ブックタイトルシックス 2018 SPRING
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シックス 2018 SPRING
046 近代建築の父と呼ばれるル・コルビュジエ。“住宅は住むための機械である”“家は生活の宝石箱でなくてはならない”などの至言を残した彼は、人体寸法と黄金比から導き出した建築における基本寸法「モデュロール」の考え方を家具にも取り入れ、人間の体に合うデザインを心掛けたという。彼が愛用し、建築作品にも使用したトーネットの傑作椅子「ウィーンチェア」は、当時の最先端であった曲木技術で体にフィットするフォルムを作る。この曲木技術はのちにスチールパイプを曲げる技術へと応用され、彼の家具の代表作「LCシリーズ」へと辿り着く。使い込んだトーネットの椅子は、彼のアイディアの源泉であり、住まいと家具を結び付ける入り口だったのだ。Le Corbus ier ( 1887?1965)ル・コルビュジエ建築家建築と家具を結び付ける1887年、スイス生まれ。近代建築理論を打ち立て、さらには都市計画などにも携わる建築界の巨匠。いとこのピエール・ジャンヌレや女性デザイナーのシャルロット・ペリアンと組んで、家具デザインにも力を入れた?Bridgeman Images