ブックタイトルシックス 2018 SPRING

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概要

シックス 2018 SPRING

068フランス車とは縁がないひともいるかもしれないが、侮れない出来のSUV。ラリーで強いプジョーは、前輪駆動でも高性能と証明ずみ。左右のブレーキをうまく制御して道を選ばない走破性を持つ3008はその好例。1.6リッターガソリンと2リッターディーゼルともによい。357万円~http://www.peugeot.co.jp/[ プジョー3008 ]O そこまで知ったうえで乗ると、ほんとうにお金を払った価値があるでしょうが、なにも知らなくても、じつに快適で気持ちのいいクルマです。マニア度が高いかもしれませんが、高級SUVの真骨頂がありますね。SUVの範疇にいれていいかどうかわかりませんが、ぼくはトヨタ自動車が日本発売してくれたハイラックス、とても嬉しかったです。世界的なベストセラーですよね。ラダーフレームシャシーを活かして、どんなところでも走ってしまう。独特の乗り心地なのと、見た目がトラックなので、女性ウケはいまひとつかもしれませんが、男ならいちどは乗りたい。M 現在では珍しくなった強靭な剛性のラダーフレームですよね。ひとが乗るキャビンとのマッチングがとてもよくて、乗り心地もいいのではないでしょうか。リアはディファレンシャルギアとドライブシャフトが一体化したリジッドホーシングですが、現在では珍しく、いかにも耐荷重性が高いというかんじも頼もしいです。O 米国の西海岸とかだと4ドアのピックアップはダブルクルーキャブといってお金持ちに好まれはエンジン。ダイナミックバランスがしっかりとられているのと、各気筒均一な燃焼がじつにスムーズ。一瞬にしてマックスまで回りますよ。O こういうクルマは一度は体験してもいいかもしれないですね。ところでSUVではジャガー・ランドローバーがいろいろ新車を投入しています。ひとつは2017年秋に日本発売されたレンジローバー・ヴェラール。突起物がほとんどないようなスタイリングも特徴的ですが、室内のデザインや質感が、ほかにはないものです。より本格的な4WD車でいうと、ランドローバー・ディスカバリーの新型も2017年に発売さました。こちらも印象がいいクルマですね。M オフロードの性能が高いモデルですが、高速道路でもすばらしい味があります。とてもよく出来ていると感心させられます。サスペンションの作りがとてもいいんですね。アルミ合金を使った鍛造サスペンションアームという贅沢なパーツで、軽量化とともに振動をうまく吸収している。アルミ合金は振動吸収の物性が鋼より高いですから、それを十分に理解したうえで採用していますね。ていますね。フェラーリとかメルセデスAMGと一緒に車庫に入っているクルマです。M 軽快なSUVでは日本車のなかでも三菱が3月1日に発売したばかりの新型車、エクリプスクロスががぜん光っています。先行販売がヨーロッパというだけに、価格と質感、性能を兼ね備えている出来です。4WD制御は横置きエンジン車ではナンバーワン。トルクを適切にコントロールしてアクセルオフでも路面との〝対話?が上手なんです。すっぽ抜けるようなハンドリングになっていません。しっかりといつでも踏ん張ってくれる動力制御には感心します。三菱はアウトランダーPHEVというプラグインハイブリッドタイプのSUVもいい出来なんですよ。電動モーターを活かしてトルクを細かく制御。スタビリティーが高いですね。この金額でこれほどの精度の高い4WDは世界のどこにもないんじゃないですか。4輪駆動を知り尽くしているかんじです。滑りやすい路面でも、なんとかトラクションを確保して車両が滑るのをアクティブに回避する。O まだまだ語り尽くせませんが、2018年も楽しみですね!第5世代のディスカバリーは全長4970ミリに全高1890ミリの余裕あるボディサイズ。310馬力のガソリンエンジンと258馬力の3リッターディーゼルが用意され、どちらもたいへん好ましい。7人乗り仕様も。本格的4WDシステムを搭載しているがオンロードも快適。819万7000円~https://www.landrover.co.jp/[ ランドローバー・ディスカバリー ]フルモデルチェンジしたトップモデルのLS。3リッターV6搭載のLS500と、3リッターV6ハイブリッドのLS500h。二つのV6は違うエンジン。日本のクラフツマンシップを思わせる凝った内装も特徴だが、ファントゥドライブも。LS500 F SPORTはシャシーの出来が最高。980万円~https://lexus.jp/[ LEXUS LS500 ]※車両価格はすべて税込