エコス(7520)は、2024年2月期の業績予想を修正し、前期比および前回予想比で「増収・増益」とする予想を、2024年1月9日の15時に発表した。

エコスは、「エコス」や「たいらや」などの食品スーパーマーケットチェーンを展開している企業。エコスは、「エコス」や「たいらや」などの食品スーパーマーケットチェーンを展開している企業。
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 エコスは2024年2月期の業績予想を修正し、
営業収益:1270億円
営業利益:54億円
経常利益:54億円
親会社株主に帰属する当期純利益:33億円
とすると発表した。

 前回予想比では、
営業収益:+40億円(+3.3%)
営業利益:+19億円(+54.3%)
経常利益:+19億円(+54.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+11億円(+50.0%)
となり、前回予想比で「増収・増益」の見通しとなった。

 エコスによると、「諸物価高騰の経済環境の中にあって、エブリデイ・ロープライスを強化するなど積極的な販売活動を推進」したことなどにより、「足許の業績は想定を上回るレベルにて推移」しているとのこと。この状況を踏まえた結果、エコスは今回の「業績予想の上方修正」を発表した形だ。

 なお、前期比では、
営業収益:+42億5200万円(+3.5%)
営業利益:+10億2500万円(+23.4%)
経常利益:+8億7800万円(+19.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益:+16億9000万円(+104.9%)
となり、前期比でも「増収・増益」となる見通しだ。

 ちなみに、「業績予想の上方修正」などが発表されたことを受けて、エコスの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2024年1月9日)の終値2530円より75円高い2605円(+2.96%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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エコスの過去5期の業績の推移は?

■エコス(7520)の過去5期の業績の推移
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
2020/2 1265億円 42億円 43億円 24億円
2021/2 1360億円 57億円 58億円 15億円
2022/2 1376億円 59億円 60億円 38億円
2023/2 1227億円 43億円 45億円 16億円
2024/2
(予想)
1270億円 54億円 54億円 33億円

 エコスは2023年2月期に前期比で「減収・減益」となっているものの、2024年2月期が業績予想通りの着地となれば、前期比で「増収・増益」となる見通しだ

 参考として、エコスの株価も確認しておこう。エコスの株価は、約1年前にあたる2023年1月の終値1875円から発表当日(2024年1月9日)の終値2530円まで、1.3倍に上昇した水準で推移している。

■エコス(7520)の株価チャート/月足・5年

エコスの配当利回りは?

 エコスの2024年1月9日時点の株価(終値)は2530円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※エコスの配当利回り】
株価:2530円
年間配当額:55円
配当利回り:55円÷2530円×100=2.17%

 エコスの配当利回りは2.17%。2023年12月の東証プライムの平均利回りは2.21%(配当実施企業のみ)なので、エコスの配当利回りは「平均的」と言える。

 なお、エコスは、100株以上の株式保有で、エコスグループ全店で利用可能な「株主ご優待券」あるいは「自社取扱米(コシヒカリ)」がもらえる株主優待を実施している。

エコスは、「エコス」や「たいらや」などの食品スーパーマーケットチェーンを展開している企業。2024年2月期(通期)の連結業績予想は、営業収益3.5%増、営業利益23.4%増、経常利益19.4%増、親会社株主に帰属する当期純利益104.9%増と好調(すべて前期比)。
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■エコス
業種 コード 市場 年間配当額(予想)
小売業 7520 東証プライム 55円
株価(終値)     最低投資金額     最低投資金額     配当利回り(予想)
2530円 100株 25万3000円 2.17%
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