ブックタイトルファーストコールカンパニー宣言
- ページ
- 9/10
このページは ファーストコールカンパニー宣言 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ファーストコールカンパニー宣言 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ファーストコールカンパニー宣言
ファーストコールカンパニー宣言1顧客価値のあくなき追求35ピンチの後、売上げを落としてそのまま伸び悩み、次のピンチでまた売上げを落として伸び悩む会社。ピンチをチャンスに変えて売上げを伸ばしていく会社。多くはこの三パターンである。 大きなショックがあると、顧客価値が変わる。顧客価値が変わったら、戦略を見直して新たな顧客価値にアプローチする。ショックのたびに売上げが伸びるのは、それができているからであり、そういう会社であれば、顧客価値にきちんとアプローチできていると言える。逆に、アプローチできていなければショックのたびに売上げを落とし、最悪の場合は市場から退場せざるを得なくなる。 三つ目の尺度は、投資効率である。顧客価値を追求していくと、顧客数が増え、投資効率が高くなる。顧客価値を追求すれば、顧客数が伸び、売上げが伸び、投資効率が上がるからだ。 この三つの尺度をチェックすると、自社が顧客価値を追求する準備ができているかどうかを評価できる。無限の変化に挑む「既存客も、最初は顧客ではなかった」と考えたことはあるだろうか。創業はゼロからの出発である。「顧客は来てくれないもの」「銀行は貸してくれないもの」「社員は入社してくれないもの」。創業時はないない尽くしの経営だったはずだ。