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ゼロ秒思考[行動編]

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ゼロ秒思考[行動編]

書籍情報

  • 紙版
  • 電子版
  • 赤羽雄二 著
  • 定価:1540円(本体1400円+税10%)
  • 発行年月:2016年01月
  • 判型/造本:46並製
  • 頁数:184
  • ISBN:978-4-478-06820-5

内容紹介

10万部突破のベストセラー『ゼロ秒思考』のメモ書きを実践し、思考力を磨いた読者でも簡単に解決できない課題が、行動力や実行力のアップ。本書で紹介するオプションとフレームワークのメモ書きを繰り返し、「全体観」を身につけるほど、思考と行動のスピードが上がり「即断即決、即実行」に近づける。

目次・著者紹介詳細を見る▼

目次

はじめに

第1章 即断即決、即実行はなぜ難しいのか?

即断即決、即実行しないのは多くの場合「逃げ」である
 ●ためらい、迷い、躊躇、逡巡に価値はない
 ●本当に優れたリーダーは即断即決、即実行している
 ●即断即決、即実行は「猪突猛進」ではない

即断即決、即実行すべき6つの理由
 ●即断即決、即実行すると先手を打てる
 ●即断即決、即実行するとPDCAを早く何度も回せる
 ●即断即決、即実行すると生産性が上がる
 ●即断即決、即実行すると周囲から信頼される
 ●即断即決、即実行すると部下もつられて素早く動く
 ●即断即決、即実行すると組織全体が活気づく

即断即決、即実行を妨げる心理的ブロックと解決法
 ●情報を集めきらないと不安、怖い
 ●すぐ頭がいっぱいになる
 ●予定を変えることが不安。何もかも決めておきたい
 ●人に依頼すること、頼ることが面倒、不安
 ●選択肢を出し切らないと不安、怖い
 ●「失敗したらどうしよう」と、やる前に悩む
 ●即断即決、即実行に拒否感、アレルギーがある
 ●わかっていても動けない

第2章 即断即決、即実行を支えるもの

全体観がないから動けない
 ●「全体観」とは何か
 ●リーダーに不可欠な全体観
 ●全体観を持てる人が備えているもの

全体観を持つための2つのトレーニング
 ●「オプション」とは何か
 ●「フレームワーク」とは何か
 ●「オプション」「フレームワーク」と全体観

第3章 即断即決、即実行のツール① オプション

オプションのしくみとポイント
 ●大事な選択肢を漏らさず挙げ、評価する

選択肢を素早く適切に挙げるコツ
 ●まずは思い込みを排除し、最大限に考える
 ●本当の目的と制限に従って絞り込む
 ●全体観とともに、「親子・兄弟関係」に注意して見直す

オプションを評価する最適な方法
 ●4〜5個の評価基準を決める
 ●チームに関わる決定をする際の注意点
 ●オプションは「◎○△×」で評価する
 ●オプション評価の具体的なステップ
 ●簡易版の「メリット・デメリット」方式もある

オプションを使いこなすトレーニング
 ●オプションを習慣化する工夫
 ●オプション評価の例を蓄積する
 ●オプション習得のためのA4メモ書き

第4章 即断即決、即実行のツール② フレームワーク

フレームワークのしくみとポイント
 ●対象を漏れなくダブりなく分類する

正しいフレームワークの作り方、チェックの方法
 ①いま何を整理しようとしているのか
 ②整理するものを、どういう軸で分けると最も意味があるのか
 ③2x2に分けたとき、縦軸・横軸それぞれの2つの箱のラベルは適切か
 ④4つの箱それぞれに適切な内容を記入することができるか
 ⑤タイトル、軸、ラベル、分類した内容の間で齟齬がないか
 ⑥全体として有用なのか

フレームワークの使い方はこうしてレベルアップする
 ●レベル1:フレームワークをその場で何とか作れるようになる
 ●レベル2:フレームワークが瞬時に浮かぶ
 ●レベル3:フレームワークを使いこなす

フレームワークを使いこなすトレーニング
 ●「フレームワーク練習シート」で実践あるのみ
 ●フレームワーク習得のためのA4メモ書き

さまざまなフレームワークを使いこなす
 ●2x3、3x3など拡張されたフレームワーク
 ●「位置づけ、ステップ」のフレームワーク
 ●「因果関係」のフレームワーク

第5章 即断即決、即実行の実践ポイント

[ポイント1]普段からできるだけ迷いを持たない
[ポイント2]普段から質問にできるかぎり即答する
[ポイント3]普段から全ての仕事を1分1秒でも速くする
[ポイント4]常にPDCAを回し、ノウハウを蓄積し続ける
[ポイント5]好循環を生み出す工夫をし続ける
[ポイント6]高いやる気を維持する努力をし続ける
[ポイント7]社長が自分の仕事をするならどうするか、考え続ける
[ポイント8]普段から即断即決、即実行を心がけ、少しでも実践する

第6章 即断即決、即実行のリスクと注意点

即断即決、即実行のリスク
 ●拙速により仕事の質が下がり、クレームが出る
 ●考えずに突っ走るメンバーが出てきて、クレームが出る
 ●スピードについていけないメンバーからクレームが出る

即断即決、即実行しづらいのはどんなときか
 ●土地勘がまったくないとき(ただし、誰かに相談して土地勘を得る)
 ●いま決めなくてもいいとき(ただし、自分としての結論はすぐ出す)
 ●利害関係者が多いとき(ただし、自分としての結論はある)
 ●判断ミスをした場合に挽回できそうにないとき
  (これだけは慎重に。ただし、自分なりのシナリオは描いておく)

即断即決、即実行のリスクを回避するには
 ●普段から体系的に関連分野の情報収集を行ない、土地勘を持っておく
 ●即断即決、即実行すべき案件が起きたら、緊急的な情報収集を行なう
 ●オプション立案と評価、フレームワークでの整理の習慣をつけておく
 ●常にバックアッププランを考え、準備しておく
 ●普段から迅速に動ける少人数のチームを選抜、育成しておく

おわりに





著者

赤羽雄二(あかば・ゆうじ)
東京大学工学部を1978年に卒業後、小松製作所で建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。1990年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。最近は、大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。著書に『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』(ダイヤモンド社)、『マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング』(宝島社)などがある。

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