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情報メディア白書 2016

  • 紙版
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情報メディア白書 2016

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 電通総研 編
  • 定価:17600円(本体16000円+税10%)
  • 発行年月:2016年02月
  • 判型/造本:A4並製
  • 頁数:274
  • ISBN:978-4-478-06848-9

内容紹介

変貌する情報メディアの真の姿を600を超える統計データを基に徹底解析。広告、ネット、メディア関係者、マーケター必携の書最新版。さらに各種の最新デジタル機器・サービスの動向や、消費者行動の変化を専門家が分析する。電子書籍版も発行。

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目次

●動画配信サービスが新しいステージに!

●本白書の使い方

特集Ⅰ── インターネットの20年

特別レポート 変化した若者のコミュニケーション様式
       〜リテラルコミュニケーションからビジュアルコミュニケーションへ〜
(1)インターネット広告市場の発展 1996-2014 and beyond
(2)2000年から今に至る、生活者からみたメディアの役割変化
   〜東京大学 橋元良明教授『日本人の情報行動』調査より〜
(3)インターネット広告手法の進化の歴史と生活者の情報行動・意識を変えた12大事件
  ●1994年〜2003年
  ●2004年〜2015年
  ●インターネットが広告を変え、そして生活者の行動にも影響を与えた
(4)インターネットが変え続けるメディアとユーザーの関係性
   〜集約化、双方向化、最適化の次に来るもの〜

特集Ⅱ── 新しいメディアの潮流

(1)情報メディア多様化の変遷  変わりゆくメディアビジネスの行方
(2)4K・8Kテレビ  2025年を見据える4K・8Kロードマップ
(3)スマートフォン/タブレット端末  端末の高性能化で市場にアピール
(4)MVNO/FVNO  新規事業者参入で競争活発化、消費者受益向上へ
(5)ウエアラブルコンピューター/デバイス  ヘッドマウントディスプレイの課題と可能性
(6)アプリゲーム  市場成熟化の中で、スーパーカジュアルにも注目集まる
(7)データトリガーサイネージ  リアルタイムの環境変化に反応するサイネージ
(8)ヨーロッパのテレビ・インターネット配信  テレビ放送局と独立系配信プラットフォームの動き
(9)オンライン配信〜動画編  さまざまなサービス開始によって動き出した市場
(10)オンライン配信〜音楽/マンガ編  プレイヤー、サービス増加で急速に活性化
(11)IoT (Internet of Things)  モノが自ら情報を発信する時代に
(12)ロボット  ロボットとコミュニケーション能力

Ⅰ部 ── 情報メディア産業の動向

1 新聞

●日経、英FT買収で世界的競争力強化を狙う
●新聞産業構造図
(1)日刊紙市場  販売収入が市場を支える
(2)発行  夕刊発行社が段階的に減少
(3)広告  新聞広告費、折込広告費ともに減少続く
(4)経営/用紙  新聞社は新聞業務以外の収入増も模索
(5)全国紙  紙媒体減少への対策が急務
(6)ブロック紙/地方紙  普及率が7割を超える地方紙も
(7)スポーツ紙  今後のカギはネット戦略
(8)販売店  部数減の中、生き残り策が求められる
(9)地域紙・コミュニティ紙・専門紙  地域に根差した特色をもつ地域紙
(10)通信社  共同通信・時事通信は創立70周年を迎える
(11)デジタルサービス  ネットでのニュース接触手段が激変
(12)閲読・意識  若年層の閲読率低下が顕著

2 出版

●出版市場は1996年の6割に縮小
●出版産業構造図
(1)市場  出版市場はピーク時から1兆円縮小
(2)出版社
  ①社数・経営  出版社はピーク時の3/4に減少
  ②大手出版社  デジタルコンテンツ収入が増加
(3)取次・書店  出版流通に再編の動き
(4)書籍
  ①新刊  新刊発行は減少傾向
  ②ベストセラー  歴代ベストセラーの重版続く
(5)雑誌
  ①市場  市場は17年連続の前年割れ
  ②発行状況  女性誌ジャンルで若年層離れが進む
  ③販売部数  デジタル版の購読が進む
(6)マンガ
  ①市場  マンガ単行本販売金額が2年連続で増加
  ②単行本  アニメ化・実写化で市場は活況
  ③雑誌  読者のマンガ雑誌離れが続く
(7)読者  男性はマンガ、女性は女性週刊誌の閲読率が高い
(8)電子出版  電子出版市場の高い伸びが続く

3 音楽

●サブスクリプションで市場構造が変わる
●音楽産業構造図
(1)市場
  ①国内市場  コンサート市場が音楽市場を支える
  ②海外市場  音楽配信売上の割合が5割に迫る

