伝説のファンドマネージャーが実践する 株の絶対法則
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伝説のファンドマネージャーが実践する 株の絶対法則
書籍情報
- 林 則行 著
- 定価:1760円(本体1600円+税10%)
- 発行年月:2012年09月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:222
- ISBN:978-4-478-02273-3
内容紹介
ジム・ロジャーズとラリー・ウィリアムズに学び、アブダビ投資庁でオイルマネーを運用してきた「伝説のファンドマネージャー」が実践している投資の技術。チャートでの銘柄選択、ビッグ・チェンジの捉え方、テクニカル分析による人気度の測り方など、ビジュアル的に考えることで、効率的な投資ができるようになる。
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目次
まえがき
投資の核心はビッグ・チェンジ
本書の3つの特徴
本物の力をつけたい人にぴったりの本
チェックリストは実力向上のカギ
第1章 大化け株は一目で見抜ける
1 「これだ!」と思える銘柄に投資する
一目でピンとくることが最も大事
ネット時代の勝者は誰?
投資の大原則1 利益20%増
投資の大原則2 新高値を更新する株が本物
投資のタイミングは、新高値を抜いたまさにそのとき
迷ったらまずチャートに相談する
携帯ゲームのグリーは二大原則をクリアしている
攻略しやすい項目から銘柄分析を行う
2 有望株はチャートだけでわかる
I 保ち合いの正体を知る
その1 特徴は誰にでもわかる見分けやすさ
その2 保ち合い放れ以外で買うのは危険
その3 保ち合いが生じる理由は投資家の心理
その4 株価が業績の良さを追いかけて上がっていく
II 儲かるパターンをつかむ
その1 理想は鉛筆のように細長い形
その2 さらに"おいしい"買いのポイント
その3 若い相場を買う
III 業績チェックを忘れない
売上10%以上、経常利益20%以上の伸び
第2章 買いの核心はビッグ・チェンジ
1 時流に乗る会社が大化けする
落ちこぼれ株こそが買いの候補
ビッグ・チェンジは一言で表わせる
時流株はブーム株とは違う
時代の流れとはどのようなものか
エコ銘柄の例
優先順位を頭に刻む
コスト削減銘柄の例
新興国関連銘柄
株式投資はリスクの低い財産形成法
2 オンリーワン企業は投資リスクが低い
金メダル企業を避ける
ナンバーワンよりオンリーワン
オンリーワンの陰には時流の変化がある
1 ニッチな分野に特化した企業
2 他を寄せつけない陣容を誇るサービス業
3 他社には真似のできない店舗展開力を持つ小売業
不況でも伸びるのがオンリーワンのいいところ
3 最もわかりやすい投資先は政策の恩恵を受ける株
政策とは時流の明文化
収益に直結するかがポイント
4 赤字脱却会社は目立つ
赤字脱却会社は「おいしい」銘柄
新高値がチャートの低位置で出現する
本質力の変化を見分けるのがカギ
赤字会社の伸び率を計算する
計算はおおまかでいい
第3章 手を出してはいけない株
1 一匹オオカミを狙わない
騙されやすい株はこれだ
相場の原則は「さあ青だ、いやもう一度右左」
同じセクター内の株は似た動きをする
仲間同士は新高値も同時期に更新する
本当は怖い一匹オオカミ銘柄
仲間はセクターよりも広い概念
2 出遅れ株に遅咲きなし
出遅れには理由がある
業界トップでも出遅れることがある
出遅れ株の新高値更新はまやかし
3 リストラ株に騙されるな!
大原則「リストラは長続きしない」
JALの失敗はチャートを見れば一目瞭然
本格回復を遂げた実例:日産
4 合併では上がらない
合併は負け犬同士の結婚
合併は株価の下げを鈍くするだけ
新高値更新をしても買ってはいけない
合併のニュースで上がるのは最初だけ
合併後上がるのは別の理由がある
買収される側の会社は買い
買収する側の会社は売り
第4章 テクニカル分析はこれだけに絞れ
1 テクニカル分析はインチキが多い
統計のマジックに騙されるな!
