はてな（3930）は、2023年7月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年5月31日の15時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、前期比では「増収・減益」となる見通し。
はてなは、「はてなブログ」などのUGCサービスを展開している会社。拡大画像表示
はてなは2023年7月期の業績予想を、
売上高：31億8700万円
営業利益：2億2300万円
経常利益：2億2200万円
当期純利益：1億4500万円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高：＋200万円（＋0.1％）
営業利益：＋7600万円（＋52.1％）
経常利益：＋7500万円（＋51.1％）
当期純利益：＋5100万円（＋54.3％）
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。
はてなによると、「人員採用が順調に推移していることを受け、業務委託などの外注費の使用が想定より少ない見込み」「広告宣伝費において、費用対効果を精査し、一部の出稿メニューを見直した結果、予想を下回る見込み」「在宅勤務を大胆に取り入れる『フレキシブルワークスタイル制度』の恒久化に伴ってオフィス面積の調整を行って賃借料が下がった」ことなどにより、営業費用が前回発表予想を下回る見込みとなったとのこと。
なお、前期比では、
売上高：＋1億2400万円（＋4.1％）
営業利益：－1億100万円（－31.2％）
経常利益：－1億2000万円（－35.2%）
当期純利益：－9500万円（－39.3％）
となり、前期比では「増収・減益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の上方修正」や「自己株式の取得」などが発表されたことを受けて、はてなの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年5月31日）の終値804円より150円も高い、制限値幅の上限である954円（＋18.65％）を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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はてなの過去5期の業績の推移は？
| ■はてな（3930）の過去5期の業績の推移 | ||||
| 期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
| 2019/7 | 25.2億円 | 4.5億円 | 4.4億円 | 3.2億円 |
| 2020/7 | 25.4億円 | 2.7億円 | 2.7億円 | 1.9億円 |
| 2021/7 | 26.2億円 | 2.4億円 | 2.5億円 | 1.7億円 |
| 2022/7 | 30.6億円 | 3.2億円 | 3.4億円 | 2.4億円 |
|
2023/7 （予想） |
31.8億円 | 2.2億円 | 2.2億円 | 1.4億円 |
はてなは、2022年7月期に「増収・増益」となっているが、2023年7月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・減益」となる見通しだ。
参考として、はてなの株価も確認しておこう。はてなの株価は、約1年前にあたる2022年5月の終値1296円から発表当日（2023年5月31日）の終値804円まで、37.9％下落した水準で推移している。
■はてな（3930）の株価チャート／月足・5年
はてなの配当利回りは？
はてなの2023年7月期の予想配当は「未定」であるため、配当利回り（予想）は算出不可能。ちなみに、2022年7月期の年間配当額は「1株あたり0円」であった。なお、はてなは株主優待を実施していない。
はてなは、「はてなブログ」などのUGCサービスを展開している会社。コンテンツマーケティングやオウンドメディアを支援する法人向けサービスも手掛けている。2023年7月期（通期）の業績予想は、売上高4.1％増、営業利益31.2％減、経常利益35.2％減、当期純利益39.3％減となっている（すべて前期比）。
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| ■はてな | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| 情報・通信 | 3930 | 東証グロース | 未定 |
| 株価（終値） | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 804円 | 100株 | 8万400円 | ― |
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| ※株価などのデータは2023年5月31日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 | |||
