日東紡(3110)は、2025年3月期の業績予想を修正し、前期比および前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2024年8月1日の15時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、"2期連続の「増収・増益」"を達成することになる。

日東紡は、グラスファイバー事業を主軸とするガラス繊維のトップメーカー。日東紡は、グラスファイバー事業を主軸とするガラス繊維のトップメーカー。
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 日東紡は2025年3月期の業績予想を修正し、
売上高:1090億円
営業利益:150億円
経常利益:160億円
親会社株主に帰属する当期純利益:105億円
とすると発表した。

 前回予想比では、
売上高:+50億円(+4.8%)
営業利益:+25億円(+20.0%)
経常利益:+40億円(+33.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+20億円(+23.5%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

 日東紡によると、「当第1四半期連結累計期間の実績および事業環境の見通しに照らし」た結果、今回の「業績予想の上方修正」を発表したとのこと。

 なお、前期比では、
売上高:+157億4700万円(+16.9%)
営業利益:+66億1300万円(+78.8%)
経常利益:+62億4800万円(+64.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+32億400万円(+43.9%)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。

日東紡の過去5期の業績の推移は?

■日東紡(3110)の過去5期の業績の推移
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2021/3 787億円 59億円 62億円 81億円
2022/3 840億円 72億円 80億円 65億円
2023/3 875億円 48億円 60億円 27億円
2024/3 932億円 83億円 97億円 72億円
2025/3
(予想)
1090億円 150億円 160億円 105億円

 日東紡は2024年3月期に前期比で「増収・増益」となっているため、2025年3月期が業績予想通りの着地となれば、"2期連続の「増収・増益」"を達成することになる

 また、日東紡の業績の伸び具合も確認しておきたい。連続「増収・増益」が始まる直前の2023年3月期から2025年3月期までの2年間で、日東紡の売上高は1.2倍に増加、営業利益は3.0倍に増加している。

 参考として、日東紡の株価も確認しておこう。日東紡の株価は、2023年3月の終値2015円から発表当日(2024年8月1日)の終値5610円まで、2.7倍に増加した水準で推移している。

■日東紡(3110)の株価チャート/月足・5年

日東紡の配当利回りは?

 日東紡の2025年3月期の期末配当(3月)が「未定」となっているため、配当利回り(予想)は算出不可能。なお、2025年3月期の予想中間配当(9月)は「1株あたり27.5円」となっている。また、日東紡は株主優待を実施していない。

日東紡は、グラスファイバー事業を主軸とするガラス繊維のトップメーカー。体外診断用医薬品や機能性ポリマーなども手掛けている。2025年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高16.9%増、営業利益78.8%増、経常利益64.1%増、親会社株主に帰属する当期純利益43.9%増と好調(すべて前期比)。
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■日東紡
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
ガラス・土石製品 3110 東証プライム 未定
株価(終値)     最低投資金額     最低投資金額     配当利回り(予想)
5610円 100株 56万1000円
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※株価などのデータは2024年8月1日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。