「超」入門 失敗の本質
日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
「超」入門 失敗の本質
日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
書籍情報
- 鈴木博毅 著
- 定価:1650円(本体1500円+税10%)
- 発行年月:2012年04月
- 判型/造本:46並製
- 頁数:248
- ISBN:978-4-478-01687-9
内容紹介
野中郁次郎氏推薦!累計52万部突破、今もっとも注目される組織論の名著を、若手戦略コンサルタントが23のポイントからダイジェストで読む。「戦略性」「思考法」「イノベーション」「型の継承」「現場活用」「リーダーシップ」「メンタリティ」…今日の閉塞感に横たわる、日本的組織の負の構造を乗り越えるヒント。
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累計52万部の組織論の名著をダイジェストで読む!
野中郁次郎氏(『失敗の本質』の著者)推薦!
「本書は日本の組織的問題を読み解く最適な入門書である」
なぜ日本は同じ過ちを繰り返すのか?
今、ロングセラーの古典『失敗の本質』が再び脚光を浴びています。
震災や原発事故への国の不十分な対応、リスク管理、情報の隠蔽……。
また、長年日本を牽引してきたソニーをはじめとする製造業の混迷、
国際競争の中で次々と日本企業が敗れていく現実を前に、
『失敗の本質』が明らかにした、日本的組織の特性に再度注目が集まっています。
日本軍と現代日本に潜む共通の構造
『失敗の本質』は大東亜戦争において、
米軍より物量や技術面で劣っていたのではなく、
日本という組織が持つ構造的・精神的な特性こそが
最大の敗因であることを明らかにしました。
戦局の前半で快進撃を続けた日本軍は、
数々の作戦の失敗から学ぶことなく、雪崩を打って敗戦へと向かいますが、
その裏では、組織が陥りやすい意思決定の矛盾や、
大本営と現地とのコミュニケーション不全といった
極めて今日的な問題が起きていたのです。
そうした日本的な組織の特性は、戦後の日本組織一般にも無批判に継承され、
今日の日本企業の凋落と衰退を生み出す大きな要因となっています。
途中で挫折した人でも大丈夫!
『失敗の本質』は素晴らしい示唆を含みながらも難解で、
最後まで読み通せた人、きちんと理解できた人は少ないかもしれません。
そこで、本書は若手戦略コンサルタントが23のポイントに整理して、
日本軍と日本企業が直面する「共通の構造」を、
普通のビジネスマンでも理解できるようにやさしくまとめた本です。
みなさんが所属するあらゆる組織への応用も可能です。
「あのとき」と変わらない日本人が陥る思考・行動特性を明らかにした名著には、
組織再生、日本再生へのヒントが満載です。
著者プロフィール
鈴木博毅(すずき・ひろき)
鈴木博毅(すずき・ひろき)1972年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント。MPS Consulting代表。大学卒業後、貿易商社にてカナダ・豪州の資源輸入業務に従事。その後国内コンサルティング会社に勤務し、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追求しながら、失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしている。わかりやすく解説する講演、研修は好評を博しており、顧問先にはオリコン顧客満足度ランキングでなみいる大企業を押さえて1位を獲得した企業や、特定業界での国内シェアNo.1企業など成功事例多数。ガンダムをビジネスに置き換えて解説したガンダム・ビジネス本シリーズは、楽しく組織論を学べる書籍として大いに話題を呼ぶ。著書に『ガンダムが教えてくれたこと』『シャアに学ぶ逆境に克つ仕事術』(共に日本実業出版社)、『超心理マーケティング』『儲けのDNAが教える超競争戦略』(共にPHP研究所)がある。
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