JCRファーマ(4552)は、2024年3月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年9月28日の16時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、前期比でも「増収・増益」となる見通し。
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JCRファーマは2024年3月期の業績予想を修正し、
売上高:454億円
営業利益:105億円
経常利益:100億円
親会社株主に帰属する当期純利益:73億円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高:+85億円(+23.0%)
営業利益:+49億円(+87.5%)
経常利益:+48億円(+92.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+35億円(+92.1%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。
JCRファーマによると、遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト®」が大きく伸長するなど、「イズカーゴ®」、「テムセル®」を含む主力製品の販売が当初予想を上回る見込みとなった等の要因により、「業績予想の上方修正」を発表したとのこと。
なお、前期比では、
売上高:+110億5700万円(+32.1%)
営業利益:+55億2500万円(+111.0%)
経常利益:+45億8200万円(+84.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+35億2800万円(+93.5%)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の上方修正」が発表されたことを受けて、JCRファーマの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2023年9月28日)の終値1376円より244円高い1620円(+17.73%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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JCRファーマの過去5期の業績の推移は?
■JCRファーマ(4552)の過去5期の業績の推移 | ||||
期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2020/3 | 247億円 | 32億円 | 32億円 | 26億円 |
2021/3 | 300億円 | 82億円 | 84億円 | 68億円 |
2022/3 | 510億円 | 199億円 | 205億円 | 145億円 |
2023/3 | 343億円 | 49億円 | 54億円 | 37億円 |
2024/3 (予想) |
454億円 | 105億円 | 100億円 | 73億円 |
JCRファーマは2023年3月期に前期比で「減収・減益」となっているものの、2024年3月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となる見通しだ。
参考として、JCRファーマの株価も確認しておこう。JCRファーマの株価は、約1年前にあたる2022年9月の終値2165円から発表当日(2023年9月28日)の終値1376円まで、36.4%下落した水準で推移している。
■JCRファーマ(4552)の株価チャート/月足・5年
JCRファーマの配当利回りは?
JCRファーマの2023年9月28日時点の株価(終値)は1376円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※JCRファーマの配当利回り】
株価:1376円
年間配当額:中間10円+期末10円=20円
配当利回り:20円÷1376円×100=1.45%
JCRファーマの配当利回りは1.45%。2023年8月の東証プライムの平均利回りは2.26%(配当実施企業のみ)なので、JCRファーマの配当利回りは「やや低め」と言える。なお、JCRファーマは株主優待を実施していない。
JCRファーマは、独自のバイオ技術を活かした新薬開発に取り組む研究開発型企業。2024年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高32.1%増、営業利益111.0%増、経常利益84.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益93.5%増と好調(すべて前期比)。
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■JCRファーマ | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
医薬品 | 4552 | 東証プライム | 20円 |
株価(終値) | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1376円 | 100株 | 13万7600円 | 1.45% |
【※JCRファーマの最新の株価・配当利回りはこちら!】
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※株価などのデータは2023年9月28日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |