クックビズは、2022年11月期の業績予想を修正し、前期比および前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2022年10月14日の15時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、"2期連続「増益」"を達成することになる。
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クックビズは2022年11月期の業績予想を、
売上高:14億8000万円
営業利益:1億6000万円
経常利益:1億5200万円
当期純利益:1億6700万円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高:+3000万円(+2.1%)
営業利益:+7000万円(+77.8%)
経常利益:+7500万円(+97.4%)
当期純利益:+9200万円(+122.7%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。
クックビズによると、「第3四半期に採用総合パッケージの追加の受注により、下半期の売上高が想定を上回って着地する見込みであり、売上増加が利益増加に直結していること」などから、今回の「業績予想の上方修正」が決まった形だ。
なお、前期比では、
売上高:+4億4500万円(+42.9%)
営業利益:+4億9800万円(前期は3億3800万円の赤字)
経常利益:+4億9400万円(前期は3億4200万円の赤字)
当期純利益:+5億8900万円(前期は4億2200万円の赤字)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通し。
ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、クックビズの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2022年10月14日)の終値1307円より173円も高い1480円(+13.23%)を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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クックビズの過去5期の業績の推移は?
■クックビズ(6558)の過去5期の業績の推移 | ||||
期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2018/11 | 25.0億円 | 1.3億円 | 1.3億円 | 0.7億円 |
2019/11 | 29.7億円 | 2.2億円 | 2.2億円 | 1.3億円 |
2020/11 | 14.4億円 | -6.1億円 | -5.5億円 | -5.9億円 |
2021/11 | 10.3億円 | -3.3億円 | -3.4億円 | -4.2億円 |
2022/11 (予想) |
14.8億円 | 1.6億円 | 1.5億円 | 1.6億円 |
クックビズは、2020年11月期と2021年11月期に赤字となっているものの、2022年11月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となり、さらに黒字転換する見通しだ。
参考として、クックビズの株価も確認しておこう。クックビズの株価は、約1年前にあたる2021年10月の終値1235円から、発表当日(2022年10月14日)の終値1307円まで、5.8%上昇した水準で推移している。
■クックビズ(6558)の株価チャート/月足・5年
クックビズの配当利回りは?
クックビズの2022年11月期の予想配当は「1株あたり0円(無配)」のため、配当利回り(予想)は0.00%。2022年9月の東証プライムの平均利回りは2.39%(配当実施企業のみ)なので、クックビズの配当利回りは「かなり低め」と言える。なお、クックビズは株主優待を実施していない。
クックビズは、飲食業界に特化し、有料職業紹介や求人サイト運営などを手掛けている会社。経営支援や事業再生にも取り組んでいる。2022年11月期(通期)の業績予想は、売上高が前期比42.9%増の14億8000万円、営業利益が1億6000万円(前期は3億3800万円の赤字)、経常利益が1億5200万円(前期は3億4200万円の赤字)、当期純利益が1億6700万円(前期は4億2200万円の赤字)と好調。
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■クックビズ | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
サービス業 | 6558 | 東証グロース | 0円 |
株価(終値) | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1307円 | 100株 | 13万700円 | 0.00% |
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※株価などのデータは2022年10月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |