イトクロ（6049）は、2023年10月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増益」とする予想を、2023年9月8日の15時30分に発表した。この業績予想通りの着地となれば、前期比では「増収・増益」となる見通し。
イトクロは2023年10月期の業績予想を修正し、
売上高：40億円
営業利益：3億7500万円
経常利益：3億7500万円
当期純利益：2億7500万円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高：±0円（±0.0％）
営業利益：＋1億2500万円（＋50.0％）
経常利益：＋1億2500万円（＋50.0％）
当期純利益：＋5000万円（＋22.2％）
となり、前回予想比で「増益」の見通しとなった。
イトクロは、「リスティング広告の広告単価の高騰が一定落ち着いたことにより、営業利益、経常利益については前回発表数値からさらに上振れて進捗した」ことなどを理由に、今回の「業績予想の上方修正」を発表した形だ。なお、売上高については、「概ね計画通り進捗しているため、前回発表数値を据え置いている」とのこと。
また、前期比では、
売上高：＋4500万円（＋1.1％）
営業利益：＋5億7200万円（前期は1億9700万円の赤字）
経常利益：＋5億7700万円（前期は2億200万円の赤字）
当期純利益：＋6億1200万円（前期は3億3700万円の赤字）
となり、前期比では「増収・増益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、イトクロの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年9月8日）の終値379円より42円高い421円（＋11.08％）を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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イトクロの過去5期の業績の推移は？
| ■イトクロ（6049）の過去5期の業績の推移 | ||||
| 期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
| 2019/10 | 43.8億円 | 14.3億円 | 14.3億円 | 9.2億円 |
| 2020/10 | 38.6億円 | 11.4億円 | 11.4億円 | 3.1億円 |
| 2021/10 | 42.6億円 | 13.0億円 | 13.0億円 | 8.2億円 |
| 2022/10 | 39.5億円 | －1.9億円 | －2.0億円 | －3.3億円 |
|
2023/10 （予想） |
40.0億円 | 3.7億円 | 3.7億円 | 2.7億円 |
イトクロは2022年10月期に赤字となっているものの、2023年10月期が業績予想通りの着地となれば、「黒字転換」する見通しだ。
参考として、イトクロの株価も確認しておこう。イトクロの株価は、約1年前にあたる2022年8月の終値302円から発表当日（2023年9月8日）の終値379円まで、25.4％上昇した水準で推移している。
■イトクロ（6049）の株価チャート／月足・5年
イトクロの配当利回りは？
イトクロの2023年10月期の予想配当は「1株あたり0円（無配）」のため、配当利回り（予想）は0.00％。2023年8月の東証プライムの平均利回りは2.26％（配当実施企業のみ）なので、イトクロの配当利回りは「かなり低め」と言える。なお、イトクロは株主優待を実施していない。
イトクロは、学習塾・予備校ポータルサイト「塾ナビ」などを運営している企業。2023年10月期（通期）の業績予想は、売上高が前期比1.1％増の40億円、営業利益が3億7500万円（前期は1億9700万円の赤字）、経常利益が3億7500万円（前期は2億200万円の赤字）、当期純利益が2億7500万円（前期は3億3700万円の赤字）と好調。
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| ■イトクロ | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| サービス業 | 6049 | 東証グロース | 0円 |
| 株価（終値） | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 379円 | 100株 | 3万7900円 | 0.00％ |
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