(2)レコード
  ①生産 CDのカタログ数は増加
  ②メーカー/流通 売上が伸び悩む中、次のヒットを模索
(3)配信
  ①市場  スマートフォン含むインターネット配信市場がさらに拡大
  ②コンテンツ/アプリ  サブスクリプションサービスが伸長の見込み
(4)映像  テレビ番組、音楽ビデオソフトともに減少
(5)イベント  イベント市場の伸びが音楽市場全体を支える
(6)カラオケ
  ①市場  カラオケ参加人口、施設数とも横ばい
  ②カラオケボックス  カラオケボックスは微増傾向
(7)ユーザー
  ①全体動向/機器  コンサートのユーザー支出がCDを上回る
  ②属性別  コンサート参加率は女性の10、20、50代が高い

4 劇映画・ビデオソフト

●劇場利用の多様化と国際市場の変化
●劇映画・ビデオソフト産業構造図
(1)劇映画
  ①市場  劇映画市場は2000億円台に回復
  ②配給  ウォルト・ディズニーが前年比2倍近い興行収入に
  ③映画館  映画館の利用方法に変化
  ④経営  東宝、松竹は増収増益
  ⑤利用  『アナと雪の女王』が歴代興行収入2位に
(2)ビデオソフト
  ①市場  ビデオソフト市場、ついに4000億円を下回る
  ②メーカー出荷  ブルーレイ市場の成長続く
  ③流通  「通販・EC」の利用が中心に
  ④レンタル店  レンタル店舗の苦境続く
  ⑤利用  『アナと雪の女王』が200万枚突破

5 アニメーション

●『アナと雪の女王』『妖怪ウォッチ』が市場を席巻
●アニメーション産業構造図
(1)市場  市場規模が3年連続拡大し、2500億円を突破
(2)劇場用  『アナと雪の女王』が大ヒット
(3)放送  アニメ番組放送時間帯の二極化進む
(4)ビデオソフト  『アナと雪の女王』の影響で海外作品出荷金額が2倍に
(5)配信/ライブコンテンツ  動画配信サービスが活性化
(6)海外  アジア進出が加速
(7)キャラクタービジネス  新しいヒットキャラクターが登場
(8)ユーザー  ヒット作により映画鑑賞経験者が増加

6 ゲーム

●新たなステージへ向かうゲーム市場
●ゲーム産業構造図
(1)市場  オンライン・ソーシャルゲームが市場を開拓
(2)ビデオゲーム
  ①市場  ビデオゲーム市場の縮小が続く
  ②経営  PS4が販売台数3000万台を突破
  ③ハードウェア  PS4は海外で50%のシェア
  ④ソフトウェア  トップ10は上位を3DSが占める
  ⑤ユーザー  平均プレイ時間は増加傾向
(3)モバイルゲーム・オンラインゲーム
  ①市場  上位3社が市場の4割を占める
  ②ユーザー  アイテム課金はスタンダードに
(4)アーケードゲーム
  ①市場  2014年は参加人口が大幅増
  ②施設・ユーザー  ゲームセンター数・設置台数ともに減少が続く

7 ラジオ・テレビ

●収益拡大のためのネット活用本格化
●ラジオ・テレビ産業構造図
(1)地上波放送売上高  3年連続で市場拡大
(2)経営  地上波民放は業績健闘
(3)ラジオ
  ①市場  営業収入はわずかに減少
  ②番組/広告  ラジオ広告費増加に転じる
  ③リスナー  週間累積到達率(リーチ)はほぼ横ばい
  ④サイマル配信  「radiko.jp」認知は約4割
(4)テレビ
  ①市場  3年連続で市場拡大
  ②番組/広告  地上波テレビ広告費の伸び率拡大
  ③視聴率  1世帯当たり平均視聴時間は7時間28分
  ④視聴者  好きなテレビ番組は「国内ドラマ」
  ⑤録画再生視聴  録画再生率上位はテレビドラマ
(5)制作プロダクション  売上高5億円未満の企業が約7割

8 衛星放送・ケーブルテレビ

●市場拡大続くBS放送
●衛星放送・ケーブルテレビ産業構造図
(1)市場  衛星放送・ケーブルテレビともに市場縮小
(2)NHK衛星放送  着実に増加が続き2000万契約目前に達する
(3)民放BS放送  堅調に拡大し、2000億円を突破した民放BS市場
(4)WOWOW  スポーツ、ドラマ、ライブの効果で280万契約を突破
(5)多チャンネルサービス
  ①市場  専門チャンネルの加入世帯数は3年連続で減少
  ②経営・視聴者  一部専門チャンネルの総加入世帯数が減少に転じる
(6)ケーブルテレビ
  ①加入・契約数  加入世帯数は3000万世帯に迫る
  ②事業者  2014年度は減収増益に

9 通信

●通信料金見直しの中、新たな収益源を開拓する通信事業者
●通信産業構造図
(1)市場
  ①電気通信業  2013年度電気通信業の売上は13兆6384億円
  ②インターネット/携帯電話  増加が続くインターネット利用者数
(2)経営
  ①3大キャリア/経営状況  営業収益、売上高は3社とも増加
  ②3大キャリア/ARPU  固定、移動通信ともにARPUの減少傾向続く
  ③その他の主な通信事業者  電力小売、MVNO事業など新事業への参入相次ぐ
(3)契約数
  ①固定通信  0AB-J IP電話契約数の増加が続く
  ②携帯電話  MVNO増加により契約数が増加
  ③ブロードバンド(FTTH/DSL/CATV)  光サービス卸導入でFTTH普及促進へ
  ④ブロードバンド(LAN/WAN/専用線)  BWA対応スマートフォンの登場で契約数増加
(4)端末  スマートフォンの出荷台数が減少
(5)設備  無線局では陸上移動局が9割を占める
(6)トラヒック
  ①加入電話/携帯電話/PHS  音声通信利用回数、時間ともに減少
  ②ブロードバンド  ブロードバンド契約者のダウンロード量が急増
(7)ユーザー
  ①世帯普及  シニア層のインターネット利用率が上昇
  ②利用率/利用時間  スマートフォンの利用率が高まる
  ③接続回線/利用目的  利用目的トップは電子メールの送受信

10 オンラインサービス

●ゲームによって急成長を遂げた市場
●オンラインサービス産業構造図
(1)市場
  ①全体  2014年のデジタルコンテンツ市場は1兆3063億円
  ②コンテンツ/ジャンル別  スマートフォン普及により各市場が拡大
  ③コマース  通販事業者のオムニチャネル化が進む
(2)モバイルコンテンツ/コマース  スマートフォン市場の拡大続く
(3)電子マネー  電子マネー市場は4兆円を突破
(4)広告/クラウドサービス  インターネット広告費は1兆円に到達
(5)経営  巻き返しを図るグリー、ディー・エヌ・エー
(6)ウェブサイトアクセス
  ①接触数  ドメイン別推定接触者数のトップはYahoo! JAPAN
  ②カテゴリー別  動画系トップはYouTube
(7)ユーザー
  ①全体  最も利用されている機能は電子メールの送受信
  ②ソーシャルメディア  ソーシャルメディアのユーザー数増加
  ③スマートフォン/タブレット  デバイスごとに利用サービスが異なる

11 広告

●広告市場は安定的な成長軌道へ
●広告産業構造図
(1)市場  日本の広告市場は3年連続で拡大。緩やかな回復軌道へ
(2)経営  広告代理業上位10社合計売上高は総広告費の半分に迫る
(3)マスコミ4媒体
  ①広告費  2014年マスコミ4媒体広告費はプラスへ
  ②出稿量  2014年は新聞、ラジオ、地上波テレビの出稿量が増加
(4)インターネット広告
  ①市場  1兆円を超えたインターネット広告
  ②PC/スマートフォン  引き続き好調な運用型広告市場
(5)交通広告  交通広告市場は3年連続で拡大
(6)屋外広告  2年連続でプラス。LED化が進展
(7)折込広告  2014年は出稿金額・出稿量ともに低調
(8)フリーペーパー・フリーマガジン  2014年は不動産とグルメ・飲食業で出稿が活発化
(9)POP広告  応募や懸賞などのキャンペーン手法が活発化
(10)広告評価  デジタル広告媒体の利用意向はさらに高まる方向に

12 通信販売

●新規端末、サービス、制度への対応が成長の鍵
●通信販売産業構造図
(1)市場  新規参入事業者の増加で市場拡大
(2)経営  消費税増税等の影響で売上減の事業者が目立つ
(3)媒体  インターネット利用が増加する一方でDMやカタログなども健在
(4)受注  高齢者のニーズ高く電話注文が主力
(5)配送/代金回収/平均単価  配送方法トップはヤマト運輸
(6)テレビ通販  機能性表示食品制度の運用開始でヒット商品誕生の兆し
(7)インターネット通販
  ①市場  モバイルを中心にインターネット通販市場が拡大
  ②経営・利用  ショッピングモールサイトの売上高も増加
(8)ユーザー
  ①利用率/媒体  スマートフォン、タブレットの普及でユーザーに変化
  ②購入品目/支払い手段  若年層を中心に男性でも衣料品の購入が増加

13 イベント

●イベント市場は会場周辺地域へも拡大
●イベント産業構造図
(1)市場  イベントで周辺地域に経済効果
(2)テーマパーク  USJの入場者数が急増
(3)コンテンツ
  ①見本市  来場者数は増加傾向
  ②ユーザー参加型イベント  ニコニコ超会議の来場者数は大幅増
(4)スポーツ  プロ野球は軒並み観客動員数増加

Ⅱ部 ── 情報メディア関連データ

(1)情報利用時間
  ①『国民生活時間調査』
  ②『MCR』
(2)情報支出(家計調査)(家計消費状況調査)
(3)ハード普及率
(4)情報メディア関連産業
  ①情報サービス業
  ②コールセンター
  ③データセンター/クラウドコンピューティングサービス
  ④印刷
  ⑤郵便
  ⑥写真
  ⑦車載メディア
(5)情報価格
(6)主要情報メディア産業
(7)マクロ統計
(8)ローカル
(9)海外主要メディア経営状況





編者紹介

電通総研 メディアイノベーション研究部
メディアとオーディエンスを取り巻く環境変化や将来展望について、独自の視点と手法から知見を開発して情報を発信しながら、メディア産業に関わる企業のコンサルティング活動などを行なっている。

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