ブックタイトル大学図鑑!2018
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大学図鑑!2018
43関東私大A 早稲田大学給付型奨学金いろいろ 早稲田大学独自の学内奨学金は約100種類。すべてが返済不要な給付型奨学金だ。「大隈記念奨学金」は、理系・人科・スポーツ・国際教養学部には100万円、文系学部には70万円が、2~4年次の成績優秀者に支給される。採用枠は104名。他にも「小野梓記念奨学金」は家計状況により40万円を支給、採用枠は481名。「めざせ!都の西北奨学金」は入試出願前から申し込み、認定者には年額40万円が4年間支給される。採用枠は1200名。演劇の早稲田 1966年、劇団早稲田小劇場の結成と同時に常打ち小屋として落成した「早稲田小劇場」。「早稲田銅鑼魔館」「早稲田芸術文化プラザどらま館」と名前や運営元を変えながら引き継がれ、2015年に「早稲田小劇場どらま館」として生まれ変わった。また、坪内博士記念演劇博物館は、アジア唯一の演劇博物館。能、浄瑠璃、歌舞伎などの日本の古典やシェイクスピア、現代演劇まで古今東西の演劇資料を幅広く収集・公開している。どうして所沢か? 所沢キャンパスをめぐっては、「場所は千葉の幕張の予定だったが、それだと『都の西北』じゃなくなるので所沢になった」という伝説がある。が、実際は「土地の値引率がよかったことで決まったみたい」(人科生)。「人とペガサス」 所沢キャンパスの正面広場中央にあるオブジェ。「現代社会に足を据え理想を求める建学の象徴」だが、爆風で吹き飛ばされ中の人と馬みたいな姿で、なんだか不安定だ。また、所沢の大隈重信像は首から上のみである。「生首重信」などと言う学生も。■戸山キャンパス(文・文化構想)「本キャン」から歩いて5分ほどの距離に、「文学部」と「文化構想学部」がある。通称「文キャン」。女子学生が多いことから、「花の文キャン」「戸山女子大学」と呼ばれている。文キャン男子はひょろひょろした草食系とオタク系が多い。女子はサブカル系、森ガール系、CanCam系、ナチュラル系とさまざまだが、総じて何となくアカ抜けない。 学生会館内のセブン‐イレブンのレジには、いつも長蛇の列ができている。ガラス張りのカフェテリアは「文カフェ」と呼ばれており、テラスが洒落ているが「夏は暑く冬寒い」と学生には不評。2013年に高層の新校舎ができたが、「窓が全面ガラス張りで文学の貴重な本が焼ける」との不満も聞かれる。2015年からは記念公堂の建て替えが始まり、またもや工事現場に(完成予定は2019年)。■西早稲田キャンパス(基幹理工・創造理工・先進理工) 高田馬場駅からは徒歩15分とやや遠めだが、東京メトロ副都心線の西早稲田駅に直結しているため、こちらを使えばかなり便利。キャンパス内には噴水があって、コンクリートむきだしの校舎もなかなかきれい。18階建ての51号館は日本ではじめてできた高層建築物だという。理工系の書籍が充実した図書館あり。体育の授業や教職の講義などの用で「本キャン」に出向く以外は、ほとんどこのキャンパスで完結しているという理工学部生が主流。略称「リコキャン」「大久保工科大学」。■所沢キャンパス(人間科学・スポーツ科学) 栄えているとは言い難い埼玉の小手指駅から、畑や野原を眺めつつバスで15分。キャンパス近くに「トトロの森」がある。「桑の実をとって食べることができるんですよ」「裏の山にタケノコも生えているけど、とるのは禁止になっている」といったスローライフな話題も。夕方になると人気がなくなり、夜の8時すぎには誰もいなくなる。 周辺にはこれといった飲食店もなく、キャンパス内で完結する学生生活を送ることに。スウェット姿で登校してくる学生もふつうにいる。入試を「本キャン」で受けた新入生たちは、そのあまりの「ワセダっぽくなさ」にショックを隠せない。別名は「所沢分校」、もしくは「所沢体育専門学校」「所沢体育大学」。 所沢キャンパスだけで取れる教職課程は「体育」などに限られていたり、ここではサークル活動にも限界があったりで、1~2年のうちは「本キャン」に出向く学生が多い。