ブックタイトル週刊ダイヤモンド17年9月23日号
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週刊ダイヤモンド17年9月23日号
特集 株&投信 超理解 とはいえ、目先の債務上限問題がいったん収束したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)は、追加利上げやバランスシートの縮小に進みやすくなるとの声も出始めた。 だが、依然として米国の物価上昇は鈍い上、自動車の新車販売や不動産販売には陰りが見え始めている。さらには、金利正常化に前向きだったFRBのフィッシャー副議長の辞任は、利上げ観測を大幅に後退させている。 そもそも米長期金利は2%近くまで低下しているのに加え、「これまでの金融緩和による需要の先食いによって、景気が落ち込み始めた可能性がある」と、フコクしんらい生命保険取締役執行役員財務部長の林宏明氏はみる。 さらに、仮に米朝の武力衝突があれば、ドル円は1㌦=100円を切り、日経平均株価は急落するとの見立てもあるほどだ。 加えて、歴史的経緯を見ても、「西暦の末尾が7の年は荒れる」という経済合理性では説明がつかないアノマリーもささやかれる。 振り返ってみれば、1987年のブラックマンデーや97年のアジア通貨危機、2007年には仏BNPパリバを発端とするサブプライム問題が持ち上がり、翌年のリーマンショックという世界的な金融危機につながった。 もっともこうした不測の事態に備えるためにも、投資においては「時間の分散が大事だ」と林氏は言う。それには、本特集で述べる長期・分散投資が有効となってくる。次ページ以降でその効果について詳述していくので、参考にしていただきたい。AFP=時事末尾が「7」の年の株価騰落率と主な出来事戦後の下1桁が「7」の年1957年1967年1977年1987年1997年2007年2017年▲13.6%▲11.6%▲2.5%15.3%▲21.2%▲11.1%?主な出来事日経平均の年間騰落率「7の年」はほとんどが下落公定歩合引き上げ、預金貸出金利引き上げで急落国際収支、外貨準備高の悪化などで軟調に円相場急騰が重荷に米国でブラックマンデー(日銀の金融緩和などで日経平均は上昇)アジア通貨危機パリバショック北朝鮮問題が緊迫化アフロ13,00014,00015,00016,00017,00018,00019,00020,00021,00022,00023,000(円、ドル)3 5 7 9173 5 7 9 11 11611 12015年9月日経平均株価(円)ダウ工業株30種平均(ドル)29 週刊ダイヤモンド 2017/09/23Prologue適温相場に