ザ・マーケティング【実践篇】
激変する環境で通用する唯一の教科書
ザ・マーケティング【実践篇】
激変する環境で通用する唯一の教科書
書籍情報
- ボブ・ストーン/ロン・ジェイコブス:著 神田 昌典:監訳 齋藤 慎子:訳
- 定価:4180円(本体3800円+税10%)
- 発行年月:2012年06月
- 判型/造本:A5並製
- 頁数:400
- ISBN:978-4-478-02148-4
内容紹介
画期的アイデアが生まれるコピーライティングと発想法。発想のヒントからマーケティングの調査、実践、検証まで完全網羅。ノースウェスタン大学など、全米トップスクール37校の教科書。世界中で40年近く読み継がれる名著がついに邦訳。ボブ・ストーンの「7ステップ」がはっきりわかるキプリンガー・レターは要注目!
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目次
第3部 インターネットダイレクトマーケティング
第15章 インターネットダイレクトマーケティングの概要
eビジネスを構成している3要素とは
積極的に関わるネット利用者
個人情報保護とセキュリティが大きな懸念
ダイレクトマーケティングとインターネットは格好の組合せ
◎コスト削減と時間短縮につながる
◎インターネットに適応中の自動車業界
◎付加価値のある商品やサービスが提供できる
◎ビジネス拡大につながる
オンラインビジネスモデルのいろいろ
◎クリック&通販ビジネスはインターネットをどう活用しているか
ソーシャルネットワーキングを
ダイレクトマーケティングに活かすには
RSSフィードをどう活用するか
検索エンジンマーケティングはきわめて重要な媒体
◎検索エンジンはどのような仕組みか
◎検索エンジンを最適化(SEO)する
◎ペイドサーチ広告
◎検索連動型広告
◎キーワード戦略を立てるときのコツ
◎ローカル検索を活用する
◎ランディングページの目的
◎ランディングページをテストするのは一度に1つの変数だけ!
◎ランディングページから最大限のレスポンスを得るには
◎ランディングページについて最後にひと言
◎検索エンジンマーケティングとランディングページをどう分析するか
高まる無線インターネットの活用
◎ショートメッセージサービス(SMS)
事例研究 ピュリナフリスキーの「ミルク中毒」キャンペーン
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第16章 電子コミュニケーション
電子コミュニケーションなら低コストで1人ひとりに届けられる
ブランド確立とダイレクトコミュニケーションの相乗効果が重要
バナー広告のいろいろ
◎静止画バナー広告
◎動画バナー広告
◎インタラクティブバナー広告
バナー広告が効果的なのは、ダイレクトレスポンス広告の手法を取り入れているから
◎レスポンスのいいバナー広告をつくるには
バナー広告キャンペーンの目標をはっきりさせる
媒体計画を立て、テストを行う
◎アドネットワークを活用する
◎バナー広告をどう分析するか
ダイレクトマーケティングのツールとしてメールは費用対効果が最も高い
◎オプトイン名簿をレンタルする
◎オンラインデータベースを作成する
メールキャンペーンをどう企画するか
◎ダイレクトマーケティングの手段・手法をメールに応用する
◎効果的なメールを書く
◎効果的な件名にする
◎絞り込みとパーソナル化(個別化)で成果が3倍にも
◎メール送信頻度を工夫する
◎メールニューズレターを活用する
◎メールの分析でどんなことがわかるか
未承諾広告メール(迷惑メール)にならないために
◎2003年のスパム対策法(CAN–SPAM法)
◎CAN‒SPAM法以外の取り組み
メールについて最後にひと言
事例研究 カーズ・ドットコムの電子ニューズレター「ディーラーアドバンテージ」
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第17章 eコマース
消費者向けeコマースの拡大
さまざまなインフォミディアリ(情報仲介業者)
調達費の削減につながる
チャネル・コンフリクト(衝突)
顧客ビジネスプロセスをeコマース用に設計し直す
◎理想的なショッピングカートを用意する
◎オンラインによる顧客関係管理を検討する
◎一連のビジネスルールを定める
◎業務種目を確認する
◎業務用語集をつくる
買い手/売り手モデル
◎ネット流通で考慮すべきこと
◎オンライン媒体を組み合わせたネットプロモーション
◎やってはいけないウェブデザイントップ10
◎ネットショッピングサイトを検討する
◎受注プロセスをどうするか
◎カード支払承認
◎注文処理スケジュール
◎製造やピッキング
◎商品発送の選択肢を数多く用意する
◎支払いをどう受け取るか
◎インターネットはフィードバックにうってつけ
オンライン顧客のケアと育成を行うeカスタマーサービス
事例研究 ネットフリックス「いますぐご覧いただける映画があります」
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第4部 クリエイティブプロセスの管理
第18章 ダイレクトメールの企画
消費者はダイレクトメールをどう見ているか
郵便料金をよく調べる
ダイレクトメールの構成要素とレスポンスアップのコツ
◎封筒の役割
◎レターはいわばセールスマン
事例研究 ダイレクトメールを資金集めに活用
◎パンフレットで視覚的に伝える
◎レスポンスデバイスはわかりやすく、記入が簡単なものに
◎巻き込むしかけ(インボルブメント・デバイス)を入れる
◎バックスリップ(お札状のチラシ)で一目でパッと伝える
