ブックタイトルシックス　２０１８　ＳＰＲＩＮＧ

概要

シックス　２０１８　ＳＰＲＩＮＧ

070　高級ファストバックという新しいジャンルを開拓し、世界中で高い評価を得てきたAudi A7 Sportbackがフルモデルチェンジ。最大の特徴は3リッターエンジンがスーパーチャージャーでなくターボ化されたこと。前輪の舵角に合わせて後輪が操舵される「オールホイールステアリングシステム」も採用。南アフリカのケープタウンを中心に高速道路やワインディングロードで乗ったところ、狭い所での取り回しがよくなるいっぽう、高速での走行安定性に感心。アウディでは48ボルトバッテリーを追加。高速など低負荷走行では広い速度域でエンジンを停止させ、再始動は電気モーターの力ですばやい。スマート端末のように操作できるモニターが大々的に採用されたのも新しい。慣れると使いやすく、走るオフィスという新しい価値を提供してくれる。2018年日本導入予定という。ラインナップは「E-PACE」と「R-DYNAMIC」の2本立てで、装備によってグレードが分かれる。「P300」（605万円～）、「P250」（475万円～）、「D180」（451万円～）。全長×全幅×全高＝4410×1900×1650ミリhttps://www.jaguar.co.jp/ボディは面の陰影がくっきり出るようになってシャープさを強調。LEDを使ったランプ類は点灯のさせかたとかがユニークで一見の価値あり。3リッターの「55 TFSI」は前輪駆動ベースで走行状況などで予測的に後輪に適切なトルクを配分するクワトロシステム採用。「55」は従来の排気量のかわりにアウディが新採用した表記によるもの。4.9メートルの全長などボディサイズは従来型とほぼ同じ。https://www.audi.co.jp/コンパクトだけれどオンもオフもこなす英国のSUVNEWS 02 JAGUAR E - PACEハイテクで武装してドライブもエンターテイメントも充実NEWS 03 AUDI A7 SPORTBACK　ジャガーの軽快なコンパクトSUV、「E-PACE（イーペイス）」が日本で発表された。全長4.4メートルと市街地でも使いやすいサイズと、コルス（コルシカ島）での国際試乗会での体験からすると、じつに軽快な走りが特徴的だ。日本ではガソリンとディーゼルの2本立て。前者が300馬力の「P300」と250馬力の「P250」、後者が180馬力の「D180」。ガソリンエンジンは突き抜けるような痛快な加速感が印象的。ディーゼルはトルク感たっぷりで、それでいて静かで上質。もうひとつの魅力は室内の質感。レザーを含めた素材感といい色づかいといいこのクルマならでは。インフォテイメントシステムもよく出来ていて、さすがジャガーと感心の出来だ。