箇条書き活用法2 パラグラフライティング
企画立案・執筆にも使える
超・箇条書きで英語もどんどん上達する
おわりに 箇条書きが、私を救ってくれた
著者プロフィール
杉野幹人(すぎの・みきと)
A.T.カーニーマネージャー 東京農工大学工学部特任教授
東京工業大学工学部卒。INSEAD MBA修了。早稲田大学商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)。
大学卒業後、NTTドコモに就職。シリコンバレーで仕事を共にした500人以上の起業家のプレゼンや提案資料から、箇条書き(Bullet points)で短く魅力的に伝えることのパワーとその技術を学ぶ。
世界最高峰のビジネススクール、INSEADでMBAを修了後に、グローバル経営コンサルティングファームのA.T.カーニーに参画。経営戦略、マーケティング戦略、新規事業、経営会議運営支援等の幅広い経営コンサルティングプロジェクトを手掛けている。箇条書きを用いた経営者向けのプレゼン・資料作成の経験は300回を超える。現在は、箇条書きを基礎としたストーリーライティングの技術を東京農工大学でも教えている。
著書には単著として『使える経営学』(東洋経済新報社)、『会社を変える会議の力』(講談社現代新書)、共著として『コンテキスト思考』(東洋経済新報社)がある。
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