ラストワンマイル(9252)は、2023年8月期の業績予想を上方修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年4月14日の15時に発表した。

ラストワンマイルは、新電力、新ガス、光回線などを扱う自社サービス「まるっとシリーズ」を運営している会社。ラストワンマイルは、新電力、新ガス、光回線などを扱う自社サービス「まるっとシリーズ」を運営している会社。
拡大画像表示

 ラストワンマイルは2023年8月期の業績予想を、
売上高:88億3000万円
営業利益:1億6000万円
経常利益:1億7000万円
親会社株主に帰属する当期純利益:1億6200万円
とすると発表した。

 前回予想比では、
売上高:+2億3000万円(+2.7%)
営業利益:+1億円(+166.7%)
経常利益:+1億1000万円(+183.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+1億2200万円(+305.0%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

 ラストワンマイルによると、「既存事業の運営・利益体制の見直しを中心に、経営改革を行った結果、営業業務の効率化やアライアンス先の強化によるサービス流通数の上昇に加え、不採算取引における支払手数料の条件変更が浸透してきたことにより業績が堅調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益のいずれも前回予想を上回る見込み」であることから、今回の業績予想の上方修正を決定したとのこと。

 ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、ラストワンマイルの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2023年4月14日)の終値2004円より500円も高い、制限値幅の上限である2504円(+24.95%)を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
【※関連記事はこちら!】
夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較!

ラストワンマイルの過去2期の業績の推移は?

■ラストワンマイル(9252)の過去2期の業績の推移
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2022/8 65.4億円 -0.3億円 -0.3億円 -0.5億円
2023/8
(予想)
88.3億円 1.6億円 1.7億円 1.6億円

 ラストワンマイルの2022年8月期は決算期変更により9か月決算となっているため単純比較はできないが、2023年8月期が業績予想通りの着地となれば、黒字転換する見通しだ

 参考として、ラストワンマイルの株価も確認しておこう。ラストワンマイルの株価は、約1年前にあたる2022年4月の終値621円から、発表当日(2023年4月14日)の終値2004円まで、3.2倍に上昇した水準で推移している。

■ラストワンマイル(9252)の株価チャート/月足・上場日~発表当日

ラストワンマイルの配当利回りは?

 ラストワンマイルの2023年8月期の予想配当は「1株あたり0円(無配)」のため、配当利回り(予想)は0.00%。2023年3月の東証プライムの平均利回りは2.28%(配当実施企業のみ)なので、ラストワンマイルの配当利回りは「かなり低め」と言える。なお、ラストワンマイルは株主優待を実施していない。

ラストワンマイルは、新電力、新ガス、光回線などを扱う自社サービス「まるっとシリーズ」を運営している会社。インサイドセールスセンターの運営やコンサルティングも手掛けている。2023年8月期(通期)の連結業績予想は、売上高88.3億円、営業利益1.6億円、経常利益1.7億円、親会社株主に帰属する当期純利益1.6憶円となっている。なお、 2022年8月期は決算期変更により9か月決算となっているため、対前期増減率は公表していない。
【※関連記事はこちら!】
【2023年4月】業績予想を「上方修正」した銘柄を増加率順に紹介! 営業利益が前回予想比で24%増の「東海ソフト」、前回予想比11%増の「ヤガミ」に注目!

■ラストワンマイル
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
サービス業 9252 東証グロース 0円
株価(終値)     最低投資金額     最低投資金額     配当利回り(予想)
2004円 100株 20万400円   0.00%
【※ラストワンマイルの最新の株価・配当利回りはこちら!】
最新の株価。株主優待内容はこちら!
※株価などのデータは2023年4月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。