◎リフトレターで成約のチャンスを増やす
◎成功事例やお客様の声で信頼性を高める
◎セルフメーラー(簡易一体型封書DM)は経済的
◎ハガキは低コストで、相手も気軽に読める
◎立体型ダイレクトメールは高収益なもの向き
◎共同ダイレクトメールは低コストでテストできる
ダイレクトメールのコピーを吟味する
◎ベネフィットがレスポンスのきっかけに
◎コピーは人の基本的欲望に訴えるものに
成果をあげるコピーを書くための11のガイドライン
まずは定石に従ってレターを書く
◎レターの長さ、体裁、追伸
◎バーション別、パーソナル化コピー
ダイレクトメールは細部まで企画して効率アップ
1999年の不正郵便物防止執行法の影響
ダイレクトメールのクリエイティブについて最後にひと言
事例研究 ブルークロス・ブルーシールドのダイレクトメール「ブルーのいろいろ」
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第19章 カタログ通販ビジネスの企画と経営管理
〔コア・コンピテンシーその1〕商品計画
◎顧客を知る
◎ヒット商品をベースにする
◎商品戦略のいろいろ
〔コア・コンピテンシーその2〕ポジショニング
◎カタログのニッチ性とブランドを明確にするための4つの問い
◎競合他社のカタログと差別化する5つの要素
〔コア・コンピテンシーその3・その4〕新規顧客獲得と顧客名簿を活用したコミュニケーション
◎フロントエンド/バックエンドの役割を理解して実行する
◎顧客階層を理解してレベルアップしていく
◎レンタル名簿以外の新規顧客獲得戦略16通り
◎顧客名簿はカタログビジネスの最も重要な資産
◎発行部数計画を立てる
〔コア・コンピテンシーその5〕クリエイティブ
◎ページ割り付け
◎デザインとレイアウト
◎デザイン要素としての色づかい
◎デザイン要素としての書体
◎成約につなげるのはコピーの役割
◎写真やイラスト
〔コア・コンピテンシーその6〕注文処理
〔コア・コンピテンシーその7〕データベース戦略
〔コア・コンピテンシーその8〕数字面での事後分析
カタログビジネスとインターネット
◎受け身で攻める
オンラインカタログを成功させる3つの要素
◎技術面
◎グラフィック面
◎マーケティング面
カタログ通販のこれから
事例研究 ジェイ・ジル ── あるマルチチャネル小売業者についての考察
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第20章 新聞・雑誌広告の企画
見込客をしっかり思い浮かべる
効果的な見出しにする
強みとベネフィットを絞り込む
典型的なコピーの組み立て方
コピーを組み立てるほかの方法
商品/サービスの独自性をはっきり示す
事例研究 ブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーのリード/入学候補生キャンペーン
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第5部 マーケティング・インテリジェンス
第21章 モデリングを経営判断支援に活用
モデリングの目的は先を考えるために過去を振り返ること
顧客および見込客のモデリング
変数を定義する
◎変数を集める
◎検証する
レスポンスのモデリングに有効な2つの手法
◎回帰モデル
◎CHAIDモデル(カイ2乗分析)
モデリングは費用はかかるが不可欠、統計学の専門家でなくても使いこなせる
事例研究 データベースを活用した予測モデリングでマーケティング効果をあげる
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第22章 ダイレクトマーケティングの計算数字
単一取引コストと「マーケティング貢献利益」
◎マーケティングコスト
◎レスポンス率
重要業績評価指標(KPI)
マーケティング投資額を設定する
◎顧客の長期的価値あるいは生涯価値
◎顧客のグループ分けとグループ内での絞り込み
◎コンタクトの最終目標
継続して収益をもたらしてくれる関係
問合せ客コンバージョン計画
ダイレクトマーケティング事業を設計する
事例研究 DUDS(ドレッシング・アンダー・デュアレス・ソサエティ)
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第23章 画期的アイデアに不可欠な創造性とテスト
創造性と創造的であること
ブレインストーミングのルールとアイデア例
◎リーダーを選ぶ
◎ブレスト中のルール
◎ブレストで生まれた画期的アイデア4例
クリエイティビティを刺激する「SCAMPER」の法則
◎Substitute(置き換えられないか)
◎Combine(組み合わせられないか)
◎Add/Adapt(追加できないか/適用できないか)
◎Modify(加減できないか)
◎Put to other uses(転用できないか)
◎Eliminate/Simplify(省けないか/単純化できないか)
◎Reverse/Rearrange(逆にできないか/並べ替えられないか)
重要なことのみテストする
◎算出できるダイレクトメールのテスト規模
◎ダイレクトメールのテストはどうすべきか
新聞・雑誌広告をどうテストするか
◎正しいスプリットとは言えないスプリットラン
◎ハガキを入れる
新聞・雑誌広告で仮説をテストする
オンライン広告ならテスト範囲も広い
多変数テストを行う
創造性とテストは二者択一ではなく、どちらも重要
事例研究 ダイレクトメールによる定期購読テストのおかげでレスポンス率が70%アップ!
