IGポートは、2023年5月期の業績予想を修正し、前回予想比で「減収・増益」とする予想を、2023年1月13日の15時に発表した。前期比でも「減収・増益」となる見通し。
拡大画像表示
IGポートは2023年5月期の業績予想を、
売上高:109億7400万円
営業利益:7億9500万円
経常利益:7億6600万円
親会社株主に帰属する当期純利益:5億200万円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高:-6億3900円(-5.5%)
営業利益:+3億6900万円(+86.9%)
経常利益:+2億8700万円(+59.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+1億4600万円(+41.0%)
となり、前回予想比で「減収・増益」の見通しとなった。
IGポートによると、「第2四半期連結累計期間の決算状況を鑑み」、今回の「業績予想の修正」を決定したとのこと。売上高については、「若干計画を下回ると予想」、利益面については、「出版事業における電子書籍の売上や版権事業の売上が増加等により予想を上回る見込み」としている。
なお、前期比では、
売上高:-8億9800万円(-7.5%)
営業利益:+2億2200万円(+38.7%)
経常利益:+1億9200万円(+33.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+4億9700万円(+9940.0%)
となり、前期比でも「減収・増益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の修正」と同時に「増配」を発表しているものの、IGポートの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2023年1月13日)の終値2100円より80円安い2020円(-3.80%)を記録している。
【※関連記事はこちら!】
⇒夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較!
IGポートの過去5期の業績の推移は?
■IGポート(3791)の過去5期の業績の推移 | ||||
期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
2019/5 | 88.7億円 | -3.0億円 | -3.0億円 | -1.7億円 |
2020/5 | 90.6億円 | 2.8億円 | 2.2億円 | -0.2億円 |
2021/5 | 99.3億円 | 6.9億円 | 7.4億円 | 5.8億円 |
2022/5 | 118.7億円 | 5.7億円 | 5.7億円 | 0.0億円 |
2023/5 (予想) |
109.7億円 | 7.9億円 | 7.6億円 | 5.0億円 |
IGポートは、2022年5月期に「減益」となっているものの、2023年5月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増益」となる見通しだ。
参考として、IGポートの株価も確認しておこう。IGポートの株価は、約1年前にあたる2022年1月の終値1306円から、発表当日(2023年1月13日)の終値2100円まで、1.6倍に上昇した水準で推移している。
■IGポート(3791)の株価チャート/月足・5年
IGポートの配当利回りは?
IGポートの2023年1月13日時点の株価(終値)は2100円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※IGポートの配当利回り】
株価:2100円
年間配当額:25円
配当利回り:25円÷2100円×100=1.19%
IGポートの配当利回りは1.19%。2022年12月の東証プライムの平均利回りは2.36%(配当実施企業のみ)なので、IGポートの配当利回りは「低め」と言える。なお、IGポートは株主優待を実施していない。
IGポートは、アニメーション作品やコミックの企画から制作までを一貫して手掛けるコンテンツ・プロバイダー。出版事業と版権事業が主な収益源となっている。2023年5月期(通期)の連結業績予想は、売上高7.6%減、営業利益38.7%増、経常利益33.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益9940.0%増となっている(すべて前期比)。
【※関連記事はこちら!】
⇒【2023年1月】業績予想を「上方修正」した銘柄を増加率順に紹介! 営業利益が前回予想比で63%増のエコートレーディング、同9%増のハニーズHDに注目
■IGポート | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
情報・通信 | 3791 | 東証スタンダード | 25円 |
株価(終値) | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2100円 | 100株 | 21万円 | 1.19% |
【※IGポートの最新の株価・配当利回りはこちら!】
|
|||
※株価などのデータは2023年1月13日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |