スーパーバッグが業績予想を上方修正！ 2023年3月期の営業利益は前回予想比433％増に修正、売上高は前回予想比0.8％増に修正し、前期比では｢減収・増益｣に

 スーパーバッグ（3945）は、2023年3月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2023年2月10日の16時に発表した。この業績予想通りの着地となれば、前期比では「減収・増益」となる見通し。

　スーパーバッグは2023年3月期の業績予想を、
売上高：249億円
営業利益：3.2億円
経常利益：3.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益：3.0億円
とすると発表した。

　前回予想比では、
売上高：＋2.0億円（＋0.8％）
営業利益：＋2.6億円（＋433.3％）
経常利益：＋3.1億円（＋1033.3％）
親会社株主に帰属する当期純利益：＋2.9億円（＋2900.0％）
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

　スーパーバッグによると、「環境意識の高まりから紙製包装資材の受注が堅調だったことに加え、人流回復による来店型事業における包装資材需要が想定を上回った」ことや、「生産体制の効率化、不採算事業の見直し及び固定費の削減に向けた取り組みを推進した」ことにより、前回発表予想を上回る見通しとなったため、今回の「業績予想の上方修正」を決定したとのこと。

　なお、前期比では、
売上高：－2.3億円（－0.9％）
営業利益：＋8.1億円（前期は4.9億円の赤字）
経常利益：＋8.4億円（前期は5.0億円の赤字）
親会社株主に帰属する当期純利益：＋9.4億円（前期は6.4億円の赤字）
となり、前期比では「減収・増益」となる見通しだ。

　ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、スーパーバッグの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2023年2月10日）の終値817円より150円も高い、制限値幅の上限である967円（＋18.36％）を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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スーパーバッグの過去5期の業績の推移は？

■スーパーバッグ（3945）の過去5期の業績の推移
期	売上高	営業利益	経常利益	当期純利益
2019/3	329億円	-2.0億円	-1.6億円	-9.3億円
2020/3	318億円	4.7億円	4.7億円	3.5億円
2021/3	262億円	-1.3億円	-1.5億円	-3.8億円
2022/3	251億円	-4.9億円	-5.0億円	-6.4億円
2023/3 （予想）	249億円	3.2億円	3.4億円	3.0億円

　スーパーバッグは、2021年3月期と2022年3月期に赤字となっているものの、2023年3月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増益」となり黒字転換する見通しだ。

　参考として、スーパーバッグの株価も確認しておこう。スーパーバッグの株価は、約1年前にあたる2022年2月の終値1283円から、発表当日（2023年2月10日）の終値817円まで、36.3％下落した水準で推移している。

■スーパーバッグ（3945）の株価チャート／月足・5年

スーパーバッグの配当利回りは？

　スーパーバッグの2023年3月期の予想配当は「未定」となっているため、配当利回り（予想）は算出不可能。なお、2022年3月期の年間配当額は「1株あたり0円（無配）」であった。また、スーパーバッグは株主優待を実施していない。

 スーパーバッグは、紙袋・ポリ袋・レジ袋などの包装製品の企画・製作・流通を手掛ける総合パッケージメーカー。産業包装や環境対応製品なども扱っている。2023年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高が前期比0.9％減の249億円、営業利益が3.2億円（前期は4.9億円の赤字）、経常利益が3.4億円（前期は5.0億円の赤字）、親会社株主に帰属する当期純利益が3.0億円（前期は6.4億円の赤字）と好調。
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■スーパーバッグ
業種	コード	市場	年間配当額（予想）
パルプ・紙	3945	東証スタンダード	未定
株価（終値）	最低投資金額	最低投資金額	配当利回り（予想）
817円	100株	8万1700円	―
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※株価などのデータは2023年2月10日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。