パイロットプロジェクト
重要ポイント
第24章 ダイレクトマーケティング用調査
オンライン調査を活用する
調査とテストは補い合う1つのプロセス
テストとトータルマーケティング調査のプロセス
◎第1段階 予備調査(状況分析)
◎第2段階 事前テスト
◎第3段階 テスト
◎第4段階 事後評価
1次データと2次データをどう使い分けるか
消費者調査の必須4要素
◎積極的属性グループの6つのクラスター
意識調査をターゲットと製品カテゴリーの
プロファイリングに活用
意識調査を顧客セグメンテーションに活用
◎保険の問合せ/加入者のプロファイル
◎クレジットカード加入者のプロファイル
◎衣類のカタログ通販利用者のプロファイル
調査を対企業マーケティングに利用する
◎的確な見込客を見つけ出す
1次調査をマーケティングおよび
クリエイティブ開発に利用する
◎どのような意思決定プロセスか
◎マーケティング環境を調査する
◎ソフトウェア選択にはどのような重要基準があるか
◎意思決定のための情報入手先を調査する
◎結果と推測に基づいた戦略展開
ダイレクトマーケティングにおける調査は今後どうなるか
事例研究 センサリーロジック
パイロットプロジェクト
重要ポイント
訳者あとがき
索引
著者
ボブ・ストーン(1919〜2007)
ストーン&アドラー(現在はヤング・アンド・ルビカム傘下)創立者で名誉会長。ダイレクトマーケティングの草分け的存在。世界を代表するダイレクトマーケターの大家。1979年に米国ダイレクトマーケティング協会殿堂入り。Associated Third Class Mail Users Association(大口郵便物利用者協会)元会長。International Society for Strategic Marketing(国際戦略マーケティング協会)特別研究員。ダイレクトマーケティング協会会長。ダイレクトマーケティング殿堂会員、ダイレクトマーケティング教育財団設立理事。
ダイレクトマーケティング教育への貢献に対してダイレクトマーケティング教育財団(DMEF)エドワード・N・マイヤー賞受賞、ダイレクトマーケティング協会の業界最優秀賞を8度受賞、同協会ゴールドエコー賞を2つ受賞(ダイレクトマーケティング教育財団の寄付依頼の8ページレターと、優れたコピーでジョン・ケープルズ賞を受賞)。
ロン・ジェイコブス
ジェイコブス&クレベンジャー社長。同社はマルチチャネルによるダイレクトマーケティング・コミュニケーション代理店として、ダイレクト、データベース、デジタルなマーケティングソリューションを提供している。1982年創立。クライアントに、オールステート損害保険、米国マーケティング協会、カーズ(ドットコム)、HSBC、IBM、インターナショナルトラックス、マイクロソフト、全米レストラン協会教育財団、オービッツ、ウルタ、 米連邦準備銀行など。米国およびカナダで訴訟時の鑑定人を務めている。実務家でもあり、教育者でもある。ノースウェスタン大学メディル校の「統合マーケティングコミュニケーション」プログラム上級講師、デポール大学では「ダイレクトマーケティング」認定プログラムのコーディネーターを1991〜95年まで務めた。1994年にはダイレクトマーケティング教育財団の「ダイレクトマーケティングの優秀教育者賞」を受賞。
コンサルティング業務やセミナーで、世界各国、そして全米各地を回り、マルチチャネルによるダイレクトマーケティングの手段・手法を行く先々で広めることに情熱を注いでいる。
シカゴのダイレクトマーケティング協会元会長。同協会の教育財団理事を長年務めているほか、同財団キャンペーン委員会元総会長。同協会の1998年最優秀ダイレクトマーケター。米国ダイレクトマーケティング協会の政治活動委員会の諮問委員会メンバー。
監訳者
神田昌典(かんだ・まさのり)
上智大学外国語学部卒。外務省経済局に勤務後、ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。
多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌では「日本一のマーケッター」に選出されている。
著書に、『全脳思考』『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『あなたの悩みが世界を救う!』(以上、ダイヤモンド社)、『成功者の告白』『人生の旋律』(以上、講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)、監訳書に、『ザ・コピーライティング』『伝説のコピーライティング実践バイブル』(以上、ダイヤモンド社)等がある。
訳者
齋藤慎子(さいとう・のりこ)
同志社大学文学部卒。米国の広告業界に学ぶ「成果主義」の広告制作会社で、売る広告、効く販促ツールの企画制作と、その世界各国向け展開に従事。その後、広告代理店AE、オーストラリアとスペインで社内翻訳などを経て、現在は英語とスペイン語の翻訳者。広告関連の訳書に、『ザ・コピーライティング』(共訳、ダイヤモンド社)、『伝説のコピーライティング実践バイブル』(ダイヤモンド社)、『究極のセールスレター』『究極のマーケティングプラン』(以上、東洋経済新報社)がある。