ブックタイトル仮想通貨革命
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仮想通貨革命
26まりに斬新なので、多くの人は戸惑うだろう。マイクロペイメントが引き起こす社会革命『ニューヨーク・タイムズ』電子版で、マーク・アンドリーセンがビットコインの未来について語っている(Why Bitcoin Matters, 二〇一四年一月二一日)。彼は、最初のウエブブラウザである「モザイク」の発明者だ。これは、「ネットスケープ」として商品化され、インターネットの世界に大旋風を巻き起こした。ビットコインについてアンドリーセンがとくに注目しているのは、安全性と送金コストの安さだ。それによって、これまでできなかったことが可能になる。さまざまな企業活動やサービスを、ビットコインの上に築くことができるのである。現在の送金コストは、先進国でも送金額の二?三%だが、これがゼロに近くなることの効果は、きわめて大きい。利益率が二?三%より低い事業(したがって現在の送金システムでは成立しない事業)も経済的に成立しうるからだ。その一つは、マイクロペイメント(きわめて少額の支払い)だ。これが実現すれば、従来はできなかったことが可能になる。最も明白な例は、コンテンツの有料化である。一〇〇円未満の課金が可能になれば、コンテ