ブックタイトル2014-2015 世界のマネーは米国に向かう
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2014-2015 世界のマネーは米国に向かう
6相場のメガトレンドを決める要因は多くあるが、特に重要なチェックポイントとして以下がある。① 景気サイクル株式相場には、景気と連動して、長期の上昇トレンドが発生する。およそ10年に一度の景気拡大期に株価は上昇し、景気悪化時に株価が下落する。景気サイクルは、金利のサイクルを生む。そして、これが為替相場に影響する。世界的な好景気の時は、世界的に金利が上がるが、経済成長率とインフレ率の低い日本の金利は、欧米ほどは上がらない。つまり、世界的な好景気の時は内外金利差が拡大し、日本のマネーが海外に流れていく。そのため、円安になりやすい。たとえば、前回の米国の景気のピークは2007年であったため、米国の長期金利も2007年に5・3%とピークをつけた。日米金利差は3・3ポイントと最大となり、円ドル相場は124円まで下落した。このため、トヨタ自動車を筆頭に、日本の輸出企業の多くは史上最高益を更新し、日経平均は1万8261円と高値をつけた。このように、景気サイクルは、株式、債券、為替、すべての相場に影響する。