ブックタイトル大学図鑑!2018
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大学図鑑!2018
464対1の少人数英語 語学を頑張りたい学生向けに“Tutorial English”という講座が用意されている。学生4人の超少人数で能力別・目的別にクラスが編成される。1年次に必修科目として指定している学部もある。難易度は学部で違う。「社学はゆるく、政経は教師によって違い、法はかなり厳しい」そうだ。中国版「チュートリアル中国語」コースもある。国際教養学部の学生気質 全般的にみんな課題に追われて忙しいので、お互いに助け合い励まし合おうという姿勢で結束は固い。「ここに入学して後悔することはまずない」「楽しい。入ってよかった」などの意見多数。「SILSにはかわいい女の子がたくさん」「SILSにはカッコいい男の子もたくさん」といった自画自賛的な声も多いが、確かにうなずけるかも。というか、派手。帰国子女が多いためかファッションセンスが異国風だったりして、ラウンジでバースデーパーティをするなどの自由な振る舞いに、校舎が同じ商学部生は押され気味だとか。夏休みになると、みんな日本からいなくなる。学生会館 かつてサークル部屋は各校舎に点在していたのだが、戸山キャンパスの巨大な学生会館(地上11階、地下2階)に集められた。館内にはコンビニも入っており、夜の10時まで開放。年間3000円で利用できる地下2階のトレーニングセンターの評判は上々だ。が、各部室はホテルのようなカード式の出入りシステムで、密室感が強い。程からなる教育学専攻と、小学校教員免許が取得できる初等教育学専攻があるが、卒業後に教員になる人は1割もいない。国語国文学科と英語英文学科は、言語学にも重きを置いている。両学科とも出欠に厳しいことで知られる。 社会学科は地理歴史専修と社会科学専修があり、後者は政治学、経済学、法律学、マスコミュニケーション学などを扱う社会科学部のような専修。理学科は、生物学専修と地球科学専修。数学科は数学教育のプロをめざす学科。複合文化学科では、外国文化やサブカルチャーなど、広く文化現象を研究する。●社会科学部 政治学、経済学、法学、商学など、社会科学の分野を中心に横断的に学ぶ。人文科学や自然科学も一応扱う。「社会学部」と間違いやすいが、社会学を専門にするところではない。 学生気質は「政経と商を足して2で割った感じ。ほどよくマジメ」で、「大好きな早稲田ならどの学部でもいいから入りたかった」という学生がかなりいる。学問領域が広く、単位取りも楽だが、「自由すぎて、なにが学びたいか分からないまま卒業していく人間が多い」とも。●国際教養学部 英語をはじめとした語学を重視し、既存の学問体系にとらわれない学際的な学部をめざしている。慶應のSFCが産学連携やITを売りにする実学色の強い学部であるのに対し、こちらの主眼はリベラルアーツ、教養教育だ。研究対象は、哲学から物理学、経営学から芸術学までごった煮状態。 通称シルス(SILS=School of International LiberalStudies)、またはコッキョウ(国教)。学部内ではシルスと呼ぶことが多い。学生の3人に1人は外国人留学生で、日本人の一般入学生のうち7割ほどが帰国子女。「海外経験の少ない一般学生は『純ジャパ』と呼ばれ劣等感を持っている」(国際教養学部生)。見た目では日本人(おそらくアジア人)同士が英語で会話を交わし合い、かと思えばバリバリな西洋人が日本語の練習をしていたりと、独特な光景があちこちで広がっている。 少人数制のため、クラスメートとはすぐ仲良くなる。先生との距離もあまりない。多くの学生が「先生には顔と自分の名前を覚えてもらうことが重要」と認識している。休憩などの空き時間には上の階にあるオフィス(SILS生は「教授室」と呼ばない)へと先生を訪ねることは当たり前。留学が必修だが、あまりに成績が悪いと留学できないこともある。課題は多く、出席も重視されている。