トレンドラインは投資家の敵
テクニカル分析を活用すると、気持ちに余裕が出る
2 出来高は株価上昇のバロメーター
出来高と株価は連動する
ファンダメンタル情報では見分けがつかない
新高値更新当日の出来高に注目する
出来高は足切り情報として使う
3 ボラティリティは最良のテクニカルツール
過熱感のある株を避ける
ボラティリティは株価のもうひとつの側面
ボラティリティはチャートを見ただけでわかる
ボラティリティを本格的に定義する
ローソク足ボラティリティの計算方法は簡単
リスクの低いボラティリティとはどのレベルか
出来高よりもボラティリティが大事
4 その株はどこまで上がるか
天井の株価予測が簡単にできる
二段波動はシンプルな概念
波動はタマネギ構造をしている
「買い」は20%以上の上昇が見込めるとき
上昇が見込めないチャートは形が汚い
第5章 ちょっとした売りのコツで、パフォーマンスが向上する
1 売りの本質をつかむ
売りは買いに比べて簡単
ポイント1 「できるだけ高く売ろう」とこだわり過ぎない
ポイント2 ツールごとの特性を知っておく
ポイント3 ダマシが出るのは助走相場
助走相場だけが長期間続くこともある
ポイント4 空売りは避ける
2 ピークからの下げ幅に注目する売り転換線
売り転換線の本質はカギ足にあり
転換幅にボラティリティを使う
計算方法は簡単
売り転換線のキモをつかむ
3 下げ幅を考慮しない売りシグナルRCI
RCIの発想はユニーク
思わぬところにRCIの強みがある
RCIはこの式に代入するだけ
実例を見ればわかりやすい
第6章 大局観をつかめば、混迷相場も怖くない
1 混迷期では、暴落より横ばい圏に用心
上昇期と混迷期が交互に来る
上昇期の特徴「猫も杓子も上がりやすい」
暴落の特徴1 「混迷期の幕開けは景気より早い」
暴落の特徴2 「何もかもが下がる」
暴落の特徴3 「投資家には怖くない時期」
横ばい圏の特徴1 「暴落時期より警戒が必要」
横ばい圏の特徴2 「なかなか明けない」
2 市場の大勢・中勢を読む
下降局面で買うのが最大のリスク
市場の陽転を測る
①大勢を読む——世界の株価指数チャートを見る
②中勢を読む 新高値銘柄数を見る
3 逆風の中での個別株投資
いい材料がないことが悪材料になる
メリットは割安に株が買えること
最高益が買いの条件
第7章 「資産を守る」が最大の攻め
1 買いのタイミング:新高値更新当日は買うな
定石は「翌日寄付で買い」
実践テクニック「0.5〜1.0%下に指値注文」
なぜ安く買うことにこだわるのか
2 分散投資は儲けを増やす
「株式投資で年利15%」は嘘
なぜ分散投資をするのか
下げ相場でのメリットは極めて大きい
上昇相場でのメリットも少なくない
忘れてはならないもうひとつのルール
付録 チェックリスト
ステップ1 チャートから有望銘柄の候補を見つける
ステップ2 「これだ!」と思えるビッグ・チェンジ銘柄をものにする
ステップ3 テクニカル分析で人気を測る
ステップ4 市場の大局観
ステップ5 総合判断
あとがき
著者
林 則行(はやし・のりゆき)
世界最大の政府系ファンド、アブダビ投資庁の元日本株式運用部長。当時、中東でただ1人、日本人としてオイルマネーを運用していた「伝説のファンドマネージャー」。欧米の運用機関でもアナリスト、ファンドマネージャーを歴任したプロ中のプロ。投資の本場、米国の達人たちの相場ノウハウ修得を目指して、コロンビア大学MBAに留学。ジム・ロジャーズから時代の読み方、大化け株発掘の極意を学ぶ。また、システムトレードの神様ラリー・ウィリアムズから、勘に頼らない、コンピュータによるデータ検証に基づく投資手法を修得。現在、アシュク・インベストメント代表。米国公認会計士。著書に『伝説のファンドマネージャーが教える株の公式』(ダイヤモンド社)、『「銅メダル英語」をめざせ!』(光文社新書)、『はじめてのテクニカル分析』(日本経済新聞社、共著)、『ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法』『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行』(同、共訳)などがある。
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