稲盛和夫経営講演選集 第4巻 繁栄する企業の経営手法
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稲盛和夫経営講演選集 第4巻 繁栄する企業の経営手法
書籍情報
- 稲盛和夫 著/京セラ株式会社 編
- 定価:4378円(本体3980円+税10%)
- 発行年月:2016年04月
- 判型/造本:46上製
- 頁数:536
- ISBN:978-4-478-06815-1
内容紹介
「稲盛和夫経営講演選集」シリーズ第4巻のテーマは「経営手法」。経営の要諦である「売上最大、経費最小」の実践に欠かせない京セラ会計学や、独自に編み出した経営管理手法であるアメーバ経営など、具体的な経営の手法に関連する11の講演を収録。2000年代珠玉の講演選集。
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目次
稲盛和夫経営講演選集第4巻繁栄する企業の経営手法 ── 発刊にあたって
売上最大、経費最小を実践するには
盛和塾中部東海地区合同塾長例会講話 ── 2004 年5月18日
盛和塾に入塾する目的とは
事業の目的、意義を明確にする
売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
組織はどのように分けるべきか
営業部門の損益の管理
勘定科目を見ながら経営をする
製造部門の損益の管理
具体的な目標を立てる
目標を共有する
損益計算書から現場のすべてを読み取る
損益計算書は「コックピットの計器」
切磋琢磨する者たちが集う「盛和塾」
「美しい決算書」をもった企業をつくる
盛和塾関西地区合同塾長例会講話 ── 2005年1月17日
京セラの決算書に凝縮された生真面目な経営姿勢
貸借対照表は企業の健康状態を映し出す
美しい筋肉質の企業体をつくるために(1)自主耐用年数の採用
美しい筋肉質の企業体をつくるために(2)セラミック石ころ論
美しい筋肉質の企業体をつくるために(3)売価還元原価法の採用
企業の理想的な姿を追求する
『稲盛和夫の実学』をひもとく原理原則に則り、物事の本質を追究する
鹿児島大学京セラ経営学講座講演 ── 2002 年12月11日、2003年7月7日
家庭も企業も国も、会計を知らなくてはならない
知りたかったのは、会計の本質とそこに働く原理
原理原則に則り、会計を合理的に理解する
経営と会計の原則で考える減価償却
企業会計でも生かされた、物事の本質を追究する性質
おかしいことをおかしいと言う
常識にとらわれずに判断する
『稲盛和夫の実学』をひもとく私の会計学と経営
鹿児島大学京セラ経営学講座講演 ── 2003年7月7日、10月8日
経営の根本にあるもの
値決めが経営を左右する
「夜なきうどんの経営」が経営の原点
経営の原点をわかっていない二世、三世経営者
いかなる事業も才覚と工夫次第で成功する
損益計算書の科目の明細にまで、リアルタイムで目を通す
貸借対照表を見て企業の健康状態を感じ取る
アメーバ経営はどのようにして誕生したか
盛和塾東日本忘年塾長例会講話 ── 2009年12月15日
アメーバ経営はどのようにして誕生したか
会社経営を成功させるための経営管理システム
小さな組織に分けて、独立採算で運営 ── アメーバ経営の仕組み
運用上の問題点をいかに克服するか
市場の変化に迅速かつ柔軟に対応 ── アメーバ経営の特長
経済変動を乗り越え、成長発展を持続する経営
第18回中外管理官産学懇談会講演 ── 2009年11月2日
いかにして経済変動を乗り越えるか
変動を繰り返してきた日本の戦後経済産業史
慎重堅実な経営が企業の永続的発展を導く
臆病な性格で無借金経営を実現
高収益がもたらす3つの力
ROEよりも優先される企業の長期の安定
利他の心が企業を永続的な発展へと導く
純粋で気高い思いが導いた第二電電の成功
善きことに努めれば、偉大な力が自然に加わる
企業を正しい進路に導くために
不況を次の発展の飛躍台に
清華大学経済管理学院講演 ── 2009年6月9日
不況に際し、どのように経営の舵取りを行えばよいか
明るくポジティブに難局に立ち向かう
高収益こそ最大の予防策
嵐の中の経営の舵取り ── 5つの不況対策
オイルショックの経験を通じて
不況を乗り切るたびに、経営基盤は強固になる
ひらめきを大切にする
論談塾講話 ── 2008年5月29日
「ひらめき」を大事にすることが実り豊かな人生と企業の発展をもたらす
入社後、仕方なく始めたファインセラミックスの開発
パラフィンワックスから「チャーハン方式」をひらめく
無限の能力を信じ、誰にも負けない努力を続ける
京セラの海外進出とシリコンバレーの勃興
「チューインガム」のひらめきから新しい概念をつくり上げる
「大胆なひらめき」が京セラの一大飛躍のきっかけに
「これが本命だ」とひらめく ── 多結晶シリコン太陽電池の開発
神の啓示は誰に対しても平等に与えられている
経営における「運命」と「因果応報の法則」
盛和塾関西地区合同塾長例会講話 ── 2001年12月3日
運命と因果応報の法則 ──『稲盛和夫の哲学』より
実例1. 三田工業の再建
実例2. カメラメーカー・ヤシカの救済
実例3. AVX社のスムーズな買収
「情」と「理」について ──『稲盛和夫の哲学』より
中国での事業展開における実例
なぜ経営に哲学が必要か ──「中日経営哲学国際シンポジウム」講演より
「自利利他」の精神で中国に進出する
野村證券チャイナ・オポチュニティ・シンポジウム講演 ── 2002年6月28日
なぜ「中国脅威論」が起こったのか
日中が、ともに発展していくような関係をつくる
中国への進出に欠かせない「自利利他の精神」
まず相手企業の利益を保証する ── 京セラの中国進出
日本企業の今後とるべき道とは
巨大なマーケットとして中国をとらえる
日本企業は商社機能をもったメーカーに変身すべき
王道の文化で相手と接する
日本人の経営は国境を越えられるか
日経・IMDニューヨーク経営セミナー講演 ── 2001年3月5日
次々と海外から撤退した日本の企業
経営に影響を及ぼす「文化」の違い
ことほどさように異なる日米欧の経営スタイル
否定すべきではない日本人がもつ精神性
「和魂洋才」の経営
「相手によかれかし」── AVX社買収の成功要因
著者
稲盛和夫(いなもり・かずお)
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年に日本航空会長に就任し、代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ。
主な著書に『生き方』(サンマーク出版)、『アメーバ経営』(日本経済新聞出版社)、『ゼロからの挑戦』(PHP研究所)、『成功の要諦』(致知出版社)、『人生の王道』(日経BP社)、『ど真剣に生きる』(NHK出版)、『君の思いは必ず実現する』(財界研究所)、『働き方』(三笠書房)、『燃える闘魂』(毎日新聞社)などがある。
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