大末建設(1814)は、2025年3月期の業績予想を修正し、前期比および前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2025年3月10日の15時50分に発表した。

大末建設は、マンション建築、一般建築、リニューアル(既存建物の増築やリノベーションなど)を3つの柱とする建設会社。大末建設は、マンション建築、一般建築、リニューアル(既存建物の増築やリノベーションなど)を3つの柱とする建設会社。
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 大末建設は2025年3月期の業績予想を修正し、
売上高:876億円
営業利益:32.5億円
経常利益:32.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益:17億円
とすると発表した。

 前回予想比では、
売上高:+37億円(+4.4%)
営業利益:+6.5億円(+25.0%)
経常利益:+6.4億円(+24.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益:±0円(+0.0%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

 大末建設によると、売上高については「当期の受注が好調であったことに加え、手持ち工事の進捗が順調に推移した」、利益面については「売上高の増加に加え、販売費及び一般管理費の削減が進んだ」とのこと。これらにともない、大末建設は「業績予想の上方修正」を発表した形だ。

 なお、前期比では、
売上高:+97.8億円(+12.5%)
営業利益:+16.6億円(+104.4%)
経常利益:+16.1億円(+100.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+4.6億円(+37.6%)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。

 ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、大末建設の株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2025年3月10日)の終値1768円より42円高い1810円(+2.37%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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大末建設の過去5期の業績の推移は?

■大末建設(1814)の過去5期の業績の推移
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2021/3 564億円 22.1億円 22.1億円 16.0億円
2022/3 696億円 27.0億円 27.1億円 18.1億円
2023/3 718億円 18.8億円 19.3億円 13.2億円
2024/3 778億円 15.9億円 16.0億円 12.3億円
2025/3
(予想)
876億円 32.5億円 32.2億円 17.0億円

 大末建設は2024年3月期に前期比で「増収・減益」となっているものの、2025年3月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となる見通しだ

 参考として、大末建設の株価も確認しておこう。大末建設の株価は、約1年前にあたる2024年3月の終値1663円から発表当日(2025年3月10日)の終値1768円まで、6.3%上昇した水準で推移している。

■大末建設(1814)の株価チャート/月足・5年

大末建設の配当利回りは?

 大末建設の2025年3月10日時点の株価(終値)は1768円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※大末建設の配当利回り】
株価:1768円
年間配当額:中間44.5円+期末44.5円=89円
配当利回り:89円÷1768円×100=5.03%

 大末建設の配当利回りは5.03%。2025年2月の東証プライムの平均利回りは2.41%(配当実施企業のみ)なので、大末建設の配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、大末建設は株主優待を実施していない。

大末建設は、マンション建築、一般建築、リニューアル(既存建物の増築やリノベーションなど)を3つの柱とする建設会社。2025年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高12.5%増、営業利益104.4%増、経常利益100.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益37.6%増と好調(すべて前期比)。
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■大末建設
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
建設業 1814 東証プライム 89円
株価(終値)     最低投資金額     最低投資金額     配当利回り(予想)
1768円 100株 17万6800円 5.03%
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