課長の覚悟
「責任は私がとる」と言えるリーダーになれ
課長の覚悟
「責任は私がとる」と言えるリーダーになれ
書籍情報
- 寺松 輝彦 著
- 定価:1540円(本体1400円+税10%)
- 発行年月:2015年02月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:272
- ISBN:978-4-478-02972-5
内容紹介
研修講師経験35年、中堅・中小企業3000社以上の3万人を超える課長たちにアドバイスしつづけてきた中から、「役に立った」「自分も部下も変わった」と反響のあった実践的な行動の仕方、話し方、考え方を1冊に!
ナマの現場の事例が満載。悩める課長を厳しく温かく力づける本。
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目次
はじめに
序章 課長にとっていちばん大事なこと
1 あなたはリーダーシップをとりたいと思っているか
課長の言動の三タイプ
リーダーシップのとれる課長、とれない課長
2 「ぐいぐい引っ張るリーダー」は時代遅れか?
なぜ、リーダーシップが必要なのか
リーダーシップとは「指し示す」こと
リーダーシップとは「導く」こと
3 できる決断を速くやる
なぜ部下を動かせないのか?
決断を速くするには?
4 部下になめられないために
こんな課長はなめられる
部下に信頼されるには?
5 「私が責任をとる」と言う
第1章 「社内政治」と「情報」に強くなれ
1 「上司の壁」をするりと抜ける
「上司の壁」にぶつかるとき
壁にぶつからない方法
2 損を承知で人の手伝いができるか?
知性を働かせる人が成功する
大きな仕事ができる理由
3 日常的にヨコのコミュニケーションをとる
ヨコのコミュニケーションはとらなくてもすむが……
ヨコのコミュニケーションはパワーになる
4 毎日の「顔出し」と「声かけ」が情報通への道
相手に安心感を与える雑談
毎日の顔出しがつながりを太くする
第2章 「心で考える」リーダーになれ
1 感謝の言葉で人は動く
頭だけで考えるリーダーは失敗する
「ありがとう」と言っていますか?
2 「よくやってくれた」と認めてください
注意する前に、まず認める
あなたを応援しようという気持ちをどう引き出すか
3 達成した仕事は部下の手柄に
信頼される課長は、こう答える
4 良い点を見つけた瞬間にすばやく褒める
褒めてくれた人のことは忘れない
甘やかすことにならないか?
5 「注意」と「叱る」ができれば尊敬される
第3章 チームに「本気」を充満させろ
1 一人ひとりの目標と役割を明確にする
チームの運営力を高める
2 課長としての志を立て、メンバーに力強く伝える
「日本一になろう」と志を立てたチームはどうなったか
いまの仕事で、ワクワクするテーマを見つけよう
3 一歩一歩が励みになる小さなゴールを作る
志を立てても結果が出ていないのはなぜか?
近くに見えるゴールがあれば元気が出る
4 モチベーションはやがて下がるもの
モチベーションが下がる原因
具体的な指摘をすれば、どう動けばよいかが分かる
5 テーマを絞ってチームワークの実績を作る
まず、できそうなテーマに取り組む
整理整頓でチームワークが抜群に良くなった!
6 一人ひとりに「君が必要だ」というメッセージを発する
危機に強いチームはこうしてできる
メンバーに達成感を持たせるには?
7 最低一日三回、部下とコミュニケーションをとる
できる部下への声かけ
助け合う雰囲気を作る
第4章 部下を戦力化し、課長の仕事を軽くせよ
1 「ダメな部下」とあきらめていないか
上級上司が悪いのか?
2 「これをやれ」と強く言えない自分がいないか?
部下を戦力化できれば、あなたの負担は軽くなる
3 部下にやる気がないときの動機づけはどうすればよいか?
動機づけの手がかりは「人並みでありたい」という意識
「人並み」意識をいかに刺激するか?
4 課長のための教え方の技術
部下の育ち方は教え方で差がつく
分かるようになるまで教えているか?
できるようになるまで繰り返す
第5章 新人を「できる部下」に育成せよ
1 いまどきの新入社員にはまず「命、報、連」を教える
新人はどう動いてよいのかが分からない
「相談は指示命令を出した上司に」と、教える
2 知識と技術を区別する
教えたいことをリストアップし、知識と技術に分けて整理する
技術にはトレーニングが必要
3 段階的に教える
できない部下、ダメ部下をどれだけ「できる部下」に育てられるかが、管理者の腕前
部下の失敗やミスのなかからニーズをつかむ
4 具体的な表現で教える
具体的行動が見える形で表現する
具体化して表現するために必要なこと
5 抽象的テーマを教えるために、具体的な行動目標を示す
明確な数字で示すことが、部下の努力を促す
数字を示して褒めれば確かな実感がわく
6 「分かりました」という言葉は、当てにならない
理解されているかどうかを確認する方法
部下の理解を確実にする「逆質問」
7 意義と全体像を教えると、状況の変化にも応用力がつく
仕事の意義を理解させれば、変化に対応でき、指示した以上の工夫ができる
全体像が頭に入っていれば、問題にすばやく対処できる
8 いつ、どれだけやるかをはっきり決める
仕事を与えるときは「いつ」「どれだけ」のポイントを押さえる
9 やらないでよいことをリストアップして部下に示す
部下の力量を見極めよ
部下に「やらなくてよい」と明確に指示する
10 「分かっている」から「できる」になるまでフォローしていく
実行できるまでフォローしていくことが大切
第6章 仕事を任せられる「自立した部下」を育成せよ
1 考えさせると二倍速く身に付く
部下に問いかけ、一緒に手順を考えていく
2 間違いを直すことと、新しいことを教えることを分ける
教える内容はひとつに絞ればマスターさせやすい
3 行動を持続させることで自信につなげよ
行動を持続させるには、事前の指摘が有効
口下手な課長はやってみせればよい
4 フィードバックで確実に身に付く
部下が自信喪失しない間違いの指摘、継続させるための定期的な確認
5 小さな失敗を経験させる
任せた以上は口出ししない忍耐が必要
6 仕事の中身の確認を忘れてはならない
改善すべき問題点を発見するには?
仕事ができる人のやり方と照らし合わせて指導する
7 年上の部下を教える苦手意識を捨てよう
年上部下の存在をはっきり位置づける
下手な遠慮はしない、気持ちを通じ合うことが最初にやること
8 外国人には遠慮しないで教える
はっきりやるべきことを指示する
第7章 部下が悩みを打ち明けられる関係を築け
1 部下は上司の様子見をしている
部下の悩みを知っているか?
部下の信頼を得るために必要なこと
2 部下の様子に気を配り、声をかけ悩みを引き出す
部下の悩みを引き出すには
ビジネスだけの関係と割り切ってはいけない
3 答えを持たなくても、部下の相談相手にはなれる
人生すべてに正解はない
4 個人面談の場を設ければ、部下から相談しやすくなる
彼はなぜ辞めたのか?
人を大切にする会社はつぶれない
5 面談でのマナーと話す内容について
臨時の個人面談が必要なとき
6 部下の「安心」があなたへの信頼となる
心を開くなにげない会話
著者
寺松輝彦(てらまつ・てるひこ)
1946年福岡県久留米市生まれ。早稲田大学卒業。㈱コスモ教育代表取締役。㈱アイウィルの主任講師。中小企業大学校の講師も務める。流通業、製造業等の管理者教育で、独特の指導でやる気を引き出し、問題解決の手法を教え、業績を上げる。研修・講演を行った企業は3000社以上、のべ3万人を超える管理者にアドバイスを贈り、多数の商工会議所、県商工会連合会、経営者協会等のセミナーにて精力的に講演活動も行う。 著書に『はじめての管理者』『はじめてのセールス』『できる新入社員になる!』『新入社員の基本がわかる86のルール』(以上、ダイヤモンド社)、『主任・係長実力アップクイズ40』(PHP研究所)、『偉人はかく教える』(致知出版社)などがある。
電子書籍は下記のサイトでご購入いただけます。
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