キユーピー(2809)は、2024年11月期の業績予想を修正し、前期比および前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2024年7月4日の15時に発表した。

キユーピーは、マヨネーズやドレッシングなどの調味料が主力の食品メーカー。キユーピーは、マヨネーズやドレッシングなどの調味料が主力の食品メーカー。
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 キユーピーは2024年11月期の業績予想を修正し、
売上高:4860億円
営業利益:340億円
経常利益:361億円
親会社株主に帰属する当期純利益:207億円
とすると発表した。

 前回予想比では、
売上高:+60億円(+1.3%)
営業利益:+30億円(+9.7%)
経常利益:+39億円(+12.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+33億円(+19.0%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

 キユーピーによると、「第2四半期連結累計期間の実績および最近の経営環境を勘案」した結果、今回の「業績予想の上方修正」を発表したとのこと。「市販用、業務用、海外それぞれのセグメントでの売上伸長や、それに伴う収益改善が当初想定を上回る進捗であったことなど」を主な要因として挙げている。

 なお、前期比では、
売上高:+309億円(+6.8%)
営業利益:+143億円(+72.6%)
経常利益:+156億円(+76.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+75億円(+57.1%)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。

 ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、キユーピーの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2024年7月4日)の終値3164円より196円高い3360円(+6.19%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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キユーピーの過去5期の業績の推移は?

■キユーピー(2809)の過去5期の業績の推移
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2020/11 5311億円 283億円 289億円 115億円
2021/11 4070億円 279億円 296億円 180億円
2022/11 4303億円 254億円 272億円 160億円
2023/11 4550億円 196億円 204億円 131億円
2024/11
(予想)
4860億円 340億円 361億円 207億円

 キユーピーは2023年11月期に「減益」となっているものの、2024年11月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となる見通しだ

 参考として、キユーピーの株価も確認しておこう。キユーピーの株価は、約1年前にあたる2023年7月の終値2307.5円から発表当日(2024年7月4日)の終値3164円まで、1.3倍に上昇した水準で推移している。

■キユーピー(2809)の株価チャート/月足・5年

キユーピーの配当利回りは?

 キユーピーの2024年7月4日時点の株価(終値)は3164円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※キユーピーの配当利回り】
株価:3164円
年間配当額:中間23円+期末31円=54円
配当利回り:54円÷3164円×100=1.70%

 キユーピーの配当利回りは1.70%。2024年6月の東証プライムの平均利回りは2.20%(配当実施企業のみ)なので、キユーピーの配当利回りは「やや低め」と言える。

 なお、キユーピーは保有株式数と継続保有期間に応じて「自社グループ商品」がもらえる株主優待を実施している。

キユーピーは、マヨネーズやドレッシングなどの調味料が主力の食品メーカー。フルーツ加工品やサプリメントなども手掛けている。2024年11月期(通期)の連結業績予想は、売上高6.8%増、営業利益72.6%増、経常利益76.2%増、親会社株主に帰属する当期純利益57.1%増と好調(すべて前期比)。
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■キユーピー
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
食料品 2809 東証プライム 54円
株価(終値)     最低投資金額     最低投資金額     配当利回り(予想)
3164円 100株 31万6400円 1.70%
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