東京會舘が業績予想の上方修正を発表！　2024年3月期の営業利益を前回予想比68.6％増に修正、売上高は前回予想比5.8％増で、3期連続の「増収・増益」に！

 東京會舘（9701）は、2024年3月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年8月25日の14時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、3期連続の「増収・増益」となる見通し。

　東京會舘は2024年3月期の業績予想を修正し、
売上高：139億7000万円
営業利益：5億9000万円
経常利益：4億9000万円
当期純利益：4億1000万円
とすると発表した。

　前回予想比では、
売上高：＋7億7000万円（＋5.8％）
営業利益：＋2億4000万円（＋68.6％）
経常利益：＋2億4000万円（＋96.0％）
当期純利益：＋2億1000万円（＋105.0％）
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

　東京會舘によると、第2四半期累計期間については、「宴会の施行件数や規模が想定を超えるペースで推移している」ことや、「売上高の増加に加え、継続的な経費低減策推進の着実な成果等」により、売上・利益ともに前回予想を上回る見込みとのこと。また、2024年3月期通期の業績予想についても、「第2四半期累計期間の業績予想、今後の事業環境の変化等」を踏まえた結果、「業績予想の上方修正」を発表した形だ。

　なお、前期比では、
売上高：＋10億8500万円（＋8.4％）
営業利益：＋3億6200万円（＋158.7％）
経常利益：＋2億1400万円（＋77.5％）
当期純利益：＋1億6100万円（＋64.6％）
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。

　ちなみに、「業績予想の上方修正」は本日14時に発表されたため、東京會舘の株価は発表後に急騰し、前日の終値3450円より160円高い3610円（＋4.64％）で引けている。
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東京會舘の過去5期の業績の推移は？

■東京會舘（9701）の過去5期の業績の推移
期	売上高	営業利益	経常利益	当期純利益
2020/3	115.0億円	1.4億円	0.6億円	1.0億円
2021/3	40.3億円	－33.7億円	－28.6億円	－32.1億円
2022/3	83.9億円	－17.4億円	－6.8億円	8.4億円
2023/3	128.8億円	2.2億円	2.7億円	2.4億円
2024/3 （予想）	139.7億円	5.9億円	4.9億円	4.1億円

　東京會舘は、2022年3月期以降、「増収・増益」を継続しており、2024年3月期が業績予想通りの着地となれば、3期連続の「増収・増益」を達成することになる。

　参考として、東京會舘の株価も確認しておこう。東京會舘の株価は、約1年前にあたる2022年8月の終値2980円から発表当日（2023年8月25日）の終値3610円まで、21.1％上昇した水準で推移している。

■東京會舘（9701）の株価チャート／月足・5年

東京會舘の配当利回りは？

　東京會舘の2023年8月25日時点の株価（終値）は3610円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※東京會舘の配当利回り】
株価：3610円
年間配当額：10円
配当利回り：10円÷3610円×100＝0.27％

　東京會舘の配当利回りは0.27％。2023年7月の東証プライムの平均利回りは2.28％（配当実施企業のみ）なので、東京會舘の配当利回りは「かなり低め」と言える。なお、東京會舘は保有株式数に応じて「お食事ご優待券」や「株主ご優待割引券」がもらえる株主優待を実施している。

 東京會舘は、都内で宴会場・結婚式場・レストランなどを展開している企業。クッキングスクールも手掛けている。2024年3月期（通期）の業績予想は、売上高8.4％増、営業利益158.7％増、経常利益77.5％増、当期純利益64.6％増と好調（すべて前期比）。
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■東京會舘
業種	コード	市場	年間配当額（予想）
サービス業	9701	東証スタンダード	10円
株価（終値）	最低投資金額	最低投資金額	配当利回り（予想）
3610円	100株	36万1000円	0.27％
【※東京會舘の最新の株価・配当利回りはこちら！】
※株価などのデータは2023年8月25日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。