ミツウロコグループホールディングス（8131）は、2023年3月期の業績予想を修正し、前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2022年12月16日の16時に発表した。前期比でも「増収・増益」となる見通し。
ミツウロコグループホールディングスは、ガス・石油などを扱うエネルギー事業と、発電・電力小売販売などの電力事業を主軸とする会社。拡大画像表示
ミツウロコグループホールディングスは2023年3月期の業績予想を、
売上高：3400億円
営業利益：63億円
経常利益：80億円
親会社株主に帰属する当期純利益：30億円
とすると発表した。
前回予想比では、
売上高：＋600億円（＋21.4％）
営業利益：＋32億円（＋103.2％）
経常利益：＋33億円（＋70.2％）
親会社株主に帰属する当期純利益：＋3億円（＋11.1％）
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。
ミツウロコグループホールディングスによると、「電力事業の調達電源は発電事業者より相対契約で調達した電源が大部分を占めるため、電力不足による市場高騰の影響を最低限に留めることで、収益の改善に寄与し当初の業績予想を上回る見通し」であるとのこと。一方で、「連結子会社にて資産除去債務を認識したことに伴い、17億4000万円の特別損失を計上する見込み」でもあるとのこと。これらを受けて、ミツウロコグループホールディングスは今回の「業績予想の上方修正」を決定した形だ。
なお、前期比では、
売上高：＋899億円（＋35.9％）
営業利益：＋54億円（＋655.4％）
経常利益：＋50億円（＋173.5％）
親会社株主に帰属する当期純利益：＋10億円（＋57.1％）
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。
ちなみに、「業績予想の修正」などが発表されたことを受けて、ミツウロコグループホールディングスの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2022年12月16日）の終値1024円より196円も高い1220円（＋19.14％）を記録しており、来週の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
【※関連記事はこちら！】
⇒夜間取引（PTS取引）ができる証券会社を紹介！ 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較！
ミツウロコグループホールディングスの過去5期の業績の推移は？
| ■ミツウロコグループホールディングス（8131）の過去5期の業績の推移 | ||||
| 期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
| 2019/3 | 2293億円 | 36億円 | 45億円 | 32億円 |
| 2020/3 | 2401億円 | 72億円 | 82億円 | 35億円 |
| 2021/3 | 2264億円 | 52億円 | 60億円 | 33億円 |
| 2022/3 | 2500億円 | 8億円 | 29億円 | 19億円 |
|
2023/3 （予想） |
3400億円 | 63億円 | 80億円 | 30億円 |
ミツウロコグループホールディングスは、2022年3月期に「減益」となっているものの、2023年3月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となる見通しだ。
参考として、ミツウロコグループホールディングスの株価も確認しておこう。ミツウロコグループホールディングスの株価は、約1年前にあたる2021年12月の終値1216円から、発表当日（2022年12月16日）の終値1024円まで、15.7％下落した水準で推移している。
■ミツウロコグループホールディングス（8131）の株価チャート／月足・5年
ミツウロコグループホールディングスの配当利回りは？
ミツウロコグループホールディングスの2022年12月16日時点の株価（終値）は1024円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。
【※ミツウロコグループホールディングスの配当利回り】
株価：1024円
年間配当額：27円
配当利回り：27円÷1024円×100＝2.63％
ミツウロコグループホールディングスの配当利回りは2.63％。2022年11月の東証プライムの平均利回りは2.26％（配当実施企業のみ）なので、ミツウロコグループホールディングスの配当利回りは「やや高め」と言える。なお、ミツウロコグループホールディングスは、「ミツウロコグループ共通eGift」などがもらえる株主優待を実施している。
ミツウロコグループホールディングスは、ガス・石油などを扱うエネルギー事業と、発電・電力小売販売などの電力事業を主軸とする会社。清涼飲料水の製造販売や不動産開発なども手掛けている。2023年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高35.9％増、営業利益665.4％増、経常利益173.5％増、親会社株主に帰属する当期純利益57.1％増と好調（すべて前期比）。
【※関連記事はこちら！】
⇒【2022年12月】業績予想を「上方修正」した銘柄を増加率順に紹介！ 営業利益が前回予想比2.4倍のミツウロコグループホールディングス、同1.6倍のダイコク電機などに注目
| ■ミツウロコグループホールディングス | |||
| 業種 | コード | 市場 | 年間配当額（予想） |
| 卸売業 | 8131 | 東証スタンダード | 27円 |
| 株価（終値） | 最低投資金額 | 最低投資金額 | 配当利回り（予想） |
| 1024円 | 100株 | 10万2400円 | 2.63% |
|
【※ミツウロコグループホールディングスの最新の株価・配当利回りはこちら！】
 |
|||
| ※株価などのデータは2022年12月16日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 | |||
