ブックタイトルたった7日で株とチャートの達人になる! 改訂版
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たった7日で株とチャートの達人になる! 改訂版
&株価チャートの〝つくり?をマスターしよう?? 日目12高値圏で長い陽線が出ると、一段と上昇が加速するサインになることもありますが、相場が過熱しすぎではと警戒する投資家も出てきます。そこで、ここでは、業績や割安さなど(5日目参照)も合わせて判断することが大切です。また、長い下ヒゲが出る動きは、一般的には買い圧力の強さを意味しますが、上昇が続いた末に高値で長い下ヒゲが出ると、株価が崩れる兆候になることも多々あります。特に、長い下ヒゲをつけたあとに、その下ヒゲよりも下がる動きになると、トレンドが下降に転換したサインです。このように、同じローソク足のカタチでも、高値圏で出るのか安値圏で出るのかで見方は変わります。大陽線や、長い下ヒゲが高値圏で出たら、どう考えればいいの?ローソク足の〝カタチ?と〝位置?で株価の動きの先を読む前ページではローソク足あしの基本的な形について説明しましたが、実際のローソク足にはさまざまなバリエーションがあります。ここでクイズです。左ページの上を見てください。①?③のローソク足がどのような値動きを示しているのか、a?cの中から選んでみましょう。①は、上ヒゲも下ヒゲもなく、長い陽線となっています。寄より付つき(朝イチ)から上昇し続けて、その日の高値で取引を終了した動きを示しますからbが正解となります。②は、陽線ですが、長い上ヒゲが伸びています。これは、一度大きく上昇する動きを見せたものの、高値をつけた後は〝売り?の勢力に押し戻されてしまった、という動きを示しています。aが正解です。③は、「胴体」の部分がペチャンコに潰れています。これは、始値はじめねと終値おわりねが同じだったことを示しています。cが正解となります。さて、一通りローソク足の説明をしたところで、再び株価チャートを見てみましょう。実際の株価チャートは、左ページに掲げた例のように、さまざまなローソク足が組み合わさってできています。株価は毎日さまざまな動きをするわけですから、毎日のローソク足もさまざまな形になるわけです。ローソク足チャートは日本人が発明したものですが、これが優れている点は、株価の大きなトレンドやリズムなどをつかめるだけでなく、毎日の株価の動きもわかってしまう点にあります。ローソク足1本1本が、その時々の株価の状態や転換点などを示すヒントとなるのです。特に、長い陽線と陰線、長い上ヒゲや下ヒゲなどは、株価リズムや需給状態(買いたい人と売りたい人、どちらが多いか、などの状況)を占う上で重要な意味を持ちます。左の株価チャートのa地点では、大陽線(長い陽線)が出ています。この例のように、株価が横ばいの状態から大陽線が出ると、株価の上昇が始まるサインの可能性があります。この例でも、その後株価は上昇していきました。続いてb地点では、株価が上昇した高値圏で長い上ヒゲ出ています。これは、いったんグンと上がってからグンと下がったことを意味します。つまり、上昇が加速したところでドッと売りが増えてきたということです。それに続くc地点では大陰線(長い陰線)が出ていますが、これも株価が大きく下落したことを示しますから、売り圧力が強くなっていることがわかります。そして、株価が大きく下げた安値圏のd地点では長い下ヒゲが出ています。これは株価がいったん下がったもののグイッと戻したことを示すため、買い圧力が出始めて株価の下落が底を打った可能性があります。この例でも、株価はその後持ち直す動きになりました。なが?いヒゲとなが?い胴体に注目!ローソク足のパターンを覚えようあし