ブックタイトルダイヤモンドクォータリー(2018年秋号) 顧客創造の実学 DIAMOND Quarterly

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概要

ダイヤモンドクォータリー(2018年秋号) 顧客創造の実学 DIAMOND Quarterly

経営資源を独創的に組み合わせ、持続的成長の仕組みを編み出すビジネスモデル競争の時代山田英夫|早稲田大学ビジネススクール 教授製品やサービスで差別化しても、競争のないホワイトスペースやブルーオーシャンを見つけても、その優位性は長くは続かない。なぜなら、すぐさま模倣されるか、より優れた代替品が開発されてしまうからだ。だからこそ、山田英夫氏は「ビジネスモデルが成功のカギを握っている」と言う。山田氏がビジネスモデルの研究にたどり着いた経緯は、世界のビジネスが、製品や価格の競争からビジネスモデルの競争へと変わっていった流れと重なる。品質や機能、コストや価格、あるいは市場シェアよりも、ビジネスモデルの優劣が問われる時代になったいま、その戦い方について山田氏のレクチャーを聞く。「プラットフォーム構築」と「顧客創造」のさらなる原動力へセコム流「全員経営」中山泰男|セコム 代表取締役社長水と空気と安全はタダといわれた日本において、安全という誰も手掛けたことのない新たなビジネスを起こし、数兆円規模のセキュリティ産業を根付かせたセコム。同社の歩みは、新たなマーケットを生み出した「顧客創造」の歴史そのものだったといえる。そして2016年、社長に就任した中山泰男氏は、「企業理念の透徹」「社員満足を原点とする全員経営」を掲げ、AI/IoTなどの最新テクノロジーと、他企業とのオープンイノベーションをベースとした「あんしんプラットフォーム」構想を打ち出し、新たな成長ステージへと舵を切った。セコムは、この困難な時代にどのような未来を洞察し、みずからをどう進化させていくのか。その原動力となるセコム流「全員経営」について、中山社長が語った。CONTENTS04 C-SUITE INTERVIEW TALKING POINTSDIAMOND Quarterly 216